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週末レビュー(2023/03/20)

自戒も込めて。

週の出来事と雑感

同期の失恋話を聞いた。
基本的に恋愛話に興味は持てないのだが、いろいろな話を聞いていると、やはり自分を高めることをせず相手だけ探していても上手くいかないなと感じる。(別に同期がそうだとは言ってない)

ただ、仕事だと、すぐに違う環境ばかりを探し出す人が多い気がする。
自分自身もその衝動に駆られる機会はあるのだが、「こんなところでくすぶっている/こんな仕事をしている場合じゃない。」というのは、「自分にはもっと素敵な相手が見つかるはずだ。」と言っているのと同じくらい滑稽な気がする…

相手探しだけしてても人は惹かれないし、自己研鑽だけしてても閉じた世界でこじらせる。両方大事。

ということで、これまで自分が”高められた”と感じたタイミングを思い返してみると、概ね以下。

・人との出会い
・目的に則した勉強

ニュースや本から無理やり頭に押し込んだ知識より、やはり人の話す言葉の方が心に残る。
特に就活が終わってから入社までの半年間は、さまざまな人に話を聞くことができ、今でも鮮明に残っているものが多い。


僕には、父の姿を見て、”組織との不一致による体調不良者”や、”自社を愛せない社員”を一人でも減らしたい想いがある。

大学生の頃、そのためにまず各社の取り組みを知りたく、とある会社の役員に話を聞きに行ったことがある。(役員クラスなら、自社の社員の働きやすさをどう考えているかイキイキと教えてくれると思った)

だが、その役員に言われたのはこうだった。
「俺は仕事を楽しいと感じたことはない。毎日しんどくてたまらない。それでも背負うものがあるから頑張るだけだし、楽しく働けることが正解だとは思わない。君の親父さんは本当に立派だったと思うよ。」

実はこの話を聞いた時はまだ、自分の考えがいかに甘いか認識しきれなかったが、今なら少しわかる。
エンゲージメントを少し上げるだけでも、給与や働き方、業務効率、配置、評価制度…無数の要素が絡まりうあうし、片方を改善すればもう片方から不満が出る可能性もある。容易い話ではないから、ここまで各社模索し続けている領域なんだろう。

ただ、冒頭の同期の彼。入社以来ずっと成果が出ず、自己肯定感も底を尽き、いつ辞めてもおかしくない状態だった。
だが小さな成功体験をフォローし、学習性無力感を克服できた今、すごく前向きに働いてくれてるし、周囲にも良い影響を与えている。

まだまだn=1で影響範囲は非常に小さいが、日々のコミュニケーションやフォローひとつでここまで人は変わるのだから、やはりやりようによっては想いを実現できるのだと感じる。その実現のために、目標設定も少し手直しした。


あと、MGRからマネジメントのタイプについて教えてもらった。
それはビジョン型/ロジック型/運用型。

ここで重要なのは、自分がどのタイプに寄っているか自己認知すること。
例えば、うちの組織にはビジョンタイプが多いのだが、そのメンバーの声がでかいとフワフワしたプロジェクトがいくつか走って運用に落ちず、組織は崩壊していくという。(実際そんな時期もあった…)

だから、いかにロジックや運用型のメンバーを巻き込み、みんなの行動につながる仕組みにしていくことが大事。

ちなみに、前の上司はちょっと変わった人で、今のMGRに言わせるといずれにも当てはまらない”アミーゴ型”だそう。


読んだ本・観たもの

永松 茂久、"20代を無難に生きるな"
普段はこういう本は読まないが、中だるみしていた自分に喝を入れる意味で購入。人生には成功と成長しかないというキーワードと、自分なりの成功のセオリーを3つべしというところが印象に残った。

馬田 隆明、”解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法”
「ふわっとしている」「既視感がある」「ピンとこない」誰かにそう言われたら買う本だそうだが、思考法のところはいわゆるロジカル本によく書かれており既視感があった。

ただサービス作りにフォーカスして書かれていることもあり、学びも多かった。

50人にインタビューしてやっとスタートラインという部分を読んで、そういえば自分には、顧客の声(オンボード、エンゲージメント、リテンションとか)について聞ける機会が無限あるじゃないか…と今更ながらに反省。
そのほか、まず行動できることはないか?というパートを読んでいて、企画書の一つでも作って社長に当ててみようかなと思った。

Amazon Prime、”ONE PIECE FILM RED”
アルバムはよく聴いていたので、前から気になっていた映画。普通に面白かったし、タイミングもあって考えさせられる映画だった…

ウタは原体験(海賊が島を滅ぼすところに巻き込まれる)から自分なりの強い正義を持っており、その実現のために世界をひっくり返す(大海賊時代を終わらせる)ような計画を実行する。しかし、実は島を滅ぼしたのは別の存在で、ウタの計画はただただ一般市民を危険に巻き込んだだけで終わるという内容。

世の中の問題(事象)に飛びつき、課題設定を間違えると、バッドインフルエンサーにしかならないなと感じた。最近だと、会社勤め=悪みたいに煽る人達もこの部類に入るような気がする。

解決したい問題、それが「どうして起こっているのか?」はしっかり考える必要がある。
例の役員にああ言われたのも、父に起きた現象だけにフォーカスし、その背景に絡まり合う要因にまで思考が及んでいなかったからだろう。


ピックアップニュース

疲れてきたのでパス。

目標進捗状況

こんな感じ。

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