個人事業主として開業してからの経験を書いておく25(想定していないニーズについて)
個人事業主になってからわかってきた、いろんな切り口で見ていくと自分の経験が仕事になるということについて書きたいと思います。
1.求められることはメイン業務よりも・・・
あらためて(かな?)、タカハマプロジェクトが掲げている活動内容は、以下の2つです。
・プロジェクトマネジメントやネットワーク技術のトレーニング支援
・企業のプロジェクトマネジメント支援
メインとしてはこの2本柱のお仕事で貢献させていただいています。
ところがふたを開けてみると、活動内容の中で結構な比率を占めているのが
・ネットワーク技術支援
でした。
私は前職時代、IP電話システム関連技術のエンジニアでした。もちろんベースとしてネットワークの勉強はしてきましたが、ネットワークそのものをメインのとして活動していたわけではなかったのですね。
ですから、前職の会社のネットワークエンジニアレベルからしたら、高度な設計や細かいアーキテクチャまでは経験していないです。
そんな私でもいろんなお客様からネットワーク技術力や経験、実績を必要とされるのですね。
当然、期待に応えられるよう対応していますよ(笑)
2.ネットワーク技術支援は自分が思うよりもニーズが高かった
わたくし、コロナ禍の前からリモートワークで成り立つこんな案件を複数件対応してきました。
週1~2回の定例にWeb会議で参加します。そこでネットワーク技術に関するいろいろな質問や悩みに対してコメント・アドバイスします。それ以外には基本メール、チャットベースで質問に答えます。
実は、コロナが蔓延する前からこのリモートワークメインの案件をやっていたので、コロナ禍はそこまで業務の遂行に影響は出ていないんです。
これらの案件、すごく基本的なネットワークデザインや知識に関することであっても知らないんだな、という感想です。
そういう案件が続いていることでわかったことは、
「ネットワークエンジニアって本当に少ないんだなぁ」
ってことです。
周囲にネットワークのことがわかる人がいないため、ネットワーク技術やデザインについてエキスパートにちょっと相談したい、でもずっと長時間拘束するほどお金は払えないというお客様が結構おられるんだな、というふうに感じています。
これは、タカハマプロジェクトを開業するときには想定していなかった世間のニーズでした。
なんせ、前職の会社にはネットワークエンジニアが周りにウヨウヨしてましたからね(笑)
3.アンテナを貼れば仕事の切り口は見つけられる
私のキャリアとしては、
・本社ITスタッフ
・インフラ(ケーブル配線)エンジニア
・ネットワークコンサルティングエンジニア
・プロマネ
と上から順に経験して現在に至っています。
面白いことに、これらの様々な経験で、無駄になったものは一つもありませんね。
むしろ失敗したことの方が説得力を持ちます。
今現在自分が得意としていることでなくても、過去やっていた経験があったりしたものはすべて自分の武器になります。
自分がメインで掲げている業務をメインでやっているお客様ももちろんあります。しかし、それと同じくらい自分が思っていなかったところのニーズがあることもまた事実なのです。
エンジニアの皆様やプロマネの皆様には、こんなニーズにこたえていくような働き方、生き方もできるんだよ、ということを参考のひとつにしてもらっていいのかな、と思った次第です。
自分の経験は、絶対に後に活かされます。むしろ失敗やつらい経験を持っているほうがお客様には響きますし、説得力があります。
こういった経験を蓄積していれば、(私と全く同じではなくとも)今回のような緊急事態時でも比較的安定してビジネスを継続できるのではないかなと思いました。
あ、繰り返しの話になりますが、私の話は、自分のような業務スタイルでビジネスを行うという場合の前提で話をしていますので、ご了承ください。
私のビジネススタイルについては、以下を参照くださいませ。
4.今回のまとめ
自分がやりたいと思う業務を掲げたとしても、意外な過去の経験が活きることがあります。
そういったチャンスをものにするためには、
・常にアンテナを張って、案件がないか探る事
・過去に少しでも経験あるなら、「できるかなぁ」と躊躇せず踏み出してみること
が大事なのかなぁ、とおもいました。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m