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無料の保険相談サービスの儲けの仕組みとカラクリ

みなさんは無料の保険相談サービスってご存知ですか?

保険の契約などを行うところは保険代理店ですが、窓口は保険会社の人なので、「申し込まないと悪いかな」「グイグイ来るからちゃんと選べなかった」などの経験がある人も少なくないと思います。

そこで別の手段としてあるのが、ファイナンシャルプランナー(FP)と呼ばれる人と保険選びについて相談できるサービスです。

こういったサービスを提供する会社はいくつかありますが、「無料でできるってなんか怪しくない?」と正直思いませんか?

そこで本記事では、無料の保険相談サービスの仕組みと儲けのカラクリについて書いていきます。

保険相談サービスとは?

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無料の保険相談サービスとは、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に保険選びや資産運用などについて相談できるというサービスです。

保険代理店や独立系ファイナンシャルプランナー(以下『FP』で表記)と契約している事業者が仲介役となり、保険や家計相談をしたいユーザーとFPのマッチングを行い、相談する場を提供してくれます。

ファイナンシャルプランナーってどんな人?

ファイナンシャルプランナーとは、ファイナンシャル(財政上)のプランナー(立案者)という意味で、簡単にいうとお金と保険の専門家です。

主に貯蓄計画や資産運用、住宅購入、保険選び、企業のリスクマネジメントに関しても助言してくれる立場であり、アメリカなどの海外では「弁護士」や「医者」と並んで知名度の高い職業です。

企業に属するFPと独立して活動しているFPに分けられますが、保険相談サービスのFPは独立系であることが多いです。というのも、企業に属するFPである場合は、企業商品を勧める場合が多いため、どうしても提案や保有商品に偏りが出てしまいます。

FPは様々な保険会社の商品や金融資産を提案し、ユーザーに契約してもらうことでその手数料を生業としていますが、企業専属FPではその企業の商品を勧めることで多く手数料を受け取っている可能性が高いというワケです。

どうせなら1社の保険や金融商品から選ぶより、様々な会社のものを比較してプランや商品を提案して欲しいですよね。

保険相談が無料でできるワケと儲けの仕組み

さて、ここで気になるのがFPをユーザーに紹介(マッチング)する事業者の儲けの仕組みです。

先ほど、FPはユーザーに契約してもらった商品を扱う保険会社などから、手数料を受け取っているとお話ししました。しかし、そのFPをユーザーに紹介する保険代理店や事業者は?と疑問に思うかもしれません。

実は、無料相談サービスを提供する(FPを紹介する)事業者は、FPに顧客を紹介したとしてFPから広告料を受け取っています。

そのため、ユーザーには無料で保険相談サービスを提供することができ、FPには顧客を紹介できるというWinWinの関係にあったワケです。これが無料で保険相談ができる仕組みと儲けのカラクリです。

うまいですよねぇ。

こういった”穴”や”隙間”にビジネスチャンスが広がっているんですね。

保険相談サービスを利用するメリット

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実際、保険会社や窓口ではなく、FPとの保険相談サービスを利用するメリットは何なのか解説していきます。

メリット⒈いろいろな会社の保険を比較できる

1つの保険会社に依存しないFPとの相談サービスだからこそのメリットですね。これについては前述もしていますが、保険会社によって商品も違えば、その人に合っている保険も違います。

独立系FPはいろいろな保険会社の商品と情報を持っているため、他社比較しながら最適な保険選びをすることができます。

メリット⒉相談しながらいろいろ聞ける

今でこそ多種多様な保険や金融商品がありますが、ネットで見比べるのも大変ですし、よくわからない人も多いのではないでしょうか。

ですが、保険相談サービスは『相談』がメインなので、直接話を聞きながら保険選びができます。相談できる内容は何も保険だけでなく、老後の資産運用や子どもの教育費、ライフプランに合わせたマネープランについても相談できます。

わからないことや疑問に思ったことをその場で聞けるのは、やはり納得感も安心感も違いますからね。

メリット⒊契約の義務はない

直接合って相談しながらだと、「契約しないといけないの?」と思うのが当然です。結論から言うと、相談サービスを利用したからといって契約の義務はなく、むしろ押し売りやしつこい勧誘はイエローカードです。

保険相談サービスを運営する事業者は、利用者がいなくては商売になりません。FPがそういった行為を行えば、当然事業者にクレームが入りますし、噂が広まって、たちまちサービスが立ち行かなくなってしまいます。

保険相談サービス事業者が守るのは「FP」ではなく「顧客」です。

保険相談サービスを利用するデメリット

ここまで、保険相談サービスのメリットばかり主張しましたが、デメリットや注意しておかなければならないこともあります。

デメリット⒈失礼なFPや強引な営業してくるFPも当然いる

やはりデメリットとしてはここが大きいです。

保険相談サービスのほとんどは、ユーザーの相談内容や地域などをもとに、最適なFPをマッチングするようにしています。ただ、相性や求めるものが違ってきてしまうことは当然あります。だって第三者が選んでいますから。

FPも契約を取りたいわけですから、契約の傾向がなければ失礼になったり、強引な営業をしてくる場合もあります。先ほどメリットで契約の義務はないと書きましたが、やるやつはやります。ただ、そうした場合は事業者にすぐに変えてもらうか、不快な思いをしたことを伝えれば、おそらくそのFPは提携解除されるでしょう。

デメリット⒉第三者(事業者)を通すのでややこしい

FPと利用者のマッチングは第三者(事業者)が行いますが、その後の連絡等はFPと利用者同士で行われることが多いです。ただ、それまでは事業者が間に入って話を進めるので、安心といえば安心ですが、要求や要望は事業者を通すので煩わしさがあるかもしれませんね。

デメリットは正直このくらいです。

実際、サービスはすべて無料ですし、相談だけしていろいろと話を聞いておくだけでもかなりメリットがあります。

保険相談サービスが無料で利用できる仕組みやカラクリもわかったことですし、人生の節目や子どもが生まれた時などに保険の見直しや家計相談をしてみるとよいでしょう。

保険相談サービスができるところは?

FPとの保険相談サービスを提供している事業者は、実は意外とあります。

有名どころでいえば、

・保険見直しラボ
・保険マンモス
・保険のビュッフェ(マネードクター)
・みんなの生命保険アドバイザー
・ほけんのぜんぶ
・保険コネクト

辺りがサービスも充実していて、FPが来訪してくれます。

FPの質やサービス内容の良さなどで見ると、おすすめは以下の3つ。

>> 保険マンモス【公式サイト】

>> 保険見直しラボ【公式サイト】

>> ほけんのぜんぶ【公式サイト】

上記の3つはFPの質も高いですし、無理な勧誘や押し売りを禁止しています。何度でも無料で相談できるのも大きな魅力の一つですね。

最後はただの紹介になってしまいましたが、こういうサービスが無料で使えるのに、利用しないのはもったいないので是非一度利用してみてください。

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