日記2024年11月①

10月29日
妻が産院にいるので今日明日は上の子と2人である。仕事はもともと休みにしてある。子供を幼稚園に送った。だるい、とか言って少し渋ったが、お友達もぐずって泣いていたから、休み明けの行き渋りという部分もあったかもしれない。
久々に一人で自由な時間ができてなんとなくそのまま帰るのももったいない気がしてドトールへ行った。しかし何をしたらいいかわからず、結局昨日の出産立会いのことを日記に書いていた。そんなことをしていたら12時近くになり、近くの喫茶店でお昼を食べた。鳥羽和久さんの新刊が駅の本屋にあることがわかったので、本屋へ行った。久しぶりに本屋に来たので勢いで色々と買ってしまった。井戸川射子さんの新刊と、あとは綿矢りさ、川上弘美、江國香織の文庫を衝動買いした。その後妻に差し入れるお茶のティーバッグやスリッパなどを用意していたらもう子供のお迎えの時間になった。あっという間である。
幼稚園の担任の先生から、赤ちゃん返りがあったりするから連携とりながら一緒に見ていきましょうと言われて嬉しかった。
そのまま子供と一緒に産院に面会に行った。子供は楽しみにしていたけれど、いざ赤ちゃんを目の前にしたら緊張していた。遠慮がちに頭を撫でて、意気込んでいた抱っこはしなかった。赤ちゃんはよく泣いていて、抱っこすると泣き止む。抱っこじゃないと寝ない子だったら困るなあと思った。昨日見た生まれたての顔よりもしっかりとしていた。手が大きかった。助産師さんがシフトで替わるたびに「この子があのおっきな赤ちゃんね!」と言ってくれるらしい。
赤子はよく泣いた。ミルクを飲んでもすぐ泣くので妻が母乳を含ませた。上の子は赤ちゃんから離れたところでゴロゴロしていた。夜までいて、帰った。昨日の出産立会いから気を張っていたので疲れた。

10月30日
今日も仕事は休みにしてある。子供を幼稚園に送って、今日はゆっくり休んだ。早めに近所のラーメン屋でラーメンを食べたらお腹いっぱいで少し寝てしまった。起きたらもう幼稚園のお迎えの時間になっていた。
夕方に私の母が手伝いに来た。産院は上の子の面会は1回だけの決まりなので、私だけ妻の面会に行こうとしたら子供が泣いてしまった。私にべったりになって、トイレにもついてきてほしがった。あまりに泣くので今日は面会に行くのをやめた。
産院では助産師さんに相談してミルクの量を標準よりも早く増やすことにしたらしい。体が大きくてミルクが足りないから泣いているんじゃないのかということだった。増やしたら少し寝る時間が延びたらしい。
夜はそばを茹でて簡単に食べた。
明日が妻の退院日である。あっというまだ。

10月31日
ハロウィンである。うちの子はマリオの格好で行く。上下ひとつづきのツナギ状の服なので、トイレのときに少し大変になるので、昨日のうちに脱ぎ着の練習をしておいた。練習通りマリオを着て、頭にはヨッシーの顔の帽子をかぶった。
子供を幼稚園に送ってから妻の迎えに行こうと思っていたけれど、子供も一緒に退院の迎えに行きたいと言うので、それもそうだと思い幼稚園は遅刻で行くことにして一緒に産院に向かった。
産院の受付にマリオと一緒に行ったから喜んでもらえた。赤ちゃんはたくさんミルクを飲んで静かに寝ていた。少しずつ赤ちゃんの顔を上の子に見せておく。
入院費は全部市の補助金で賄えたのでこの日の支払いはゼロだった。
赤子をチャイルドシートに乗せて、後部座席は子供2人になった。退院である。そのまま幼稚園に向かう。上の子は赤子が「うー」と言うたびに私たちに報告してくれた。上の子の送りも完了した。
家に帰って赤子をハイローチェアに寝かせた。よく寝ていた。とりあえず一段落した。ミルクは最初は生後の日数×10mlが標準なのだが、うちの子はデカいのですでに80mlに上げた。そうしたらよく寝るようになった。初日は本当にお腹が空いていたらしい。
昼はモスバーガーにした。私も妻も母もモス野菜バーガーにした。
赤子が泣き、ミルクをあげ、赤子がミルクを飲みながらうんちをし、おむつを替え、ということを何回か繰り返したらもう幼稚園のお迎えの時間になったので急いで行った。
上の子は赤ちゃんを気にしつつもまだ慣れないみたいだった。親にくっつくことが増えた。不安なのかなと思う。
沐浴は今日は妻がやった。お湯は好きそうで、気持ちよさそうにしていた。それは上の子と同じだった。
夜は長谷川あかりさんのチキンとミニトマトの酒蒸しときゅうりご飯を作った。とてもおいしかったけれど、上の子は全然食べたがらず「おいしくない」と言うので、それでも食べようねと言って食べさせるのに苦労した。
赤子が増えたから当然ではあるけれど、とても疲れた。

11月1日
仕事は休みにした。上司の先生がよろこんで引き受けてくれたのでありがたかった。
今日は幼稚園が午前保育だったので、朝送って帰ってミルクをあげてオムツを替えたらもう迎えに行く時間になった。忙しい。疲れている。
子供の迎えをした帰りの車で赤ちゃんの名前を決めたことを上の子に伝えたら、「そんな変な名前はいや」「勝手に決めないで」「もうちょっと考えて」と言って大泣きしてしまった。後部座席から運転席を蹴りまくって怒るので大変だった。赤ちゃんがいることをまだ受け止めきれていないのがここに表れているのかなと思う。
私も妻も疲れてしまって交互に寝たり起きたりを繰り返した。赤子はかなりよく寝ていて、ミルク以外は本当にずっと寝ている。ありがたい。
夜にまた妻が赤子の名前のことを話したらやっぱり泣いてしまった。困った。
沐浴は私がやった。腰がつらかった。ベビーバスの位置などに改良の余地がある。
夜も授乳があるので夜中まで起きていた。

11月2日
少しずつ上の子に聞こえるように赤子の名前を呼んでみることにした。それでいいのかはわからないが、少しずつ慣れてくれたらいい。
疲れて寝たり起きたり。上の子とオセロをやったり。
赤子はよく寝ている。
夕方上の子とショッピングモールに行った。スーパーマリオオデッセイのゲームを買った。最近のがんばりを労うために。サーティワンでアイスを食べて帰った。

11月3日
赤子の世話をして寝て起きてを繰り返すとあっというまに時間が経っている。疲れて寝るしかない。上の子はマリオオデッセイをやっている。難しいところやボス戦は私がやる。結構楽しい。ステージを進むのに必要なギミックがボス戦でも出てきてそれを使って倒す仕組みになっていてよくできている。
夫婦で赤子の名前を呼びながら赤子について話していたら、自然と上の子も名前を呼んでくれた。この数日名前のことで泣いて怒っていたから、ずいぶん気持ちの整理が進んだのだと思う。私たちも毎朝毎晩上の子をかわいがって愛を伝えてきたから、それで安心してくれた部分もあったかもしれない。嬉しいことだった。
マリオオデッセイは楽しい。ゲームが下手な私でも進められる。
夜中に赤子の泣き声で起きてミルクをあげるときの頭の痺れたような感覚をまた味わっている。

書く暇がなくてとりとめもなく曖昧に書くだけの日記になっている。

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