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「利己的な遺伝子」から考える利他的な行動

本記事は、チェーンナーさんが毎年企画されている「バトンリレー企画2023◎人生は人喜ばせ合戦」に参加しています。

noteを始めた頃から交流させていただいている、rikaさんにバトンを回していただきました。
彼女の記事はこちら。


バトンリレー企画とは、「人生は人喜ばせ合戦」でnoterたちが記事を書き、次に書くnoterさんを指名してバトンを回していく企画で、
「人に喜んでもらったこと」
「してもらって嬉しかったこと」
だそうです。

人に喜んでもらった経験は、一年前、夏休みにBBQの企画をしたことです。いっけん、利他的な行為ですが、なんで企画したかというと、単純に自分がやりたかったからです。利己的な動機がありました。

そこからなんとなく利他とか、利己とか関係ないんだな、と思いました。

リチャード・ドーキンス氏の書かれた「利己的な遺伝子」という本の中で、働きバチの話が利他的と見せかけて利己的な行動の例として挙げられています。

働きバチは自分の子供を作らず、女王バチの面倒を見て一生を終えます。はたから見れば、利他的な行動をとっているように見えます。

しかし、遺伝子の観点から見ると、働きバチの行動は極めて利己的です。

なぜなら、自分が交尾して子孫を残すよりも、女王バチに多くの子孫を残してもらった方が、自分の遺伝子は多く受け継がれるからです。

ハチの場合、交尾して子供に受け継がれる遺伝子は50%です。しかし、自分の妹を増やす場合(女王バチに仕える場合)、産まれてくる働きバチの遺伝子に自分の遺伝子が含まれる割合は75%となります。これはオスの染色体が一本であることにより引き起こされます。

つまり、働きバチにとっては、自分で子孫を残すより、姉妹を増やす方が適応度が高いのです。彼らは自分の遺伝子をより多く残したいという利己的な欲求に基づき、利他的な行動をとっているのです。

他人のためになるからやるとか、自分のことしか考えないという0か1かみたいな考え方は、机上の空論です。

現実にある行動は利己的でもあり、利他的でもあるそんな曖昧な行動だと思います。人間は本能的に、それを理解しているのかもしれません。

結局自分のためにもなると思うと、利他的な行動でもなんか頑張れそうですよね笑

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次にバトンを回す人ですが、さんに回させていただきます。いつも興味深いnoteを投稿してくださる方なので、今回のテーマで何を書いていただけるのか楽しみです。
お忙しければ、断っていただいて大丈夫です。

今日はそんな感じです。ありがとうございました!

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