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2020/5/7 日記、読書記録

5連休明けで仕事再開。といっても在宅勤務だから、エンジンがなかなかかからない。メール対応と打ち合わせであっという間に1日が終わる。

山本善行『定本 古本泣き笑い日記』(みずのわ出版)は、ご本人登壇のイベントで買ってずっと詰んでしまっていたけれど、読み始めると面白くて止まらない。

古本屋と古本市へ通い詰めて手に入れた本について書き連ねた日記形式の文章。知らない作家や題名ばかりなのに、字を追いかけるだけで楽しめる。

読みたくても読めない本が多いことが、結構コンプレックスだ。書くこととはつまり読むことで、素晴らしい文章を自分は書けないように、素晴らしいとされる文章を、自分は読もうとして挫折を繰り返してきた。

例えば本作にも登場する上林暁の作品について。装丁の憧れに負けて買った一冊が、本棚で読まれるのを待っているけれど、まだ、自分の手には負えないような気がして本の表紙を指でなぞるにとどまっている。


これから何冊読めるかわからないけれど、読みたいと思う本を読み込むことのできる人になれたらいいのに、と思う。それと同じくらい、読んだ本について、その素晴らしさを自身の言葉で表現できたらいいのに、と思う。



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