_はやしの読書ログ

内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術

内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術』竹下 隆一郎 (著)
ハフポスト編集長・竹下さんの著書。
記者として、編集長として、日々たくさんの人と会って対話している竹下さんの語る「人脈術」とは?と思い、読ませていただきました!

<要点>

①時代的にも、「人脈モンスター」が正とは限らなくなり、内向的な人が活躍できる「ピンポイント人脈」の時代になった。
②具体的な人脈術ポイント7つと「ピンポイント人脈」がもたらすメリット
③勝手につながってしまう社会に生きているからこそ、自分の「好き」という感情や直感に素直になり、好きな人と深く関わること。

<学び>

■「うん、でもね」「そうは言っても」を口にする人は相手にしない

ここの事例で出てきた、スタンフォード大で出てきた演劇を使ったワークショップの例がすごく興味深かった。
・どんな意見に対しても、「YES」を返すパターン
・どんな意見に対しても、「NO」を返すパターン
・どんな意見に対しても、「YES,BUT」を返すパターン
上記3つのパターンそれぞれで寸劇をした時、3つ目のパターンの時が一番空気が悪くなった、と。

会話がどんどん、小さく小さく閉じ始め、話が大きく「展開」していかないのです。

たしかに、物事が展開していかないバッドワードだな、と感じた。自分が過去付き合っていた人の中にもこういった発言する人がいて、だから嫌だったんだとも感じた。自分も言わないように気をつけよう。

■スモールトークを身につける

名刺に頼らない「ちょっとした雑談」のことを「スモールトーク」と英語では呼ぶそうです。

濃い内容のスモールトークをするのもピンポイント人脈を構築するコツなのだと学びました。

私自身、スモールトーク(雑談)に苦手意識があるので、濃い内容のスモールトークができるように日々準備しておこうと思いました。


<スモールトークができるために…>
事前に3つのことをメモしておく。
1,仕事や研究テーマのことに関して
→ただし、具体的な企業名や役職名は書いてはダメ。「何に自分が最も情熱を傾けているのかを書く」こと。
2,食べ物
→お気に入りのお店について、どんな店なのか、看板メニューは何なのか、など。
3,自分が相手に聞きたいこと
→少なくとも3つは書く。
雑談のコツは、「自分がうまくしゃべることにではなく、上手に聞くことにある」

<個人的な感想>

「無理に外交的な人間を演じなくてもいいんだ」と思わせてくれる一冊だったと思います。ただ一方で、自分が好きだと思う人とは深くつながることで、自分がやりたいことだったり興味を広げていくことができるとも感じられました。
どうしても繋がってしまう時代において、受け身でつながってしまう人間関係とは別に、自分の好きなようにつながりたい、という言葉が印象的でした。どうしても繋がってしまう時代だからこそ、受身的にではなく、自覚的に人とつながっていきたいと思いました。また、自分がつながりたい!と思う人と繋がれるように、自身がもっともっと魅力的な「つながりたい」と思ってもらえる人間である必要があると、下記の言葉を読んで感じました。

自分自身が面白いことをし続けること。
…何か普段と違う、自分の生活の延長線上にないな、と相手に思わせると、「面白い人だな」と感じてもらえます。

自分自身が、素敵だなとか面白いなと感じる人ってたしかに「変化」を持っている人だな、と。惰性での継続に意味は無いことを改めて心に留めて、魅力的な人間に近づけるように頑張りたいと思いました。


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