日記2023.1.23

昨年の9月から大学院を休学している。今まで自分のうつ病について書いてはきたけれども、それは自分の経験をもとに「うつ病というもの」について書いてきたというところがあって、自分そのものについては書いてこなかったと思う。まあ書かなくていいのだと思う。書かなくていいと思っていた。書かないほうがいいと思っていた。どこか、自分が精神科医であることが書くことを制止していたところがあったと思う。実は、こういうことを書いているということは、書こうかな、書いたほうがいいかなと思いはじめたということで、それでこうやって書いている。冗長で散漫でもいい。

主治医と相談して休学を今年の9月まで延ばしたばかりである。延ばしたと書いたけれども必要な診断書をもらっただけでまだ書類を提出していないからまだなのだけれど、まあそれは2月の締め切りまでにやればよくて、気持ちの上ではもう延ばした。休学を延長するということは猶予ができるということではあるのだけれども、当の本人にとっては案外そういうものでもなく、同時に復帰についての意識がはじまる。このあたりは休学しはじめるときとは少し違っていて、最初は主治医任せというか、主治医がそう言ったのだからしょうがないよね、と人のせいにしながらほっとしていたのだけれど、今回の延長は自分がある程度主体的に決めたというか、事情や希望もこみで自分で決めたところがある。とにかく休学を延長したことで逆に復帰への意識が高まっている。

意識が高まると書くとやる気が出てきたのかと思われるかもしれない。まあそういう部分もなくはないけれど、基本的に不安である。この不安が厄介で、うつ病で疲れやすいのもあって、大変なことを避けてゆっくりしようという方向に強力に誘引する。そんなときには行動活性化の技法ですよ、と認知行動療法をかじった人は言うだろうけど、そんな簡単なもんじゃないので黙っていてほしい。とにかく、この不安に対して、回避するのではなく、なんとかやっつけて前に進みたい。それはやっぱり認知行動療法じゃんと思ったそこのあなた、そういうことじゃないと何度言ったらわかるのか。まあそうなんだけど。

何が言いたいかというと、これからたまに復学の不安について書いていこうなかと思っている。とりあえず不安があるということそのものに直面しないと話がはじまらないし、書けば自分の不安がちょっとはおもしろくなるかもしれないという希望的な見方もしている。今後も本当に駄文になりそうなんだけど、そういうことなのでどうかお許しください。願わくば応援してくださいませ。

いいなと思ったら応援しよう!