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失われていくもの

ナポリの男たちが64で遊んでるのを見ながらこれを書いてるんですが64のスマブラの懐かしさ尋常じゃないですね……わたしの家には64はなかったんだけど、ゲームほとんどやらずに過ごしてきたわたしでもコントローラ握ったことあるもんな。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

結構どこでも言ってる話なんだけど、大学時代研究室に64があったんですよね。あったというか友達が持ち込んでただけなんだけど。人間ってこんなにスマブラをやる生き物なんだな……って思いながらわたしはソファに寝転んで本を読んでました。

他の研究室の人びとはまさかゼミにゲーム機持ち込んでると思わないから、深夜まで絶叫が聞こえる哲学ゼミを見て「哲学やると人間狂うんだな……」って言ってたんだけど、ただスマブラやってただけです。

大学生のころ本当にいろんな楽しいことがあって、卒業旅行で沖縄に行ったのもすごく愉快だったのに、思い出すのはあの本に囲まれた部屋で男性陣が小学生みたいにゲームをしていた姿ばかりです。

子どものころやりたかったことを何でもやってた。深夜2時まで誰にも邪魔されずにゲームをするとか、ホールでケーキを買って切り分けもせずに食べるとか、誕生日パーティーとかそういうの何でも。
お金は全然なかったけど何であんなに毎日楽しかったんだろう。まわりに当たり前みたいに友達がいたからでしょうね。

連絡不精のわたしが悪いんだけど年々友達が減る気がする。失くさない努力をしない方が悪いんだけど。でもそういう現実すら素直に受け入れつつあります。そういうもんなのかな。

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村谷由香里
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