週末レビュー(2022/03/19)
週の出来事と雑感
週末レビューを書いていると、普段いかに自分が頭を使えていない痛感させられる。特に”読んだ本・観たもの”を書いているときに初めて、「これ見て結局何を学んだっけ」と考えることが多いからだ。
仕事については分析分析分析…顧客への提案に向け、また、社内向け改善業務のためExcelを頭が痛くなるほど見つめた二、三週間だった。
ノートのとり方
仕事が忙しくでも、学ぶこと考えることは止めたくない。そのテーマについて考えている時、それにだけ集中できるようテーマ毎にノートを分けることにした。
セールスについて
リーダー業務について(マネジメント、リーダーシップ)
マーケティングについて
IT業界について
ノートは蔦屋書店で一目惚れしたMnemosyneを使っている。
これまでは全て一緒くたのノートにしていたが、ページ前後のつながりなどの利便さから当分このスタイルが続きそうだ。
トレーニング
新しいジムができた。それ以来、このアプリで全メニューを記録して振り返るようにしている。
各部位について直近いつトレーニングしたか、前回比で重量はUPしているかなど一目で確認することができるので、前進感が半端ない。何事もデータ取って振り返らないと気が済まない性格になってしまった。
リーダー
最近は、”良いリーダーとは”について考える機会が多い。
現時点では、リーダーの構成要素として、マネジメント(成果創出を支える)とリーダーシップ(メンバーの主体性を引き出す)の2つがあると考えている。特に後者のリーダーシップについて、徐々に考えが進んできた。
よく、メンバーの良さを引き出すためには、「メンバーのことをよく知ろう」と言われる。では、この”よく知っている”状態とは、具体的にどのような状態を指すのだろうか。他部署のマネージャーへのインタビューなどを通じて、以下の2つだと思っている。
各メンバーが何に意義や成長を感じ、どんな時に自己肯定感を上げられるかを知っている。
各メンバーが業務において、どのように”その人なりの合理的判断”をしているかを知っている。
一つ目については、1年後に目指す姿からの逆算や、これまで感じたことについて1on1で腹を割って話すなど、(実態はさておき)比較的多くの組織で取り入れられているように感じる。
二つ目については、例えばメンバーが非効率な業務フローを踏んでいるとき、一見怠惰に見え流ような働き方をしているとき、未達続きの時など、「なんでこんなこともできない/していないんだ?」と片付けてしまっているケースは多いのではないだろうか。
ただ、誰も「成果を出さないでおこう」や、全ての業務において「手を抜いておこう」など思っていないはずだ(そう願う)。
そこで重要になるのが、先のマネージャーの言葉を借りると「基準を下げずに目線を合わせる」だ。一見相反する二つだが、具体例を用いるとわかりやすい。
例えば、毎日必ず10やらなければならないタスクがあるとする。ただ、あるメンバーA君だけ毎日5〜7までしか行っておらず、翌朝に慌てて残りを処理している。ここで、ただ”サボっている”と断定せず、何かしらの”合理的判断”のもとに5〜7しか実行できていないと考えることが第一ステップ。
では、何がA君にとって、毎日5〜7しか実行しないことを正当化させているのだろうか?
1on1でよくよく聞いてみると、彼は退勤1時間前に初めてそのタスクに着手していることが分かった。1時間あれば10のタスクは完了するに充分だが、その時間にも顧客からの電話など緊急タスクは割り込んでくる。そこで、A君は「顧客タスクの方が重要だから、残りの3タスクは明日やることになっても仕方がない」と、彼なりの合理的判断をしていたのだった。
ここまでくると、問題の原因は、夕方までタスクを丸々残している事になるし、一緒に面談で業務設計をしようというコミュニケーションが可能になる。そこで、A君自身に設計してもらうことで、自己決定感から能動的に着手できるのではないだろうか。
こういった風に目線を合わせつつも、基準を下げない(今回の場合は、10のタスクは毎日必ず完遂させる)ことがメンバーの成長に寄与できる。
読んだ本・観たもの
このリーダーについていきたいと思われる!「リーダーシップセオリー」入門講座
先の内容に被る、かつ、まだ序盤しか見れていないのでまたの機会に。
ITエンジニアの人的資源管理に関する定量調査
ITエンジニア定着の要因として組織シニシズム(所属組織への批判的態度)に注目したリサーチだ。ITエンジニアの流動化が高まっている中、DXのためエンジニアを抱えたい企業は多いはずで、多くの企業に読んでほしい。
Gartner、2022年の戦略的テクノロジのトップ・トレンドを発表
ガートナージャパン株式会社が、企業や組織にとって重要なインパクトを持つ「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」の2022年版を発表した。
3テーマ掛けるそれぞれ4つの、計12のトレンドが紹介されており、個人的に以下が気になった。
少々飛躍しているが、
自社社員のエンゲージメント向上→(優秀社員のリファラル採用→)サービス品質向上→売上/利益向上→賃金向上→エンゲージメント向上→…
と良いループを、弊社でも加速させたい。
そのほかにも、ジェネレーティブAIやクラウドネイティブ、セキュリティなど興味深いテーマが多い。