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まだ明るい空
「昨日綺麗な虹が出ていたんだよ」と恋人から聞いて、初めて昨日の夕方の空のことを知りました。わたしは部屋にいて雨が上がったことすら気づいてなかったんですよね。本当に綺麗な空だったみたいです。
村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。
今日の福岡はよく晴れた初夏の様相で、午後7時を回った今もまだ明るさを留めています。わたしは出先で小説を書こうとノートとペンを持ってカフェに来たのに、万年筆のインクが切れていて詰んでいるのでこれを書いています。ガハハ。
感情の波が激しい人間で、若いころは自分の情緒が全然飼いならせなかった。今も持て余しているのだけど、部屋にいるよりは無理をしてでも外に出るものですね。
自分しかいない六畳間は薄暗い小さな箱にもなるし、宇宙にもなる。
いずれにしろ孤独な暗い場所です。自分の声しか聞こえない。社交性のない人間だから積極的に誰かと関わりを持ちたいとは思わないんだけど、自分以外に人間がいて、外には街があって、この時間もまだ夜にならないことを知るだけで多少情緒は改善されるのかなと思います。
仕方ないのでコンビニでボールペンでも買ってくることにします。小説書かなきゃいけないからね。それでは。
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