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絶海の王龍

この最初の掴みの部分、落語の枕みたいに綺麗な伏線がはれたら格好いいんだろうな〜と思いながらいつもその場で思いついたことを書いてる。何も考えずに日記をつけていることがバレてしまう。え、知ってる? そう……。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

今日も夜いっぱい予定が入ってるから今のうちに更新しちゃお。今日はかめりあさんのアルバムが届いたので朝から全曲聴いていました。めちゃくちゃ良かったです。スピードコアとか速い曲が好きな人はぜひどうぞ。あとサウンドボルテックスの民はみんな聴いたらいいと思うよ。

クロスフェードこれ。

2014〜2015年くらいは年間350日ゲーセンに通う音ゲーマーだったって話はよくしているけど、当時めちゃくちゃ苦労してクリアしたのが「Proluvies」という曲だった。かめりあさんといえばBPM200超が当たり前の高速BPMコンポーザーなんだけど、プロルはとにかく遅かった。遅過ぎて見えない。
いつしかノーツの落下速度を調整できるようになって割と楽にスコアを伸ばせるようになったけど、ハイスピなしであの遅さを攻略できたときは大層嬉しかったのを久しぶりに思い出した。

Proluviesロング版のサブタイトルは"abyssum oblivionis(忘却の深海から)"。この曲はもともと絶海の王龍リヴァイアサンをモチーフにした曲だったから、忘却というテーマがよく似合うよな〜と思った。リヴァイアサンは終末まで生きる怪獣で、終わりのときにすべてを忘れた世界の海底から神様の食物になるために上がってくるんだよね。
世界のはじまりのときに「つがいでは脅威になるから」と殺されたカタワレのもとに、ようやく辿り着くことができるのは遠い終末の瞬間。というのが切なくて好きだったことを思い出したりしてた。記憶の中に残るあの2分の曲よりもずっと深い海底を思わせる、美しい曲だった。

ここまで読んで「その話前もしてなかった?」って思った人は多分この小説を思い出してくれたんだと思う。2016年にProluviesをモチーフに書いたやつです。

懐かしいね。2020年になってまた彼女に再会できると思わなかった。生きていると良いことがある。あと1000回聴きます。



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村谷由香里
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