個人事業主として開業してからの経験を書いておく35(私がまだ経験していない経営者にとっての大事なお仕事)
本日は、私のようなスタイルで働いていると経験する機会がないであろう、経営者にとっての大事なお仕事について書いてみたいと思います。
1.改めて自分のビジネススタイル
私は現在、一人で仕事をしています。従業員はいません。
いろんな企業と契約し、ITプロジェクト管理支援、業務プロセス改善サポート、ネットワーク技術支援、トレーニング講師、E-Learningコンテンツ提供といったような仕事をしています。
どこかの派遣会社に登録しているわけではなく、主に準委任契約を交わして企業様の支援を行っています。
私の個人的な能力と経験を武器としてビジネスをしている、どちらかというと「士業」に近いスタイルなのかもしれません。
個人事業主として開業するにあたり、自分がどんなビジネスを行うかどうのように検討したのかはこちらをどうぞ。
このようなスタイルで開業してから3年目となりますが、いわゆる経営者という立場になったときに本来やるべき事でまだ経験のない事について書きだしてみたいと思います。
2.経験していないこと:従業員の雇用
私のビジネススタイルは、自分自身のスキルや経験を売り物にしています。
今のところは、私ひとりが対応できる範囲でのビジネスしか考えていません。
なので、従業員を雇用する予定はありません。
一人では対応しきれない規模の大きな案件を自分が受ける場合には、きっと個人事業主仲間に作業の一部分を発注する、という形をとるでしょう。
従業員を雇用するということは、その人の人生や生計を背負うことに他なりません。
そこまでの重責を背負う覚悟は、今の私にはまだないですね。。
なので、従業員を抱える経営者の皆様のことを心からすごいと思います。
3.経験していないこと:資金調達
経営者が頭を悩ませる事のトップに位置する(のではないかと思われる)資金調達。
大きなビジネスをやろうとすればするほど多額の資金が必要になると思います。
新規事業を行うための資金もそうでしょうが、事業をまわしていくための運転資金を調達することも必要となるでしょう。
私の場合、さっきも書いたとおり自分のスキルや経験が売り物となっているので、設備投資や従業員の給与のための資金の必要がありません。
もちろん様々な必要な経費はありますが、どこかから資金を借り入れなければならない、といったようなことはなく、報酬の中で十分回っています。
金融機関にお金を借り入れに行くとなるときっちりとした事業計画書も必要となりますし、たいへんなんだろうなぁ、と思ったりします。
この資金調達の苦労をしていないうちは、本当の経営者とはいえないんだろうなぁ、と思ったりしています。
4.経験していないこと:仕事の発注
自分から他の団体や個人に対して仕事の発注をしたことはまだありません。そこまでの大きな案件を請け負うということをしていませんからね。
一度だけ、あるトレーニング会社のネットワーク関連のE-Learning用コンテンツ作成の依頼がありました。
納期とボリュームを考えると一人ではとても対応できないので、フリーランスの大先輩に協力を申し出たことがありましたが、残念ながらこの案件は失注しました。
その時のことは、こちらで詳しくかいていますのでよければどうぞ。
5:経験していないこと:未払い売掛金の回収
仕事の注文をもらっても、その仕事分の報酬を支払ってもらわないとタダ働きとなってしまいます。
幸い私が契約したお客様は契約通りに報酬を払っていただけておりますのでタカハマプロジェクトは安定した運営ができております。
相手から払ってもらえないときって、みんなどうするんだろう。
考えただけでもゾッとします。。
あぁ、、、
そういえば前々職時代、倒産した代理店に営業部長さんと2人で出向き、未回収の売掛金の支払いをお願いしにいったことがあったっけなぁ。
お相手は、もう淡々とされていたのが印象的だったな。。
6.今回のまとめ
個人事業主って、私のようなスタイルであれば独立開業したとて本来会社の経営者さんがみんなやっているであろう大事な業務をやらなくても成り立つんですよね。
今回私が取り上げた未経験の業務って、多くが経営者さんの頭を悩ませる事柄なんだろうと思っています。
逆に言えば、こういった経験を積んでいくからこそ、従業員を抱えている会社の社長さんは、私から見て人の器が大きいと感じるんだろうな、と思いました。
わたくしなぞ経営者と語るのもお恥ずかしい限りですね。。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m