個人事業主として開業してからの経験を書いておく44(国民健康保険料)
今回は、国民健康保険のことについてあれこれ書いてみたいと思います。
1.国民健康保険の支払い
サラリーマンから個人事業主になって大きく変わるものの一つに、健康保険があります。
会社員の場合、会社が運営している組合健保(前々職はこれでした)、中小企業が共同で運営している協会けんぽ(前職はこれでした)といった、会社から提供される社会保険に加入します。
なので、給料からの天引きで保険料は支払います。
個人事業主になると、何もしなければ1年分の保険料の納付書が送ってこられます。一括用と10回に分けて毎月納付するものとが送ってこられます。
依頼書を提出すれば口座自動引き落としも可能ですが、私は納付書での納付にしています。
一括で払えるのであれば払ってスッキリしてしまいたい、という思いがあるのと、月々に支払う費用をできるだけ少なくしたいという思いがあって、そうしてます。
結果年間で払う額は一緒なんですけどね。。まあ、気持ちの問題です。
2.国民健康保険の保険料って、「税金」だったんだ
さて、この国民健康保険料なんですが、さいたま市から届いた納付書を見ると、
知らなかった。
国民健康保険保険料って、「税金」だったんだ。
調べてみると、これは「保険料」にするか「保険税」とするかは自治体の裁量によって決まっているのだそうです。
払う側からすると「保険料」でも「保険税」でも受けられる健康保険のサービス内容には違いはありません。
違いは、根拠となる法律がことなるということ、保険料よりも保険税として取り扱ったときのほうが、滞納している人に対する差し押さえの優先順位が強かったり徴収権の期限が長いのだそうです。
なので、地方の自治体は保険税として取り扱うことが多いそうです。
ちなみに、国民健康保険料は、個人事業主の場合経費として計上することはできないのでご注意を。その代わり確定申告時、控除処理をおこなうことができます。
3.国民健康保険料はどうやって算出されるのか
では、この国民健康保険料って、どのようにして算出されるか。
基本的にはその人の収入から算出されます。ただですね、実は自治体によって金額が変わるようです。
具体的な計算式や方法ですが、自分なりに理解しようとしましたがなかなか複雑なので解説はあきらめました。。
具体的にいくらになるかはそれぞれの自治体に問い合わせるというのが確実です。
ただし、私が住んでいるさいたま市のように、試算できるエクセルシートを提供してくれたりしています。
こういうのってありがたいですね。
4.今回のまとめ
日本は国民全員が同じ質の医療サービスを受けられるよう「国民皆保険制度」を提供しています。これは日本国憲法25条
「 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」
に基づくものなのですね。
つまり、言い方を変えれば
国民全員強制加入の制度
なわけです。国民皆保険制度はすばらしい制度だと思いますが、制度を維持するためには、自分達も相応の負担をしないといけないわけですね。
保険料を支払っているから病院をガンガン活用しよう!と言うつもりはありませんが、必要なとき、適度な医療費で病院にかかることができるというのはありがたい事です。
何よりも、病院のお世話になることのないよう普段から免疫力を高めて健康を維持することに力を入れることの方が大事だなぁ、と思っている今日この頃です。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m