とある人生迷子
旅立ち〜南の果てウムヌゴビまでを綴った日記です。砂漠で焦げた鍋を洗った話、思春期チンギスとのギクシャクデイズはこちらに掲載中
はじめまして!”とある人生迷子”ことユイ、もといサラと申します。 初めてのnote、初めての記事です。 普通ならこの記事は自己紹介をする習わし(?)なのかもしれませんが、書いていきたい事が大きく少し気が重いので、あえて冒険譚チックな内容から始めてみます! まずは楽しい思い出から私の人となりを知っていただければ、という思いです。 今年(2024年)今まで勤めていた会社を退職し、約1ヵ月半モンゴルへ行ってきました。 それを振り返る1ページ目とも言えるこの記事では、
チャーターした車のドライバーが7時に迎えに来てくれるので、6:15に起きた。 チンギスも珍しくかけていたアラームが6:30に鳴ったが、普通に止めて寝ていた。女将さんも6:40に鳴ったアラームを止めてまた寝てた。 でも今日は珍しく、ほぼ時間通り7:10くらいに出発した。 今回はアメリカ人女性と一緒に観光地を巡る事になっている。 彼女を空港に迎えに行ったが、飛行機の到着が遅れたようで9時に合流。 やって来たのはマサチューセッツに家を持つ、モリーンさんという50代
このところ首都と南部の往復を繰り返している。 今日からまた南へ。 今回もバスで、今度は中国と国境を接するウムヌゴビ県に。 昨日帰ったらアマルダくんがいなかった。 チンギスに「弟にお土産を買って帰ろう」と言ってもいらないと言っていたのは、遠い郊外へ預けられたからだったのか… 私のiPhoneケースを破壊したりソーダを振って炭酸を抜いてしまったり、手がつけられないイタズラ坊主だと思っていたし、いつもたくさんの新しいオモチャを買ってもらったり兄に甘えたりしている彼
いつも『モンゴル周遊記』を読んでくださっている方々、ありがとうございます! 初めてこの記事を見てくださった方、はじめまして! 現在は地元の北陸を転々と暮らしていますが、12月から北海道へ引っ越そうとしている…まさに"人生迷子"なユイです。 モンゴルで馬との暮らしに興味を持ち、馬事文化が根付いているという福島県南相馬市で11月に移住体験をしてきました。 冒険譚の完結も自己紹介もまだなくせに、諸事情により今回は急な近況報告とさせてください… 現地で見て聞いて、感じ
今朝は9〜10時に出発すると言われて11時くらいかなぁと予想したけど、下手をすると10時くらいに起きてしまう可能性もあるから8時にアラームをかけた。 起きたけど、周りはみんな爆睡。 準備する必要のあるチンギスが最後に起きたので、結局は11時前に出発した。 どうせ当たる予想だったなら、その通りに行動しておけば良かったと後悔。 プーチェさんが買出しへ行くついでに町まで送ってくれて、奥さんと3人別の車でウランバートルへ。 私はこの時、ヤンジッドルマさん手配でチャ
ここを発つのは今日だと聞いていたが、昨日その事をケシーに話したら「チンギスからは7月5日だと聞いた」と言う。 いつの間にか予定が変更になっていたらしい。 昨日の夕方は調子が良かったけど、電波がなさすぎてメッセージの送受信をするだけでも大変なので、あまりヤンジッドルマさんに連絡できていない。 メッセンジャーで最後のメッセージも「送信できませんでした」という表示が、LINEとは違って再起動を何度しても消えないままだ。 今日はまた地方の小ナーダム。 モンゴルでは車
今日の食事は、朝から骨付き肉が入ったミルク粥。 プーチェさんは器用にナイフを使って肉を削ぎ落としながら美味しそうに食べていたが、朝は小食な私には重い。 そして朝に油分を摂るとお腹を壊してしまうので、そうならない事を願いながら食べた。 幸いにも良質なモンゴルの羊肉はヘルシーだったのか、お腹は無事だった。 昨夜から子ども達がいないため静かで、残ったトクソーという子が何度もチンギスを起こしたが昼まで起きて来ない。 奥さんも朝食を出したら出かけて行ってしまったので
今日は、朝から子ども達が大げんか。 誰が馬に乗るかを争っている内、チンギスが鞭で叩かれてしまってガチギレ。 歳下の子2人を強く転ばせて遠くへ去ってしまった。 泣いてる子ども達をなだめてからチンギスの元へ向かう。 健脚のチンギスは随分遠くへ行ってしまったけど、のんびり歩いている内に最年長の青年が馬で追いかけて来た。 お互い言葉は通じないけど「チンギス行っちゃった、よろしく」って日本語とジェスチャーで充分。馬であっという間に追いついて、彼をなだめてくれた。 青
チンギスを不安にさせないように、今日は起きてすぐ自分から彼の所へ挨拶しに行った。 しばらく一緒に馬を見て「暑いから日陰に行く」と行って1人離れた。 最近にしては長い間離れていたけど、また近くに来た時の彼は笑顔で落ち着いていて安心した。 しばらくは細かい報連相をした方が良さそうだなぁ。 ここのファミリーは本当に裕福みたいだ。 昨日見せてもらった子どものスマホのフォルダには、ビジネスクラスに座る男性や外国の動物園、大きな家、ディズニーランドへ出かけた写真など楽し
起きて身支度を済ませて日記を書いていたら、チンギスがやって来た。 私の日焼け止めは強すぎて、気をつけて塗らないと目が痛くて涙が出る。 今日も塗ったばかりで目が染みていた所にチンギスが来た。 私が泣いていると誤解したみたいだが、説明したら多分わかってくれた。 「鞍なしで馬に乗るか?」と聞かれ、日本で裸馬に乗る機会なんてないから体験してみたくて、その旨を伝えた。 外に出ると、ケシーが裸馬に乗って遠くで駆けていた。 さすが、自馬を飼って背中に立ったりして遊んでい
調教師のお宅に到着。 ここもトレーラーハウスのようだ。 みんなで「こんにちは」と言って調教師を囲み、馬を見せてもらった。 その後に家へ入り、奥さんにも「こんにちは」と挨拶してみんな調教師からいろいろ説明を受けたり、質問したりしていた。 イギリス人女性2人の内1人は教授でモンゴル語を話す事ができ、何を話しているのかもう1人の学生に説明しながら会話を楽しんでいる。 対面にいる私には聞こえずみんなが何を話しているかはわからなかったが、輪から外れるのも良くないと思い
昨夜、チンギスの寝かせないターゲットは私になってしまった。 今更私が持っていたソーラー充電式のモバイルバッテリーに気づき、子どもらしく見せろ使わせろと騒ぐ。 「電圧が違うから変圧器を使わねばならない」と説明したのに、バッテリーをそのまま家のコンセントに繋いでしまった。 とりあえず大丈夫だったみたいだけど、長い旅だからこの先が心配になる… 外で寝支度をして戻ったら、好きだから持ってきたという香水をファブリーズのように撒き散らかしていた。 モンゴルに来てからどん
チンギスはすっかり息子くんに懐いて、昨夜は「寝かせてくれ」と言われているのにずっとちょっかいをかけていた。 私はあまり息子くんとは会話をしなかったけど、踊り狂ったりホラ話で息子くんをからかっているチンギスを見て「こいつぁヤバイ」っていうアイコンタクトで繋がり合えた気がする。 トゥブでもここでも、同じ何かを見て同じ事を感じる事が大切なのかなーと思った! 息子くんは15歳ながら手先が器用かつ趣味で、トレーラーハウスのベッドやキッチン周りの戸棚を作ったらしい。 調理器具
私にとってモンゴル語の名前が難しいのと同じく、日本語の名前もモンゴルの人達には難しいようで大体「ユリ」か「ユニ」と呼ばれる。 ここのファミリーも呼びにくいからか「モンゴルでの名前を付けよう、日が沈んでから来たからサラ(=モンゴル語で"月")だ」と素敵な名前をもらったけど、彼らは結局ユイと呼んでいる笑 でも私はこの家族が好きになっていたので、もらった名前も気に入った! イングリッシュネーム的なものを持っていなかったので、これからは必要に応じてサラを名乗る事にした。
今日の出発が朝早いと聞いていつ起きるか尋ねたら「8時に起きて9時に出る」とのこと。 普通、もしくは遅いよ!県外へスノーボード行く時は朝3〜4時に起きるよ… なんにせよ早起きせずに済むのは助かる。 またグランパが迎えに来てくれて、長距離バスが発着するドラゴンバスターミナルへ。 チケットはオンラインでヤンジッドルマさんが手配してくれていた。 途中のスーパーで飲み物、バスターミナルで弁当を買って食べて、出発時間を待った。 ジュースより炭酸の気分だと話すと、チンギ
昨夜おじいちゃんが「明日は地方の小ナーダムが見れるぞ」と教えてくれて、久しぶりにアラームをかけた。 けど寒くて早く起きてしまい、吹き込む冷風で咳が出たので風邪薬を飲んだ。 子ども達にはサンリオキャラクターが人気。 ひたすらペーパークラフトを作ってるだけの動画が、この村以外でも世界中ですごい再生回数を記録している。 そういえばあまり紙を見ないなーと思って、折り紙を作って渡したら仲良くなれた子もいた。 ここにいると、良くも悪くも1人になる場所と時間がない。 みん