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学びを豊かにする会

突然ですが皆さん「勉強」はお好きですか?

「好きです!」「大好き!!」「ラブです!!!」
そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、この「勉強」という二文字からは、できるだけ距離を置きたいと思う方、特に学生さんは多いのではないでしょうか。私も勉強は嫌いでした。学生の頃はずっと部活動だけだったらと、いつも思っていたものです。

ここで、「勉強」という言葉について少し深掘りしてみようと思います。
「勉強」の語源・由来って皆さんご存じですか?
「勉強」とは、「勉め(つとめ)を強いる(しいる)こと」が言葉の起源になっていて、もともとは「気の進まないことを無理にする」といった意味で使用されていたそうです。だから、今と昔では「勉強」の意味や使い方が違うようで…
例えば江戸時代では、商人が頑張って商品の値段をまけるという意味で「勉強」という言葉が使われていたそうです。
ご先祖様の気持ちが宿っているのか。「勉強」という言葉に多くの人が嫌悪感を抱いてしまうのはそのせいかもしれません。笑


会社で実施される「自主勉強会」とは

豊開発では、月に2回社員同士で先生役を回し社内で授業を行う「自主勉強会」という取り組みを実施しています。
これは、「新しい知識、色んな知識を得たい」「業界のこと、会社のことをもっと知りたい」そんな前向きな想いから、あそ部リーダーの澤さん考案で昨年1月に始まった取り組みです。
社員で先生役を回すというのは、例えば現場担当の方が建設業の専門的な知識を私たちのような若手社員や事務職のメンバーに授業を行ったり、逆に事務職のメンバーがExcelなどパソコンの操作方法を現場のメンバーに伝授したり、個人の得意分野や好きなことを授業のタイトルとして順番に先生役を務めていきます。

過去の勉強会の内容を一部ご紹介!

①澤先生による「Excel講座!」

出されたお題に沿って実際に操作していくという実践型の勉強会。業務時間の短縮に繋がる便利な関数や、ショートカットキーの紹介なども盛り込まれていました!

②奥野先生による「BCPについて学ぶ」

そもそもBCPってなに?というところから細かく説明していただき、会社として取り組むべきことは何かを考える貴重な時間でした!

【かぴメモ】
BCPとは、自然災害やシステム障害など緊急事態の出来事が起こった際に企業がどのように事業を継続するかを計画するものです。企業が直面するリスクを事前に把握し、その影響を最小限に抑えるための対策を立てる重要なプロセスになります。

③寺村先生による「ITパスポート」

「ITパスポート①」「ITパスポート②」というかたちで各分野に向けて授業を行い、授業を重ねるごとに知識を深めていきました!

④将成先生による「玉掛作業と揚重機について」

土木一本の人生を歩んできた、知識・経験を兼ね備えたまさしげさんから現場について授業を行っていただきました!
実際に現場を経験されている方から教わる授業は、すごく具体的でどんな質問にも素早く的確に教えていただけるので、すごく勉強になりました。

⑤私が初めて先生役をした授業「2級土木施工管理技士検定について」

私たちあそ部ガールズは、2024年にあるチャレンジをしました。それが、2級土木施工管理技士補」の資格を取得することです!
この勉強会でも、資格取得に向けて何度も授業を重ねてみんなで勉強してきました。「それで、結果は?」というところですが、詳しくはまた違う記事で書かせていただきますのでお楽しみに!

⑥外部講師による「マネーセミナー」

社内勉強会では過去に社外の方に先生を務めてもらい授業を行っていただいたことがあります。社員のお知り合いで、保険会社に勤める方にマネーリテラシーを学ぶため開いていただいた授業です。
今後も社外の方に先生をお願いし、色んな分野の専門の方から学べる機会というのは増やしていきたいと考えています!

教える人・教わる人は win win

授業を受けて教わる人は新しい知識が身についたり、新しい気づきや発見など学びがあるのはもちろんですが、逆に先生役の教える人も大きな学びを得ることができます。
いくら自分の得意分野や好きなことだとしても、それを人に教えるとなると感覚的な話ではなく、しっかり理解した上でそれを言葉にして伝える必要があります。そのためには一旦自分の中で復習を行い、どう伝えたら分かりやすいのか準備が必要ですよね。改めてそのことについて調べると、また違う発見や思い込んでいたことが実は違っていたなど、情報をアップデートすることにも繋がります。人前で話をするというスキルもつきますし、教える側にもたくさんの学びがあると思うのです。
アウトプットすることが大事だとよく耳にすると思います。そのアウトプットの中で、人が何かを学ぶとき最も自己成長に繋がると言われている方法が「教える」ことです。「教える」は最強のアウトプット術だといいます。
つまり、この自主勉強会は教える人・教わる人両方に学びがある素晴らしい取り組みだということです!

豊開発は〇〇を大事にしています

「見えないを楽しく深堀りする」
これは私たち豊開発が大切にしている哲学です。
豊開発は基礎工事と呼ばれる社会の基盤をつくる地面の中の仕事をしていますが、そんな仕事にも地面を掘る手前に、見えない思考や計画、問題発生時の原因究明のための「深掘り」が潜んでいます。
この「深掘り」は、下記の通り私たちが生きる社会にも同じことが言えると考えています。
「常に探求心を持ち知識や真実を深めること」
「人間関係の基盤を創り堀り進め築くこと」
「挑戦の先にある新しい発見や解決策を見つけること」
そして、深掘りの過程を楽しむことで得られる成長と学びを私たちは大切にしています。

この自主勉強会でも、自分の専門外のことだったり、知らないことだとしてもこの授業で得た知識が、いつか違う場面で役立つことがあるかもしれない。そんな風に考えながら、興味がある・ない関係なく色んなことに触れて、知識を蓄え深めることを意識して取り組んでいます。

無限の深堀り

学生の頃は「勉強」という言葉が大嫌いでしたが、大人になった今はむしろ新しい知識を得ることは楽しく、ワクワクすること。今では自主的に進んで勉強したいと思えるようになっていることに自分でもビックリしています。
これは、豊開発に入社してから特に感じていることです。
色んなことにチャレンジできる環境であり、自分で考えて行動することを推奨しているため、そういった豊開発の環境が個々の「学ぶ」という意識を高めてくれているのだと思います。この社内の自主勉強会も、「次はどんな新しい学びがあるのか」毎回楽しみにしています!
私たちあそ部は、これからの自主勉強会をさらにグレードアップさせ、もっとたくさんの社員さんに参加してもらえるよう試行錯誤中です!

これもまた「深掘り」
深掘りの先にある学び。今年はどんな学びがあるのか楽しみです!

深掘りはつづく…