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感情は言葉にすると大切なものが抜け落ちてしまう。

週1note土曜担当ゆうたです。
今回はあえて書くことを決めずに心に浮かんでくる浮かんでは消えてとりとめのないことを下記綴っていこうかなと思っています。

まずnoteを書くことはとても楽しいです。僕は幼少期の頃アメリカのカルチャーで育って来たので自分の意見を主張するということはそれだけで楽しみを感じるのです。他の人には思いつかない自分のアイデアや考えが表現できる時喜びを感じます。これは自分のことを理解して欲しいという承認欲求なのかもしれないし、この地球に生まれ落ちたからには何か爪痕を残さねばという命に対する焦燥感なのかもしれないです。(書きながらちょっと違うかもしれないけど。)

ある小説に書いてあったのですが人の感情すべてを言葉にすることできないそうです。言葉にすると大切なものが一部抜け落ちてしまうのです。例えば僕にとって今日はとても楽しい一日でした。この楽しいという気持ちを伝えたいけど全ては伝えられないのです。

今日は自分の主催したイベントを開催して、
来てくれた友達とランチをして、
大学の頃からお世話になっている先輩とオンラインの打ち合わせをして、
夜はカフェで転職相談に乗っていて
現在22:45はnoteを書いています。

伝えたいと思っていてもこのぐらいの粒度になってしまいます。主催したイベントでのクッキーが焼かれた良い匂いとか、大好きな人達がイベントに参加してくれて嬉しかった気持ちとか、友達と一緒に行ったステーキが美味しかったこととか、その後一緒に行った下北沢の服屋で奇抜な服を見つけて嬉しかったこととか、全てを人に伝えることはできないのです。また仮に全ての出来事を記憶していて詳細に伝えることはできても、伝わるかどうかはわからないのです。

でもそれで良いのです。

人の感情すべてを言葉にすることできない。
だからこそ人生に起こる出来事を言葉にすることが大切なのではなく、ただただ押し寄せる感情を感じるだけで良いのです。

これに似た話で人生は要約できない。という話もあります。僕が大好きな伊坂幸太郎さんのモダンタイムスという小説の中でこういう表現があります。

人生は要約できねえんだよ。
人ってのは毎日毎日、
必死に生きてるわけだ。
つまらない仕事をしたり、
誰かと言い合いしたり。
そういう取るに足りない出来事の積み重ねで、
生活が、人生が、出来上がってる。だろ。
ただな、もし
そいつの一生を要約するとしたら、
そういった日々の
変わらない日常は省かれる。
結婚だとか離婚だとか、
出産だとか転職だとか、
そういったトピックは残るにしても、
日々の生活は削られる。
地味で、くだらないからだ。でもって
「だれそれ氏はこれこれこういう人生を送った」
なんて要約される。
でもな、本当に
そいつにとって大事なのは、
要約して消えた日々の出来事だよ。
それこそが人生ってわけだ。
(モダンタイムス、伊坂幸太郎)

人生は要約できない。だからこそ面白い。僕らの記憶メモリには容量があるから全てを記憶することはできない。だから毎日起こる一つひとつの出来事を大切に。毎日自分の心に巻き起こる感情をしっかり抱きしめて生きることが自分の人生を生きることなのです。

思ったより一貫したトピックになりましたw
やっぱりnoteは楽しい😊






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