しつけ講座⑥招呼(コイ)編
山梨セラピードッグクラブです。今回は「いくらしつけをしても身につかない」そんな飼い主さんのために、知っているようで知らなかったしつけ方法を伝授!これを読めば新発見があるかもしれません。
「コイ」という意味を愛犬に理解させる
前回の「待て」で、飼い主さんの左側に愛犬が座った状態で待つことができるようになれば、そのまま少しずつ距離を置きながら次のステップ「招呼」です。
「招呼」は対面した状態で10mほど離れた後に、「ヨーシ コイ」の命令と同時に愛犬が一目散に飼い主さんの横にやってきて、左側に付いて座る動作です。
この訓練をする上で最も大事なことは「コイ」という意味合いを犬にどうやって理解させるかです。最初は必ずリードをつけて、短い距離での反復練習から始めましょう。
「マテ」「スワレ」の指示で、1mくらいの距離を置き、対面し、「コイ」「アトエ」の指示と同時に飼い主さんの左横に付けます。左手の使い方で愛犬が楽に「回れ左」になるように工夫してみてください。左横にうまく付くことができれば適度な間をもたせた後に、心から褒めてあげましょう。
「コイ」の意味を理解できるようになれば、視符(手による合図)での訓練も効果的です。離れた場所から、左手を上から下にまっすぐ下にしながら「コイ」と命令をします。声の命令と手の合図が連動され、愛犬を命令の具体的な行動パターンをより習得しやすくなるでしょう。
招呼 ポイント①
最初は近いところから、徐々に距離をあけ、スワレの体勢から飼い主さんの左側に来るようにします
招呼 ポイント②
最初はリードで補助しながら、飼い主さんの左側でぐるりと向きを変えます
招呼 ポイント③
最終的には10mほど距離をとり、号令と視符(右手を上から下へ下げる)で遠隔命令ができるようになるのが理想です
今回のまとめ
全てのしつけに言えることですが、今回もゆっくり確実に教えることが大切です。招呼になれば訓練は複雑です。途中でつまずいたら、前に戻り、ひとつひとつの命令の意味を再確認することも大事です。うまくできれば飼い主さんから褒めてもらえるということを愛犬が理解できるように、声と手を連動させるのもポイントです。
幹先生のコラム 〜小型犬のしつけ〜
犬のしつけというと、つい中型犬や小型犬を連想するかもしれませんが、しつけはどんな犬にも重要です。小型犬が、道で出会った大型犬と張り合うこともあります。小さな犬でも大きな犬と同じ気持ちを持っているはず。きちんとしつけをして、その犬の良さを引き出し、人間の暮らしに適応できるように育てたいものです。
マガジンでまとめているので、他の講座もぜひご覧ください!
ご質問やご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください!
メール yamanashi.tdc@gmail.com
ウェブサイト
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?