分岐点
ここ数日、夕方に寝て深夜に起きる生活リズムになっています。正午に寝て夜8時くらいに起きるリズムよりはマシな気がするんだけどよろしくはないよな。
村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。
夜型の人間と朝型の人間がいて、夜型の人間はどんなに頑張っても朝型にはなれない、みたいな話を前に聞いたんですが、生活リズムぐちゃぐちゃのわたしはどっちなのか今ひとつわかりません。
福岡に引っ越してきてからしばらくは博多駅の土産屋さんで働いていました。博多マイングの中の店です。マイングは朝9時オープンなんだけど、わたしが働いていた店は試食を出していたから朝7時半には出勤しなきゃいけなかったんですよね。
制服に着替える時間を加味して7時過ぎには博多駅に到着しないと間に合わなかったから、毎朝6時半の電車に乗っていました。
6時台と言えど地下鉄空港線はそれなりに混雑します。多分東京の満員電車ほどじゃないけど、わずかな隙間で小さくなって、ずっと音楽を聴いていました。
でもそれなりにやっていけてたから、朝が完全に無理というわけじゃないと思うんだよね。
わたしの最後の出勤日は2017年の5月末だったから、2年前の記憶です。フリーランスになって丸2年が経つのか、とびっくりしています。
職を転々としているから、2011年からの8年半で一番長く働いていたのは地元の子供服屋でした。3年半。店が潰れなかったらもうちょっと働いてたかもしれないけど、いずれにしても2015年には福岡に引っ越していたような気もする。
いろんな取捨選択をしたり状況に流されたりして今に至ると思うんだけど、今も6時半の電車に揺られていた可能性がある中で、どの分岐がどうなって、わたしはここでこうしているんでしょうね。見てみたいですよね、人生の分岐点。『Detroit: Become Human』のチャートみたいなやつ。思いもよらない選択肢とか絶対あると思うんだよな。
そんなことを、ときどき考えます。例えばこんな、時間感覚の狂った朝に。
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