#15 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
THEME4-1 不安に対する武装化①
特にHSPは、人といると疲れたり、他人の機嫌に左右されたり、他の人が気づかないことに気づいたり・・・いわゆる繊細な部分が多いです。
注意していること 「客観的に自分を見ること」「俯瞰(ふかん)視点」
「俯瞰」とは、「高いところから見下ろすこと」「広い視野で物事を見ること」「客観的に物事の全体像を捉えること」
コミュニティが小さいところになればなるほど、また、知っている社会の感覚が乏しい人になればなるほど脅かされるのではないか、邪魔をされるのではないかなどと自らのコミュニティを守ろうという名目での排除活動が始まるといわれています。
いろいろな思惑があるのかもしれませんが、
「常に上下関係の上と思われたい(マウンティング)、外から入ってくる人に脅かされたら自分の立場が危うくなる」
「この人よりも優位な存在であることを認めてもらわなければ」
「主従関係の『主人』の立場を維持したい」
などといった、客観的に見たら、俯瞰視点で見たら子供じみていてなんて陳腐な考え方なのかと思ってしまいますが、そういう人たちは「小さなお山の大将」でいたいみたいなのです。
HSPまたはそのグレーゾーンにいる人たちは気づいてしまいますが、どちらかというと「おとなしい」人に見られてしまうので、どうにかして手下にしたいのです。HSPまたはそのグレーゾーンにいる人たちは、そういう人たちから見ると格好のターゲットになるケースが多いです。手下にならないと今度はあることないこと言いふらして間接的に攻撃してきます。このような人は年齢に関係なく直接攻撃してきません。
「小さなお山の大将」ほどもっと大きくできればという欲が強い人が多いです。洗脳して自分の思い通りにしていきたいという欲(奴隷のような)も人によってはあるようです。
マウンター(マウンティングする人)は、一見いい人。周囲に気づかいがあって、世話好きで、話も上手。HSPに限らず、人には「知られたくないこと」があります。巧みに人の中に入り込み、言質を取り、弱みを握り、時には噂話を広げ排除する(させる)行動を起こしたり、濡れ衣を着せたりします。
厄介なのは、そのマウンターは、露骨に排除しようという意識よりも、潜在的に「自分がいちばん上に立ちたい」「全員を自分の支配下に置きたい」欲があるのでしょうね。
わたし個人的な持論ですが、マウンターやハラスメントをする人、煽り運転をする人、DV(ドメスティックバイオレンス)などは、一見自分より弱そうに見える人に対し、潜在的に「自分がいちばん上に立ちたい」「全員を自分の支配下に置きたい」欲が理性を上回ってしまうことにより行動してしまうのではないかと思っています。
●完全にかかわらないようにする(逃避)①
わたしは過去に大きなマウンターに出会ったのは、3回ありました。
1回目は、20歳代後半のとき。
1年先輩から、突然「○○さん(わたし)はA業者とつるんでいて横領している」といううわさ話を出し始めたのです。内容はもちろん事実無根です。
なぜそのようなうわさ話を出し始めたのか?わたしなりに当時ひも解いてみました。HSS型HSPの気性なのか(当時はそう思っていませんでしたが)当時賃貸解約時の敷金精算業務を担当していて、その私は非常に「新奇探求心」が強くて現場に行くことと新たに体験することが好きで好きで堪らず、ほかのひと達よりも数をこなしていました。解約後のその次に貸すためのリフォーム工事やオーナーが戻る際でのリフォーム工事の提案も併せて行うもので業務量は半端なく多かったのです。敷金精算業務の貸主・借主間交渉も特段問題なくスムーズに運べて、リフォーム工事受注も売り上げを伸ばしていました。その1年先輩はわたしより敷金精算業務もこなしきれず、またリフォーム工事受注も少なかったことから嫉妬と自己保身のため、架空のうわさ話を流してわたしの排除を試みたのかもしれません。案の定、その「横領」という濡れ衣は事実でないことがわかりその先輩は会社に居づらくなったことからしばらくしないうちに退職してしまいましたが・・・
参考書籍
ヒトは「いじめ」をやめられない(中野信子著・小学館)
サイコパス(中野信子著・文藝春秋)
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(武田友紀著・飛鳥新社)
その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません(時田ひさ子著・フォレスト出版)
「敏感すぎる自分」を好きになれる本(長沼睦雄著・青春出版社)
気にしすぎる自分がラクになれる本(長沼睦雄著・青春出版社)
すぐ感情的になる人 片田珠美著(PHP研究所)
他人を攻撃せずにはいられない人 片田珠美著(PHP研究所)
プライドが高くて迷惑な人 片田珠美著(PHP研究所)
他人の支配から逃げられない人 片田珠美著(PHP研究所)
「自分が正義」の人に振り回されない方法 片田珠美著(大和書房)