アレルギーの原因について理解しよう
花粉症シーズンが始まりますね
こんにちは、YTLのりゅうです!
2月になりましたね。
これからのシーズン、寒さとともに厳しくなる「花粉症」。
花粉症は、花粉が原因でおこるアレルギーです。
花粉症対策に、ドラッグストアや薬局で薬、アレルギー用薬を買われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?このように登録販売者にとってアレルギー用薬はとても身近な医薬品です。お客様からアレルギー症状に関する相談を受ける機会も多く、適切な薬の選択や使用方法をアドバイスする重要な役割を担っています。
ここでは、登録販売者試験で頻出のアレルギーとアレルギー用薬についてを前半と後半に分けて解説します。
今回は、前半のアレルギーについて解説します。
アレルギーとは
アレルギーとは、何でしょうか?
手引きでは、
免疫機構が過敏に反応して、好ましくない症状が引き起こされること
となっています。難しい表現ですね。。。
そこでまず、免疫について解説します。免疫とは、
細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応
要するに、私たちの体を守ってくれるシステムのようなものです。
この免疫があるおかげで、私たちは、ウイルスや細菌感染による病気にかかることなく健康的に過ごせています。
これを踏まえて、アレルギーについてもう一度確認しましょう。
免疫機構が過敏に反応して、好ましくない症状が引き起こされること
アレルギーは、免疫機構が過敏に反応することで起きると書かれています。
「過敏に反応する」とはどういうことなのでしょうか?
免疫機構は本来、ウイルスや細菌といった外敵が入ってきたときに働くシステムです。
しかし外敵ではない、花粉や牛乳、卵などという食品類等で過剰に反応することがあります。これが「過敏に反応する」ということです。
その結果、鼻水や目のかゆみなどの軽度な症状やショックといった命にかかわる症状も起きる可能性があります。これが、アレルギーの正体です。
アレルギーの原因物質(アレルゲン)
アレルギーについて深堀りしていきましょう。
アレルギーは、体の中にアレルギーの原因となる物質が入ることで起きます。この原因となる物質を「アレルゲン」といいます。
アレルゲンは、どのような物質でもなりえます。
例えば、花粉やハウスダスト、食べ物で牛乳、卵(水でもなりえます)、そして、医薬品や医薬品に含まれる添加物など、あらゆる物質がアレルゲンとなりえます。(医薬品を含めたあらゆる物質でアレルギーが起こることは試験でよく問われますのでぜひ押さえましょう)
アレルゲンが体内にはいった後、どうやってアレルギーは起こるのでしょうか?
手引きを確認してみましょう。
アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質であるヒスタミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。肥満細胞から遊離したヒスタミンは、周囲の器官や組織の表面に分布する特定のタンパク質(受容体)と反応することで、血管拡張(血管の容
積が拡張する)、血管透過性亢進(血漿タンパク質が組織中に漏出する)等の作用を示す。
うん、よくわからない。
免疫グロブリン? ヒスタミン?
いきなり、カタカナが増えてびっくりした方が多いのではないでしょうか?
一つ一つ解説します。
アレルギーのメカニズム
体内に入ったアレルゲンを「免疫グロブリン(肥満細胞から伸びる"グローブ"のようなもの)」がキャッチします。キャッチすると「肥満細胞」と呼ばれる細胞から「ヒスタミン」が放出されます。
このヒスタミンが血管表面などに到達することで血管拡張(血管がひろがること)や血管透過性(血管の壁の通りやすさ)が高まり、鼻づまりや鼻水がでるなどのアレルギー症状が起きます。
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要約すると、
アレルゲンを免疫グロブリンがキャッチする
(免疫"グローブ"リン="グローブ"のようなものと覚えてください)肥満細胞からヒスタミンが放出される
ヒスタミンが血管表面などにくっつき、アレルギー症状が起こる
となります。
まとめ
ここまでアレルギーについて解説しました。
要点をまとめると、
・アレルギーは、免疫機構が過敏に反応して起きている
・アレルギーは、どんな物質でも起こりえる
・アレルギー症状は、ヒスタミン等によって引き起こされる
この3点をまず押さえれば大丈夫です。
さらに、余裕がある方は、免疫グロブリンや肥満細胞による深い内容まで押さえましょう
では、最後に1つ質問です。
このアレルギー症状を改善するためにはどのようなお薬を使えばよいのでしょうか?
この質問の答えについて、また、アレルギーに使う薬に関しては、次回のnoteで!
ここまでお読みいただきありがとうございました。お疲れ様です!
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