#54 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
■HSP(HSS型HSP)のわたしが読書をするワケ Vol.9
「東大首席が教える賢い頭をつくる黄金のルール」(山口真由著・プレジデント社)の中でこのフレーズがありました。
『幅広い分野をバランス良く磨くのが得意なら、その能力を誰にも負けないくらいに高めていけばいいのです。
時間は有限です。
いま不得意なことで疲弊していると感じるなら、ぜひそのエネルギーを自分の得意なことにそそいでみてください。そして、それを趣味のレベルを超えた、「仕事に直結する能力」にまで高めていくことを目指すのです。すると、どんどん結果が出てきます。
仕事では、なかなか条件や環境が許さないこともあると思います。それでも、少しずつでいいので、自分の得意な方向へシフトしていくことを意識してみてください。』
山口真由さんの著書は、本屋さんでよく見かけましたが、
なんとなく先入観で、
わたしみたいな凡人では思考は別次元で到底読んでもわからない・・・
それまで東大首席の人なんて超超人!!
しかも弁護士で・・・
そんな印象でしたので、勝手に敬遠していたのです。
以前に比べると、テレビ自体あまり見ないのですが、
たまにテレビをつけたときにたまたま山口真由さんが出ていたのを拝見しました。
そのときひと言でいえば、勝手な親近感が湧いてきて・・・
この“親近感”って、わたしの中の基準は「頭の中に入りやすいフレーズをたくさん持っている」ことなのかな?って最近思えるようになってきました。
それまでは、今振り返ってみるとわたしの中に強烈な学歴コンプレックスがあったのかもしれません。2浪もしたのに結局行きたかった大学には行けなかった・・・
それが一因で、
ひとより努力しないと社会に通用しないのではないか?
と思い続けて動き続けていた・・・
志望大学ではなかったけれど、それはそれなりにいろいろな学びと経験ができたのですが、
他の人たちの“立派な学歴”に圧倒されてしまっていたんでしょうね。
社会人になったとき、まだHSPなんてまだ存在?していなかった時代です。
『勉強などで培われたインプット能力は裏切りません。とくに話が上手ではなくても、インプットした内容を理屈とともにていねいに伝えれば、多くの人を納得させることはできます。』
「読む」「聞く」「書く」「話す」で自分の得意分野を分析する
「自分の得意なことがよくわからない」
山口真由さんはその著書の中で、
『たとえば、わたしの場合は「読む」ことが圧倒的に得意ですが、一方で「話す」ことはかなり苦手。また、「聞く」ことも比較的得意ですが、「書く」ことはふつうといったところです。すると、自分は「読む」ことに特化したインプット型なのだととらえることができます。』
と言っているのです。
『もっとも避けたいのは「苦手なこと」に「苦手な方法」で取り組むこと。これではストレスも溜まるし、苦労の割に良い結果も期待できません。』
「読む」っていったい何なのだろう?
「聞く」っていったい何なのだろう?
「書く」っていったい何なのだろう?
「話す」っていったい何なのだろう?
いったん立ち止まって、漠然としたものでグチャグチャになってしまった、わからなくなってしまったものをあえてその各分野を切り離して考えてみようと思って動いた時期がありました。
そして、
仕事としている「不動産業界」でわたしが主としているリテール部門ビジネスにどう生かしていけばよいか?
わたし自身、かなりの回り道をしてきたような気がしますが、
おそらく終着点のない旅のようなものかもしれません。
数カ月前・数年前に一度読んだ本でも、改めて読むと当時とはまた別の感じ方になるのですから・・・
マンガだってそう
わたしはうまく切り替えられない場合とか集中力がなくなっているなとか思ったとき、昔読んだことがあるマンガを読み返しています。
ヒューマンドキュメンタリー系?のものが多いのですが、ある意味トレーニング的なものを含んでいます。あのときどんな感覚で読んでいたのかな?とか・・・
当時の自己分析みたいなものです。
HSP気質の良くないところがなるべく出ないようにするには、
当時楽しかったこと、好きだったことをまた体験することもわたしの中ではHSP軽減のトレーニングの一環だと思っています。
『読書は心の栄養』というフレーズをよく見かけますが、
感情を確認する、知らなかった知識を増やす、あいまいだった知識を具現化する、落ち着かせる、仕事に活かす・・・
本を読んでいくうちに
知っていたようで知っていないモノや何となく拒絶していたモノが入ってくるような・・・
キーワードがどんどん出てくるのです!
どんどん出てくるということは、幅が広がってくるのです!
参考書籍
「東大首席が教える賢い頭をつくる黄金のルール」(山口真由著・プレジデント社)