さやこ

日記と読書記録。マイペースに書きたい。

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  • 2020年7月

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    2020年6月の日記、読書記録

  • 2020年5月

    2020年5月の日記、読書記録

最近の記事

2023/6/26 読書日記

コマツシンヤ『午后のあくび』を読む。街中で猫が話しかけて来たり、本の中の文字が寝ている間に飛び出して来たり、非現実な世界がとても自然に描かれている漫画。 一コマ一コマのイラストが綺麗だし、イメージが膨らむ。作家買いしたい素敵な作品でした。

    • 2020/7/29 読書記録

      津村記久子『やりたいことは二度寝だけ』を読む。 一年に一回くらい再読するけれど、いつも面白い。この人は、大阪人というフィルターをかけてしまってるかもしれないけれど、小説でもエッセイでも文章で笑いをとろうとしている気がする。 津村さんは、大阪や京都でのイベントに登壇されることがたまにあり、何度か足を運んだことがある。一番記憶に残っているのは、イベント当日が大阪都構想の選挙日で、「あなたは何区で投票しましたか?」でサイン会の会話を繋がれてたことだ。作家としても人としても、サー

      • 2020/7/27 読書記録

        三田村信行『オオカミの時間: 今そこにある不思議集』を読む。全作品何かしらの「怖さ」を感じさせる短編集だ。 三田村信行の作る「怖さ」は、「日常を少しずらした世界を描くことで生まれる怖さ」で、物語なんだけど、自分にも起こることかもしれない、と思わせるパワーが作品にある。佐々木マキのイラストが、臨場感をプラスしている。 この本とは別に、『おとうさんがいっぱい』というさらに怖い本があって、今すごく読み直したいけれど家にないし、そもそもこの本を家に招き入れることが恐ろしい。こうい

        • 津村記久子『サキの忘れ物』を読む。短編集。地の文にも会話文にも笑える箇所が随所にあって、面白い。それでいて、登場人物の切実に生きる姿を切り取ったような話ばかりだからか、心に響いた。

        2023/6/26 読書日記

        • 2020/7/29 読書記録

        • 2020/7/27 読書記録

        • 津村記久子『サキの忘れ物』を読む。短編集。地の文にも会話文にも笑える箇所が随所にあって、面白い。それでいて、登場人物の切実に生きる姿を切り取ったような話ばかりだからか、心に響いた。

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        • 2020年7月
          6本
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          15本
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        記事

          2020/7/13 読書記録

          村田沙耶香『きれいなシワの作り方 淑女の思春期病』を読む。SNSだったりメイクだったりいろんなところで悩み、自意識を発動させて苦しむ様子が書かれていて、面白い。私も今この本を書いていた時期の作者と同じ年代で、自意識を発動させまくりなので、共感することばかりだ。 この本は再読で、読むたびに村田さんと私って似てるかも、と思う。深掘りすると、心のどこかに「自分は普通じゃない」という思いがあって、「普通、正解と思われる振る舞い」のあたりをつけて何かをやろうとするから、「痛い女になっ

          2020/7/13 読書記録

          2020/7/5 日記

          初めて自分のために花を買った。在宅仕事が続いてしんどくなっていたので、少しでも気持ちが楽になれば、と思っての行動だった。家に帰って、花瓶(これも買った)に花をさして、眺めていたら、心に余裕ができたのか、いろんな後悔の気持ちが押し寄せた。私は自分のことばかり考えていたのだ。この花は、仕事部屋の椅子から見える場所に飾っておこう。これを眺めながら、少しでも、花を贈るような気持ちで他者に接してみよう。

          2020/7/5 日記

          2020/7/4 日記

          私の本棚には、4種類の本が並んでる。「①背伸びして買ったけど読めていない本」と、「②背伸びして買って読んだ結果消化し切れなかった本」と、「③好みだけど、ページ数が多く集中力が続かなくて読むのを中断してしまっている本」と、「④お気に入りで何度も再読している本」だ。 ①②はSNSや書評をみて気になったものや装丁が好みのものが多いし、③は作家が好きで買ったは良いけどまとまった時間がとれないのをいいわけに読めていない分厚い本がほとんどだ。 ①②③は、これからもしかしたら④になる可

          2020/7/4 日記

          2020/7/1 読書記録

          ハ・ワン『あやうく一生懸命生きるところだった』を読む。昨日に引き続き韓国のエッセイ。 自尊感についての記載が興味深かった。 「自尊感が低い人たちは、自身を過大評価し、素晴らしい人間だという幻想を持っている。この幻想と現実のギャップが大きいほど、悩みも大きくなるのです。 韓国の著名な仏教僧が唱えたこの解釈を、作者は「僕はまさにその"自分を過大評価している人間"そのままだった。」と書いているが、私自身もこんなにすべてがしんどいのは自尊感の高さゆえか…と思うとふにおちた。

          2020/7/1 読書記録

          キム・スヒョン『私は私のままでいることにした』を再読。若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』を読んでから、自らが設定していた制約に縛られずに本を読めるようになった気がする。どのページから読んでも面白い生き方についてのエッセイ。

          キム・スヒョン『私は私のままでいることにした』を再読。若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』を読んでから、自らが設定していた制約に縛られずに本を読めるようになった気がする。どのページから読んでも面白い生き方についてのエッセイ。

          若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』を読む。心のデトックス作用がある本だ。読書に行き詰まったときに、繰り返し読みたい。

          若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』を読む。心のデトックス作用がある本だ。読書に行き詰まったときに、繰り返し読みたい。

          2020/6/26 日記

          6月は、バックトゥーザフューチャーで始まり、バックトゥーザフューチャーで終わった。おまけで仕事をしたり、本を読んだりしていた。 子供の頃から何十回もみてストーリーもセリフも頭に入っているのに、毎回楽しめる。いっそ、「次も私が知ってるバックトゥーザフューチャーだよね」と安心を得るために見てる感覚だ。今回も数年ぶりに見たけれど、私の知ってる、面白さ抜群の、バックトゥーザフューチャーだった。 Twitterで、毎週お祭りのように呟かれる感想や、ファンアートを眺めるのも楽しかった

          2020/6/26 日記

          2020/6/25 日記

          よく、パニックにおちいったドラえもんが「あれでもないこれでもない」と言いながら、目的に全く則してない道具を手当たり次第取り出すシーンがあるけれど、自分も仕事をする中で、ドラえもんと同じ気持ちになり、「私、今パニックにおちいったドラえもん状態なのでちょっと待ってください」と断りをいれることが、往々にしてある。 私のようなリーダーの下につく人達は、一言でまとめると不運だけれど、そうやって、言葉にすることで、「今はまずい状態だ」と周囲にマイルドに伝えることができるし、自分を客観視

          2020/6/25 日記

          2020/6/17 読書記録

          尾形亀之助『美しい街』を読む。ごく個人的な日常をそのまま描写したような詩だからか、どこか見に覚えのある感情や風景が言葉にされてるようにも思うし、読んでいて、心が落ち着く。 尾形亀之助は近代の詩人で、宮沢賢治と同世代の作家。もう70年以上前に亡くなっている。それなのに、詩を読むと、私の近くにいてくれているように感じるのは、言葉の力だ。 能町みね子さんの巻末エッセイもよかった。

          2020/6/17 読書記録

          2020/6/16 読書記録

          ダンシングスネイル『怠けてるのではなく充電中です』を読む。 一言であらわすと、韓国のイラストレーターによる「生き方についてのエッセイ」。共感するポイントが多い。同世代の女性が抱えている問題(社会が抱えている問題)が日本と似ているからだろうか。自分がリアルタイムで悩んでいることを、日本発の本で読むとダイレクトすぎて目を伏せたくなりがちだけれど、別の国の人が見える化しさらに翻訳というフィルターがかけられたものを読むことで、客観的に捉え事ができるのか、抵抗感なく読める。この本はエ

          2020/6/16 読書記録

          2020/6/15 読書記録

          村上春樹『村上T』を読む。Tシャツにまつわるエッセイで、村上春樹の本の中でも群を抜いて読みやすい本だ。元は2018年から2020年にかけて『ポパイ』で連載されていた文章で、計算すると、この文章を書いていた当時、村上春樹は60代後半〜70代前半。ちょっと信じがたい。文章も感性も何もかも若い…。紹介されているTシャツの写真が、全て掲載されているのも嬉しいし、思わずTシャツが欲しくなる。

          2020/6/15 読書記録

          2020/6/11 日記

          「羨望」と「嫉妬」について考える。 両方とも「自分が持ってないもの(と認識しているもの)を持っている人に対して抱く気持ち」だけれど、私の場合、「羨望」は自分もそこに近づこうと考えるきっかけとなる気持ちだし、「嫉妬」はただ憎いと思うだけで思考停止してしまう気持ちだと、定義したい。 時には「羨望」したまま思考停止してしまうときもある。私は良いと思った文章を「素晴らしい」で片付けてしまってそれ以上掘り下げようとしないときがある。これは、大学生の時に、先生にも注意されたけれど、あ

          2020/6/11 日記