【Gemini Pro】衝撃!動く!長文反復プロンプト
本noteをお読みいただき, ありがとうございます.
ChatGPTのプロンプトを扱ってきた本マガジンですが, Gemini Proの充実を踏まえて, Geminiで動くプロンプトも紹介していきたいと思います.
Gemini (旧Google Bard)はその特徴として, CHatGPTに比べて長文プロンプトに対する実行精度が低いとの研究があります.
これは, 筆者もGoogle Bard時代から感じていた課題感で, 「創造・探究」ならChatGPT, 「検索・リサーチ」ならGeminiなどと研修会でも紹介しているくらいです.
ところが, Gemini 1.5 Proのリリース直後くらいから, 無料で使えるGemini Proでも明らかな性能向上を確認できています.
本noteではGemini Proで「より長い, より再帰的な作業」を実行させるコツについて解説します.
長文反復プロンプトとは?
具体的なプロンプトはこちらです.
Geminiで実装してみた例をご確認ください.
こちらのプロンプトは, テイストを「More Professional」で実行してください.
このように小テストをこちらがわに提示してくれます.
以前まではここまではたまにできることもあったのですが, すごいのがこの作業の後に, 特に支持することもなく, 次の問題に進んだり, より細かい説明をするステップをしっかり挟んでくれています.
「next」などと指示すれば, 追加プロンプトなしで次の問題に行ってくれます.
初めてご覧になる方はこの感動をわかってもらいづらいと思いますが, 本当にここまで動くようになると, いよいよChatGPT3.5-turbo(無料バージョン)より高精度だと言わざるをえないです.
今後これが13歳以上18歳未満の生徒でも使えるようになると, こういった恩恵が学生の皆様にも普及するでしょう.
プロンプトの解説
このプロンプトでは,この部分で繰り返し問題を提示し続けるように指示しています.
そしてこの部分で, 問題を出した後の挙動を制御しています.
私の答えを正誤判断し, フィードバックします.
ハルシネーションには注意
ここまで感動をお伝えしてきましたが, まだまだ弱い部分も出ます.
とりわけエクセルの二次元情報を操作するような部分は,コード・スニペットで処理しない限り, 間違いを返しやすいです.
ここではあえて間違えた回答をごり押してみましたが, 正しい答えは返ってきませんでした.
まとめ
本noteでは, 簡単な反復作業を依頼するプロンプトを紹介しました.
ぜひ, 読者の方もGeminiで実行してみましょう!
今後もGeminiの内容をアップデートしていこうと思いますので, ぜひチェックしてみてくださいね.
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