2020年6月10日(水)

メンヘラと聞くと、女性のメンヘラばかり想像する。
彼氏のスマホを覗いて交友関係を洗ったり、SNSでの投稿を過度に気にしたり、それにいいねを付ける同性に目を光らせたり…

そんな私は、メンヘラは分かりやすくて良いじゃないかと思っていた。
その表現方法は別にして、行動には裏がない。
好きな人には一途だし、直接相手を傷つけることは(ほぼ)ない。
束縛されたり重いと感じるのは、ひとえに愛情の裏返しだと読み通して上手く受け入れてしまえば、これほど楽な付き合いはないと。

だがこの考えは、どうやら前提が違うのかもしれないと思い始めた。
きっかけは私が「メンヘラ男だからじゃないか」と言われたからである。
話の流れは割愛するが、それはまさに無意識に隠してきた扉を蹴破られた感覚だった。
そもそもメンヘラを理解し、受け入れられる時点で自分自身もメンヘラなのだと確信したのである。

メンヘラ=女性という先入観が強かったから、今までそう思わなかったのかもしれない。あるいは承認欲求の高さやネガティブ思考といった別の言葉で言い得ていたのかもしれない。
どちらにせよ、共感が出来てしまうことは、自分自身もその感性を持っているのだと気づく大きなきっかけになった。

ちなみにメンヘラがすべてにおける可能性を狭めていく、良くない兆候であることは確信を持って言えます。個人的にメンヘラ男を相手にする場合は、出来るだけ主観的に褒め、自分以外の人間との活動範囲を増やすように突き放してあげてください。その際プライドを上手く利用することが精神的成長につながると思います(笑)。