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高すぎる目標を立てる子への対処法
「学校へ行くなら朝からちゃんと行きたい」
「偏差値の高い学校へ行きたい」
親御さんからしたら、「いや、ちょっと高い目標を立てすぎじゃないの?」「もっと今できるような目標にしたらいいじゃない……」と思うことも少ないないでしょう。
不登校になる子は、完璧主義的なところがあり、“キチンとしたい”という気持ちが強いです。
そのため、“とりあえず”とか“少しだけ”とかが出来ません。
学校へ行くなら、朝から夕方までちゃんと行きたい。
進学するなら、普通科や偏差値の高い学校へ行きたい。
気軽な気持ちで一歩踏み出すということがなかなか難しい。
親御さんからしたら、「そんなふうに考えるから学校もしんどくなるのよ」「もっと肩の力を抜いたらどうかしら」と思うでしょう。
でも、それが出来ないからこそ、本人たちも困っており、苦しんでいるのです。
では、今回は、そのような子たちに対してどのように関わったらいいのか?
どのような対処法があるのかについてご紹介させていただきます。
考え方を変えることはできない
まずは、前提からです。
無理やりに子どもの考え方を変えることはほとんど不可能です。そうでなくても、反抗する年頃。
アドバイスをしても、なかなか聞く耳を持ちません。
性格を変えなきゃ。
考え方を変えなきゃ。
そのような姿勢を捨ててください。
もどかしい気持ちは、とてもよく理解できます。
「この子のためにも……」と思い、なんとかしたいとも思われるでしょう。
けれど、考え方は自分自身が「このままじゃしんどい」と実感して、始めて変えることができます。
誰かから言われて変わるようなものではありません。
完璧主義や「〜すべき」という考え方は、思考のゆがみと言われています。
不合理な思い込み(イラショナルビリーフ)とも言います。
「出来るだけ完璧にするほうがいいよね」くらいなら問題がないのですが、「完璧であるべき」「完璧でないと意味がない」くらいに極端に考えるようになると、日常がしんどくなってしまいます。
なので、ゆくゆくはこの完璧に考える思考法も少し緩くなっていくほうがいいです。
けれど、それは本人が「変えなきゃ!」と思ってから、です。
今度、思考のゆがみについてはnoteでご紹介しますが、今回は少しおいておきましょう。
たくさんの方々に届くように、マニュアルや資料などをどんどん作っていきます。できるだけ無料で公開できたらいいなと思っているので、「役に立つ」「参考になった」と思ったら、投げ銭お願いいたします。