オンプレはクラウドよりどこまでセキュアなのかという話
昨今、日常生活でもビジネスでもクラウドの活用はもはや当たり前になってきていると思います。
例えば身近で言えば、iphoneをお持ちの方はicloudが一番身近ではないかと思います。
容量制限はありますが、無料でクラウドのストレージを使って写真やアプリをバックアップできるようになっています。
他にはOneDriveとかもそうですね。Windowsをお使いの方は、これまたストレージを使う事が出来たりします。
このように、クラウドサービスというのはとても身近に、かつ当たり前のように使えるようになっています。
他方、顧客情報やクレジット番号といった重要な個人情報や機微な情報をクラウドに保管することは、いまだに抵抗があるという方が多いと思います。
そういう情報は自前で設備を構築(これをオンプレミスといいます)し、その設備を頑強なセキュリティ技術と運用で保護するというものです。
こうすることで、重要な情報は自前でガッチリ護れるということですが、本当にクラウドよりとびぬけてセキュアなんでしょうか。
昔のように、各社独自のホストコンピュータとオンライン端末を専用回線で結ぶような、完全に独立したオンラインシステムであればオンプレミスというのもまあわかる気はします。
ただ昨今、インターネットやLAN/WANといった技術によるシステム構築が一般的となりました。
そうなってくると扱う機器や技術、ソリューションに大きな違いはありません。それらのデザインや構築も、そこまで大きな違いは出てこないはずです。
場所にしたって、オンプレミスと言っても昨今ではどこかのデータセンターを間借りするようなことも増えています。
一番異なるのは運用対応を行う「人」の管理ということになるのでしょう。自社による管理の方が安全であると。
ただ、私に言わせれば、これだってそこまで変わりはありません。システムの運用保守を自社でやっている会社がどれだけあるでしょうか。
大体は専門の会社に委託しますよね。そこにクラウド活用することの差異はかんじられません。
悪意を持った人がもぐりこめば、どちらの環境であっても事故は起きます。その確率に違いはないと思うのです。
そう考えたとき、それでもオンプレミス神話が強いのはなんでしょうね。
クラウドの中がどうなっているかよくわからない漠然とした不安感ということになるのかな。
クラウドを利用することがそこまで危険なのかな。
私からしたら、どっちも同じなんだけどなぁ。後はコストが安上がりになる方を使えばよいと思っていて、自前の設備を抱えなくてよい分、クラウド活用のほうが断然良いとおもうんですけどね。。
まあ、あくまで意見の一つということで。
それではまた!
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