角野隼斗×上野耕平 東京交響楽団特別演奏会「カプースチン・スペシャルナイト」

■2024年8月30日(金) 開演 19:00 / 開場 18:30
東京:サントリーホール
Artist
ピアノ=角野隼斗
サクソフォーン=上野耕平
サクソフォーン四重奏=The Rev Saxophone Quartet
フルート=竹山 愛(東響首席)
チェロ=笹沼 樹(東響客演首席)
指揮=大井剛史
管弦楽=東京交響楽団

Program
<オール・カプースチン・プログラム>
8つの演奏会用エチュード op.40 より 第1番、第7番、第8番
24の前奏曲 op.53 より 第12番、第9番、第17番 (サクソフォーン四重奏版)
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 op.86
サクソフォーン協奏曲 op.50
ピアノ協奏曲 第2番 op.14
アンコール 山本菜摘作曲
Encore Piece for Kohei Ueno

※当日のプログラムはこちら。(翌日31日の内容も一緒に載っています!)
川上昌裕さんのカプースチンの楽曲に関する解説がとても興味深い内容なので、是非!
東京交響楽団さん、ホームページに掲載して下さって、ありがとうございます。

※所々、文章に下線が引かれている箇所は他のページへのリンクを繋げてあります。
良ければご覧くださいませ。

はじめに

幸運にも抽選が当たった今回のコンサート。

ところが、直前に突然の台風襲来。
すぐにいなくなるだろうとタカを括っていたら、どんどん速度がゆっくりに。

ハラハラしながら、天気予報を睨めっこする日々。
実は前日まで、無事に帰って来れる算段がつかずに、半ば行くのを諦めていました。

当日の深夜零時、この日のソリストの一人である角野さんの新曲フォーレのIn Paradisumが配信されるタイミングだったので、それを聴きながらこんなこともあるさと、自分を慰めながらの就寝。

そして当日の朝、諦め悪く色々検索してみた所、苦労するものの、何とか行って帰って来れそうだと見通しが立ったので、思い切って行ったら……無事に行けました!

コンサートホールに到着した時、本当にかつてない程キラキラ輝いて見えました。
安堵感と幸運に恵まれた感謝で胸がいっぱいで、到着時点ですでに泣きそうな気分に。
長時間立ちっぱなしで揉みくちゃにされながら、太ももがパンパンでヘロヘロな状態だったのですが、疲れも吹き飛びます。

そして、コンサート……感動で胸がいっぱいになりました!
私は演奏を聴くと、勝手に頭に色んな映像が映画みたいに流れるのですが、未だかつてないくらい、妄想が爆発して、最高に楽しい夜になりました。

この記憶が消えるのは余りにも勿体無いので、覚えている範囲で色々書き留めておこうと思います。

音楽については素人なので、自由に感じたことをそのままつらつらと綴って行きます。
おそらくとっても長い感想になりそうなのですが(笑)、良ければお付き合い下さいませ。

プレトーク

開演時間になって、舞台袖から現れたのは上野耕平さん、角野隼斗さん――本日主役のお二人。
手にはマイク。
どうやらプレトークが始まるようです。
(※内容については一部うろ覚えです。あらかじめご了承下さい)

角野「本日は……こんな大変な中、来て下さってありがとうございます。ここまで来るだけでも本当に大変だったかと」

上野「ありがとうございます――カプースチン、角野くんはどこで興味を持たれたんですか?」

角野「僕は、東大のピアノの会と言うものに入っていたんですけれども、そこでは珍しい曲を色々弾いていまして、そこでカプースチンに出会ったんです。2017年頃に知ったんだったかな。そこからどんどん深みにハマって行って、コンチェルトまで」

上野「コンチェルトはいつから?」

角野「コンチェルト、実はこの前、イタリアで演奏したんですよね」

上野「イタリアでの演奏は、どうでした?」

角野「イタリア、みんな時間通りに集まらないので、大変だったんですよ!」

上野「カプースチン、ただでさえ難しい曲なのに……!」

角野「18時半からスタートなのに集まらなくて、
『暑いからみんな遅れると思うよ』って。
日本の方が暑いですよね!?(熱弁)
45分くらいにだらだら集まってきて、何とな〜くゆる〜く始まって」

上野「……演奏は、どうでしたか?」

角野「いや、演奏は楽しかったですよ!
ちなみに、日本での演奏は今日が初演です!!(観客拍手)
――上野さんは、どんなきっかけでカプースチンを知ったんですか?」

上野「僕は高校生の頃に、たまたまYouTubeでカプースチンのトリオの演奏を観て、『こんなカッコ良い曲があるのか!』と衝撃を受けまして。
そこから色々演奏するようになったんですよね。
僕はサクソフォーン四重奏のThe Rev Saxophone Quartetをかれこれ11年前に結成したんですけれども、そこで、カプースチンのピアノ曲をサクソフォーン四重奏に編曲して演奏したりもしたんですよ」

角野「えっ、それってめちゃくちゃ大変じゃないですか!」

上野「そうなんですよ! ピアノだったら同時に十音鳴らせるけど、僕らは一度に一つの音――合わせて四つまでの音しか鳴らせないので。めちゃくちゃ大変でした。
ちなみに、サクソフォーン協奏曲なんですけど、今日で日本で演奏されるのは四回目ですね。
ちなみにコンチェルトをやっているのは、たぶん僕だけかな」

角野「どんどん、カプースチンを広めて行きたいですよね」

上野「そうですね。今日聴いてもらって、その良さをどんどん広めてもらえれば」

角野「オール・カプースチン・プログラム、なかなかこんなコンサートはないですよね」

上野「こんな貴重な機会、台風の中でも来ちゃいますよね!」

角野「そして……そろそろ遅れて来た方も皆さん入られましたかね?」

上野「電車も、時間通りには動いていないでしょうし。(さりげなく鉄道の話題に触れる上野さん。彼は鉄道好きでも有名みたいです)
では、そろそろ宜しいでしょうかね。始めましょうか!」

8つの演奏会用エチュード

最初は角野さんのピアノソロによる演奏からスタート。
抜粋された三曲は以下の通り。

第1番

軽やかに踊る音色、リズム感抜群なグルーヴ溢れるピアノが冒頭から炸裂。
途中で即興で装飾音足してみちゃう所は流石。
今日もノッてる角野さん。
すっかり曲を手中に収めているが故なのか、楽譜通りに弾いている筈なのに、今即興で浮かんだ音を弾いているようなライブ感が堪りません……!

第7番

角野さんのリサイタルで以前聴いて一聴き惚れした曲。
ロマンチックで大好きな曲だったので、プログラムに入っていて嬉しい。

カプースチン本人の演奏も素敵なのですが、この曲は角野さんに本当にぴったりだったなと思います。

クラシックで培った美しい音色に、ジャズもノリノリで弾けるリズム感が合わさって生まれる、ボーダレスな活躍をしている角野さんならではの、夢のような演奏。
そこに、サントリーホールの素晴らしい音響も合わさって、音色が豊かで色鮮やかな世界がホール全体を覆い尽くしました。

私の脳裏には、「ローマの休日」の頃のオードリー・ヘプバーンみたいな女性が、華やいだ姿で街を歩いている姿が浮かび上がります。
休日をルンルン気分で過ごしていて、くるくる歌って踊ってるミュージカルなイメージ。

歌唱シーンは「雨に唄えば」や「サウンド・オブ・ミュージック」っぽい感じ。

角野さんが所属しているバンド、Penthouseの「雨の日は映画のように」のMVのイラストも、私のイメージに近い感じです。

映画やミュージカルのロマンチックなシーンを観た後のような、心地良いひと時でした……!

第8番

そして、8番の演奏になるとガラッと雰囲気が変わります。
軽快に演奏されるピアノの音色から、先程の女性が、素敵な紳士の運転する車の助手席に乗り込み、夜の高速道路を颯爽と走り抜けて行くイメージが浮かびました。
爽快感がすごい!
ピアノの音色と共に、ホールに爽やかな夜風が吹いたように感じました。

24の前奏曲 (サクソフォーン四重奏版)

念願の初(!)生サクソフォーンサウンド。

過去にもライブで演奏は聴いたことはあれど、配信やアンプを通した音しか聴いたことがなかったので、今回無理してでも来た目的の半分はそのためと言っても過言ではありません……!

もともと角野さんのファンになって、クラシックを聴きに行くようになった私ですが、実は上野さんの音色にも魅せられていて、この二人が共演するなら、行くしかないでしょ、と思った次第でして。

過去に上野さんの演奏は、カプースチン追悼コンサートピアソラフェススタクラフェスでお聴きしたことがあるのですが、歌うように演奏されている姿がとても魅力的だったのが忘れられなくて、生音が聴けるワクワク感と言ったらもう……!

そんな上野さんがメンバーの一人であるThe Rev Saxophone Quartetさんは、現地でのライブ演奏自体聴くのが初めてなので、めちゃくちゃ楽しみすぎ。
このコンサートの直前に運良く見れた、YouTubeでの無料ライブ配信が本当に素晴らしかったので、わくわくでいっぱい。

第12番

メンバーのサクソフォーンが合わさって生まれた音は、四人だけとは信じられない程の厚みのある豊かなもので。
それだけでがらっとホールの色合いを変えてしまうくらい、パワフルで芳醇な音色にびっくりしました。

YouTubeで拝見したレヴの皆さんの音はとても繊細で美しい印象だったのですが、生音だと音の圧が凄くて、繊細さとダイナミックさを併せ持った音色に圧倒されます。

12番は原曲のピアノ版と比べるとより明るくポップな印象で、わくわくしながら聴き入りました。

第9番

先程までとは打って変わって、内省的な音色に。
時折、泣きのサクソフォーンと言う感じで入る、高音の響きが何とも抒情的で、胸がきゅうっとなるような演奏に惹きつけられました。

第17番

また雰囲気はがらっと変わって、ジャジーに。
サクソフォーンの音が弾んでる!
楽しくて堪らない……!
聴いている間、自然と口角が上がって、ずっとニコニコ笑顔になっていました。
いやぁ、カプースチンの曲は本当に良い。
まさにお祭り気分に浸ったひと時でした。

フルート、チェロとピアノのための三重奏曲

フルートに東響首席の竹山愛さん、チェロは東響客演首席の笹沼樹さん。
そしてピアノは角野さんと言う、トリオでの演奏。

三人が演奏を始めると、面白い位、頭の中に映像が流れ続けて止まらなかったので、まるで映画を観ているようなライブ体験でした。

※以下、私の妄想が爆発しまくっておりますので、ご注意下さい。
もはやこれが感想と呼んで良いかもわからないのですが、あまりにはっきりと色んなイメージが次々と浮かんだので、思い出に書き残しておこうと思います。

第一楽章

冒頭、竹山さんのフルートの音が響いた瞬間、さあっと目の前にエメラルド色の美しい池が広がります。
音色と共に爽やかな風が頬を撫でるような錯覚も。

竹山さんの演奏から私が感じ取ったオーラは淡い桃色で、そこから連想されたのか、池の中に蓮の花が咲いている様子が浮かんで見えました。

そんな池のほとりで、人の姿を取った森の女神が笛を吹いています。

何となく神聖なイメージを思い浮かべたのは、フルートの音に透明感と、和の趣きを感じ取ったために、神社の巫女的なものを連想したからかもしれません。

そこに洋のメロディが合わさって、女神と言う姿に変換されたのかなと思います。

そこから雰囲気はジャジーに。
音色の変化から私の脳内に浮かび上がる場面もストーリーが進行して、彼女の元に、同じように人の姿を模した大地の神(チェロ)と、月の神が楽器(ピアノ)を携えて現れます。

そうして、同じ場所で互いの力量を推し量るかのように、セッションする三人。
少年漫画でバトルしてる時の雰囲気と言ったら伝わるでしょうか。
そこから先はよくある展開で、三人は仲良くなります。

第二楽章

仲良くなった三人は夜の街に繰り出します。
時折、夜空の満天の星を眺めて物想いに耽る女神を、大地の神が口説いている場面が見えました。
しかし、鈍い女神はちっとも気が付いていません(笑)。
そんな二人を面白そうに、月の神がニコニコしながら眺めています。

こんなイメージが浮かんだのは、事前に予習のために聴いていた、カプースチンが演奏に参加している音源とは異なり、笹沼さんのチェロは芳醇なウイスキーの如き音色で、それがどこかセクシーで魅力的に聴こえたからかもしれません。

第三楽章

演奏は小気味良く軽快なものへ。
すっかり仲良くなった三人は、楽器で遊ぶように、街中でセッションを繰り広げます。(第一楽章のようなバチバチ感はない)
楽しくて堪らないと言った様子で見事な演奏を披露する三人によって、街はお祭り騒ぎに。

角野さんのリズミカルな弾きっぷりと、生き生きしたピアノの音色が、楽しさを感じさせる雰囲気の大きな土台になっていたように思いました。

竹山さんのフルートは、時折、ほんのり和の風情を漂わせていた所から、この音色がお祭り感を盛り上げていたのではないかと感じます。

笹沼さんのチェロが、曲の根底に流れているジャジーな雰囲気作りを担っていた印象。

いやあ、このトリオの演奏もめちゃくちゃ楽しかったです。

楽譜通りに弾いてる筈なのに、ジャズのセッションを聴いている時に感じるワクワクがあり、また、クラシックならではのロマンチックな優美さも同時に楽しめて、一粒で二度美味しい感。

サクソフォーン協奏曲

オケのメンバーの入場時、角野さんはいつもとは異なり、他のオケの面々と共に現れ、いつの間にか真ん中のピアノ席に。
カメレオンの如く、すっかり東響さんの雰囲気に溶け込んで、オーラが綺麗に(!)消えています。 

そんなに意図的にオーラって消せるものなのでしょうか。
いや、無意識に消えているだけなのかも。

ソリストとして前にいる時のキラキラしている姿とは真逆の佇まいに少々驚きました。

それから暫く経った後、指揮の大井剛史さんと共に、この曲のソリストを務める上野さんが登場。

彼が吹き始めて、びっくり。
カルテットの時とは段違いのオーラです。
スポットライトで照らされたミュージカル俳優の如く、輝いているように見えました。

サクソフォーン一本で、オケに負けない音圧。
でも、音は時に繊細に、抒情的な憂いのある色を見せたり、剽軽に舞い踊ったり。
人の歌声みたいに伸びやかで、変幻自在。
何て楽しそうに楽器で歌う人なのでしょう。

聴いているうちに、また勝手に頭の中で物語が流れ始めます(笑)。

音楽の神様が地上から素敵な音色が聴こえて来て、思わず空から街まで降りて来ます。
イギリスのパプみたいなお店を覗いてみると、何やら若い青年がサクソフォーンの素晴らしい腕前を披露しているではありませんか。
聴いていて愉快な気分になった神様は、魔法で青年の周りにオーケストラのメンバーを登場させて、一緒に演奏させましたとさ……みたいなイメージが浮かびました。

これもまた、とっても楽しい演奏でした!

ピアノ協奏曲 第2番

今度は先程とは逆に、上野さんがオケのメンバーと一緒にひっそりと舞台上へ。
彼も驚く程、周囲の雰囲気に溶け込んで、オーラを消しています。
つい先程まで、燦々と輝いていた姿を見たばかりなので、ギャップが凄い。

第一楽章

今度はかなり上空から、音楽の神様が夜の街を眺めているイメージが最初に浮かびました。
きらきら星空のように輝く高層ビル群のライト。
そこの一室から、何やら楽しげな音楽が聴こえるではありませんか。
中でも、ロマンチックな色を纏ったピアノの音色が堪りません。
それに惹かれて、地上まで神様が観に来ます。 
そんなイメージが浮かびました。

角野さんのピアノは楽しさ、ハッピーに溢れていて、それ等がカプースチンの曲と溶け合うと、上質なハリウッド映画を観ている時のような、穏やかな幸福感で胸がいっぱいになります。

第二楽章

今度は神様が、海に浮かぶ豪華客船の船内で行われているオケの生演奏の音を聴き付けて、空から降りて来ると、人に化けて船の中へ。

古き良き時代のヨーロッパ貴族が、オケの生演奏をBGMにダンスを踊っている――音色からはそんなイメージが浮かんで来ます。

品がありつつも、温かみや親しみやすさもある。
穏やかで心温まる演奏でした。

第三楽章

前とは打って変わり、音数が多く、音符が飛んで跳ねているのが見えるよう。
初っ端からクライマックス。

ピアノがオケとセッションするみたいに、演奏するのが格好良い!
楽譜通りに演奏しているだろうに、ライブ感が感じられて小気味好い。
オケの皆さんも、ビッグバンドさながらのノリノリな演奏が熱い。

そして、角野さんはすごい勢いで弾いているにも関わらず、一音一音がキラキラと真珠みたいに煌めく美音。

脳内イメージも展開が進み、先程までダンスを楽しんでいた貴族達も、ピアニストの巧みな演奏にすっかり惹きつけられて、夢中になっている……そんなイメージ。

時折、ジャジャーン! とオケが効果音みたいに演奏する場面がこの曲では度々あるのですが、歌舞伎の見栄を切る場面を思わず連想しました。
どちらもバシッと決まると格好良い!

アンコール

鳴り止まない拍手の中、角野さんが舞台袖から上野さんのサクソフォーンを持って登場。

上野「角野くんが吹くのかと思った(笑)」
角野「それはないですよ!」
なんてやり取りもあったり。

そして、アンコールはお二人での演奏。
実は二人でやるのは、今回が初めてなんだとか。

曲は山本菜摘さん作曲の
「Encore Piece for Kohei Ueno」。

二人が演奏を始めると、またまた脳裏に風景が浮かび上がりました。

場所は昔ながらの日本家屋の縁側。
黄昏時の空を眺めていると、涼しい風がさあっと吹いて来ました。

かと思うと、今度は見えている風景は風視点(?)に。
ドローンや鳥の視点に切り替わった感じ。

日本家屋から遠く離れて、辺りに広がる夕陽で黄金色に照らされた美しい草原や、金色に輝く海……周囲の見事な自然美をぐるりと眺めた終えると、いつの間にか、また視点は元の縁側に戻っていました。

何とも不思議なライブ体験です。
演奏直後はとても清々しい感覚に。
角野さんと上野さんの音が溶け合うと、こんなに美しいものが見えるとは。

ホール内にぐるりと爽やかな風が吹いた、そんな風に感じました。

おわりに

何とか記憶が抜け落ちる前に、ここまで書き切ることが出来てホッとしています。
どのプログラムも素晴らしく、最高に楽しいコンサートだったので、こうやって思い出を形に残すことが出来て本当に良かったなあ、と思います。

ここまで読んで下さった方にも、感動の一端でもシェアできていたなら、嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!