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興味の芽を育てるためにできること [父親の不登校戦略論 vol.7]

前回の記事では、興味のタネを見つけるお話をしました。


今回は、その続き。

興味のタネは見つかった。

さて、そのあとどうするかについて書いていきましょう。

子どもはスグに飽きる

残念ながら、子どもはスグに飽きます。最初こそ楽しそうにしていても、スグに「もういいや……」とモチベーションを失います。

せっかく手間と時間をかけて、興味のタネを見つけたのに、芽が出ないともったいないですよね。

もちろん、「やっぱりやりたいことじゃない」という場合もありますが、出来れば芽が出来るようにサポートしていってあげたいものです。

そこで、重要なのは、いかに飽きないようにするか。イヤにならないようにするか、です。

飽きる原因は、大きく3つです。

〈飽きる原因〉

適切な難易度ではない
上手くならない
なにをしたらいいか分からない

適切な難易度は、簡単過ぎず、難しすぎないものです。

勉強が苦手な子が勉強がうまくできないのは、ほとんどが本人にとって難しすぎるのです。難しいからイヤになります。難しすぎるから、「めんどくさい」と思ってしまいます。

ガンバれば出来そう。
ちょっとガンバったら達成できる。

そういった適切な難易度だと、ガンバろうと思うことができます。


また、「上手くならない」とだんだんイヤになってきます。楽しくないのですよね。ピアノを辞める人のほとんどは、基礎練習が続いてイヤになります。

弾きたい曲がある。かっこよく演奏したいのに、和音の練習ばかりしていると、イヤになってしまいますよね。

基礎練習はとても重要なのですが、どうしても単調だったり、おもしろくない、上手くなったことを実感できないと、やりたくないと思います。


なにをしたらいいのかが分からないのも飽きる原因です。

子どもは計画を立てることは苦手だし、じっくり考えることはなかなか出来ません。

たとえ好きなこと、おもしろそうなことであっても、なにをしていいのか具体的に分からないとモチベーションはどんどん下がっていきます。

ウクレレに興味を持ったとしても、どのように練習すればいいのか分からないと、だんだんイヤになっていく感じですね。


飽きないようにするために出来ること

では、飽きないようにどのようにしていけばいいでしょうか?

必要な要素は、この4つです。

目標
師匠
仲間
応援団


全部がなくてもいいですが、目標は必須です。目標がないと、なにを目指したらいいのかが分かりません。

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