成長と傷

「教育者として、君の人生に傷をつけます」

田中圭の怪演にも驚きつつ、
成長に傷は不可欠なんだろうか〜とか思いました
筋トレで傷ついた筋繊維が超回復するように

営業の頃は、何かトラブルがあると「そうやって(苦労して)強くなっていくもんだ」とよく言われました

真剣に何かを乗り越えるのが大事っていうのは分かるんですが、当時の部署は平気でハシゴを外したり、メンツや機嫌で仕事をする人が多く、人を大事にしないことを正当化してるようでイマイチ共感できませんでした。
これは偏見ですが、営業で生き残ってる人は、理不尽に適応するために自分も理不尽な人間になるか、理不尽を理不尽と思わないように自分をうまく騙している人が多いように思います。

話が逸れました、営業の悪口が言いたい訳ではなく

成長するにはコンフォートゾーンを出ること、みたいなことをジョブズとかも言ってますよね(うろ覚え)
楽して成長は無理でも、
自分なりの努力で壁にぶつかり成長、であるべきで
成長には傷が要る(からおれが傷付けて成長させてやる)みたいなのは違うと思いたい訳です

亡くなった祖父に、「しなくていい苦労もある」と言われたことがあります。大学受験に落ちて浪人を始めたとき、苦労が足りなかったからだ〜みたいなことを私が言ったからだったと思いますが、挫折に酔うなということだったのか、真意は今もよく理解できていません。

今の部署に来てからは、ハシゴを外す人もいなければ、若いからと理不尽にあたる人もなく、非常に心理的安全性の高い環境にありがたく思っています。

それはそれとして、仕事ではやはり壁にぶち当たることもあり、真剣に向き合い、それなりの結果を出せていると思います。

本気出すための焦りやビビりはそれなりに必要だと思いますが、嫌な痛い思いが人を成長させる、みたいなのは幻想だと思いたい青二才の独り言でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?