【読書記録2】漫画でわかるバフェットの投資術

今回読んだ本

濱本明総監修「漫画でわかるバフェットの投資術」

著者について

著者ではなく総監修という表記になっておりますが、濱本明さんは大学で会計学を研究・教育されている方のようです。
会計学を専攻する学生が減少傾向にある中で、少しでも興味を持つ人が増えるようにという願いから、資産家であり投資家であるウォーレン・バフェットの投資術、そこから学べることを漫画を交えながら解説するに至ったとのことです。
なお、漫画についてはちゃぼさんという方が描かれています。

内容

ウォーレン・バフェットの生い立ちから現在まで、時系列順(幼年期→青年期→壮年期→最盛期→熟年期)に当時の出来事や影響を受けたことが紹介され、そこから学べる投資術が述べられています。
各パートが「バフェットの言葉及びその解説→漫画→重要シーンの解説→そこから学べる投資術の解説」という順番で進んでいきます。

幼少期から株を始め様々な商売を行ってきたバフェットはビジネススクールで会計学を学び、恩師と仰ぐベンジャミン・グレアムやフィリップ・フィッシャーの影響を受けながら投資を行います。そして、こうした経験の中で自身の投資術を編み出し、現在に至るまでの経緯が漫画を交えながらわかりやすく書かれています。

また、バフェットが影響を受けたと言われているグレアムやフィッシャーの理論、そしてバフェット自身の投資術がポイントを押さえながらわかりやすく解説されています。

感想

私自身が投資の世界については全くの素人であり、恥ずかしながらウォーレン・バフェットの名前は前回読んだ「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」で初めて知りました。

前回読書を終えた後、Amazonの関連書に本書が出てきまして、なんとこちらもAmazon prime会員なら無料で読めるとのことで読んでみました。

バフェットに限ったことでは無いですが、独自の考え方や姿勢を生み出すって凄いことだなと思います。人から多くの影響を受けるってことは多々あるとは思いますが、その中から独自のスタイルを確立するって中々無いことだと思うんですよね(個人的に)。

投資術についての解説も多少専門的な部分はありましたがわかりやすかったです。今後も投資については勉強したいと思っているので、良いとっかかりになりました。

「漫画で読む」系の書籍って初めて読ませていただいたのですが、素人のとっかかりとしては非常に良いと思います。
1冊で詳細な部分までは書ききれていないと思いますが、漫画を交えて重要なポイントを押さえながら全体像を把握できますし、何より文量が多くないため途中で挫折することなく読むことができます。

何か新しい分野の勉強を始める際には、こうした「漫画で読む」系を手始めに読んでみるのも一つの手かもしれません。

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