お店を始めたキッカケ!
今回は僕が自身の飲食店【EBRIETAS】を始めたキッカケや経緯についてざっと書いていこうと思う。
まず、前提として僕自身がお酒が好きな事もあり「引退したら飲み屋でもやりながら、沢山の仲間に囲まれて暮らしたいなぁ‥‥」という思いは漠然と持ち合わせていた。
それが現実として店を【やってやるって!】と動き出したのはある日、大学時代の先輩と飲んでいた時の先輩のひと言が僕の背中をドンっと押したからである。
そのひと言とは「やるなら今やれば!?」というひと言だった。
何故このひと言が、僕の背中をこんなにも強く押したのかは僕自身よく分かっていないと言うのが正直なところだ。
おそらく今思うに、その当時の僕には何か人からの何気ないひと言が必要だったのだろう。
他愛もない会話の中、将来のビジョンを聞かれ、上記にも書いた通り漠然とした夢を語っていた。
その時言われたのが、「やるなら今やれ!」だった。
先輩からすれば、現在プロレスラーとしても生活が成り立っている今なら失敗も出来るじゃん!的なノリで放ったこの言葉に僕自身は【ハッと】させられたのである!
元々、心の中の口癖は【面倒くさい】【明日でいいや】で、やるべき事を後回しにしがちな僕にとって、そのあまりにも気軽な「やるなら今しかねぇ!」という発想が単純なようで自発的に捻り出すには難しかったのだと思う。
明日やろうはバカヤロー!なんて言葉が昨今言われるが、僕はその時に肌感覚でそれを感じ取ったのだろう!
それからの僕の行動は自分でも驚く程に早く、先輩との会話から半年も待たず【EBRIETAS】は誕生したのである。
この半年の間に、やった事はまず、本屋に駆け込み飲食店経営の本を買って読む事からだった。
要するにやってみたいだけのノープランだったのだ!
それと平行して周りに「お店を開店します!」と、フライング気味に言って回る事を積極的にした!
これは発言する事で、追い込む意味でわざと自発的に行なった記憶がある。
だって俺って、既成事実を作らないと動けないタイプじゃん的な!
意外にも、この言って回わる事によって発生した良い事も沢山あった。
まずは気に掛けてくれる人が飲食店や酒屋を紹介してくれた。
その方々にアドバイスを貰いながら、具体的な飲食店の形をイメージしていったのである。
おそらく自分の考え方のみで開店していたら大変な事になっていた事は容易に想像出来る。
そんな事柄をやりながら、店を作る店舗の物件も同時に探していた。
最初は様々な物件情報を調べていたのだが、ネットの情報だけだとどうしても具体的なイメージが湧かなかった。
そこで、場所は後楽園ホールから程近い水道橋が最適だと勝手に思い込んでいた僕は引き寄せられるように水道橋界隈を歩き回る事をしてみたのである。
すると、飲食店の物件情報にはどこにも載っていないある建物が目に入ってきた。
要するに、そこが今の【EBRIETAS】なのである。
その物件は元々は塾だったようで、事務所貸しとしての情報公開しかしていなかった物件なのだが、2階ながらも開放感のある窓や当時の闘魂ショップから歩いて10秒という好立地だった事もあり、ひと目で気に入ったのである。
僕は早速、住所から物件情報を逆算して検索し、管理会社に電話をかけた。
事務所貸し募集の物件ではあったが、交渉の結果、オーナー様からのOKも頂ける事になり契約に至ったのである。
ただこのような運命的に出会った物件であっても問題は出てくる。
この物件は運命だ!なんて事を思っていたかどうかは覚えていないが、なんせ事務所想定なので、飲食店に必要な設備は全く無かったのだ!そうなると、厨房やガス設備の開設は勿論カウンター造り等の内装まで中々の準備が必要になってきた。
ただ、これも開店宣言して回る事によって生まれた人間関係に助けられつつ、突っ走るしか選択肢の無かった僕は、何とかなるだろう精神で開店まで突っ走ったのである!
開店して10年以上経った今、ちょっとした失敗や波乱はあったものの経営をしてみないとわからない事やプロレスでは見えてこない世の中の仕組み、単純に沢山の人達と接することによってのみ形成される人間的な成長など、良かった事だらけだと思っている。
この経験から僕は、とりあえず自分がやってみないと何も始まらない事は確実だと思って生きている。
そのうち大変だった事や、良かった事を掘り下げて書いていきたいと思っている!のかも!?
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