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自信が持てず、行動できないのは目標への考え方が違うから。

不登校の子たちを見ていて、「努力するのが苦手だなぁ」と感じることが多くあります。なかなかがんばることができない。

傍目から見ていると、「どうして、こんなにもやる気がないのだろう」「もっと意欲持ちなさいよ」「どうすれば、自信をつけてあげることができるだろう?」とヤキモキします。

その原因がどこにあるんだろうと常々考えていたのですが、どうやらパフォーマンス目標を目指しているのが良くないのでは、と最近思っています。

大事なのは、パフォーマンス目標ではなく、マスタリー目標です。

詳しいことは、これから書いていきましょう。


不登校の子って、完璧主義でこだわりが強い子が多いです。ぼく自身もそうです。

人のいうことをなかなか聞かず、自分で決めたことを信じる。一見すると、芯が強いと思えるかもしれませんが、裏を返すと、頑な。頑固。融通がきかないみたいなことでもあります。

完璧主義な子は、上手くいっているときは順調にがんばることができます。

しかし、失敗に弱い。打たれ弱いのです。

完璧にしたいので、完璧に出来ないと取り組めない。うまくいっても満足できない。

足りない、足りない、足りない。

切迫感や危機感を原動力に行動をします。


危機感は確かに大きな力になります。ただ、消耗も激しい。火事場の馬鹿力は、そう何度も使うわけにはいかないのです。

一度、心が折れてしまうと、なかなか復活できません。

「とりあえず……」が許せません。

「とりあえず、学校行ってみよう」
「とにかく、まずは勉強してみようか」

適当に、力を抜くのが苦手で、いつでも全力投球。

「準備は完璧に出来た!」と思えないと、なかなか行動にうつすことができないのです。

この問題を解決する糸口として、『パフォーマンス目標』と『マスタリー目標』があります。

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