しつけ講座⑦褒める・叱る編
山梨セラピードッグクラブです。今回は「いくらしつけをしても身につかない」そんな飼い主さんのために、知っているようで知らなかったしつけ方法を伝授!これを読めば新発見があるかもしれません。
今回はしつけ講座の最終回です。前回までに6回にわたり、しつけの基本を勉強してきましたが、基本を繰り返しながら、更に高度なコミュニケーションを取るために、最終回は「褒める」「叱る」をマスターしましょう。
まず「褒める」ですが、頭を撫でながら褒める飼い主さんが多いのですが、犬は頭よりも前胸部(前足の中間部)胸骨端部のポイントを撫でられるほうが喜びを感じます。その際、ヨーシヨーシなどの激励符を声に出しながら撫でてあげましょう。そのようにして愛撫したあとは、頭など他の部位を撫でてあげても効果が出ます。大袈裟なほど繰り返し、愛犬が酔いしびれるくらい褒めてあげましょう。
一方で「叱る」ですが、これは「褒める」とは逆に、短時間にかつ効果的に伝えることが重要です。そして叱るときは、犬が叱られれているのがわかるような声を出すことが必要になります。叱り方としては「いけない」などの声符(声による合図)とともに、犬の顔の前に手をかざします(人差し指を使うことが多いです)。そうすると犬が緊張したり、一瞬まばたきをし、叱られることを自覚します。そのような反応が出るように叱ることができれば、あとは工夫次第で十分継続も可能です。
褒める・叱る ポイント①
褒められることが犬の喜びになるよう意識しながら、前胸部(前足の中間部)胸骨端部を撫でであげましょう
褒める・叱る ポイント②
叱るときはできるだけ短時間に、かつ犬が叱られている意識をもつことが大事です
褒める・叱る ポイント③
一瞬犬がまばたきすることで、叱られていることを犬が自覚している目安になります
訓練中に褒めた叱ったりしている様子を見ることができますのでぜひYouTubeで見てみてくださいね。
今回のまとめ
犬と良好なコミュニケーションを取るには、わかりやすい声符(声の命令)と視符(目で見る合図)を使うことが大事です。特に女性の飼い主さんが犬を叱るとき、優しい口調で叱っても犬は叱られているという自覚を持てず、コミュニケーションが取れない結果になってしまいます。「褒める」「叱る」を適切に行えば、犬と気持ちが通じ合い、更に聞き分けのいい状態になります。
幹先生のコラム 〜継続は力なり〜
しつけの基本を学んできましたが、いかがでしたでしょうか?ひとつひとつの訓練をマスターしていけば、飼い主さんも愛犬の持つ潜在能力の素晴らしさを実感できるはずです。継続は力なり、愛犬とコミュニケーションを取りながら日々成長していってください。
今回のこちらの講座はマガジンでまとめているので、他の記事もぜひご覧ください!
他にもしつけに関する記事は随時更新していく予定ですので、楽しみにしていてください。
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