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個人事業主として開業してからの経験を書いておく21(年金について)

今回は、サラリーマン時代には多くの方が意識することのない年金について書いてみたいと思います。

1.若い時にはあまり本気で考えない年金

サラリーマン時代に天引きされていたが故に意識が薄かったものとして、納税があるということは既に別のnoteで書きました。

そして、もうひとつ意識が薄いものの代表が「年金」です。

正直若いころなんて、年金といえば自分がサラリーマンを定年退職した後に、国からもらえるお金くらいの認識しかありませんでした。

ただ、サラリーマンをやめて、個人事業主になると、否が応でも年金というものが目の前に浮上してきて、向き合わざるを得なくなるのです。

と同時に私もアラフィフ。若い人たちよりは年金受給の時がすこしずつ近づいてきています。

そうなってくると、自分が年金を受給する年代になったとき、実際どのくらいの生活費が必要で、そのために今の年金だけで大丈夫かということもかんがえていかねばならないなぁ、と思うようになってきました。

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2.突如目の前に現れた「国民年金」という存在

個人事業主になって、最初に面食らうのは国民年金の支払いです。

国民年金については、サラリーマン時代に意識していなかった支出の中でも書いているのでよろしければどうぞ。

改めて簡単に書きますと、サラリーマン時代には天引きされていたので意識していませんでしたが、それは突然、納付書という目に見えた形で現れます。

また、妻が専業主婦の場合、第3号という扱いとなって、国民年金の支払いは免除されます。

それが個人事業主になったとたん、妻は夫と同じ第1号という扱いに代わり、年金の支払いが発生します。

これまで国民年金の保険料として年間約20万円を支払っていたものが、突如年間40万円に倍増するのです。

これはなかなかにインパクトのある出来事でした。。。

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3.サラリーマンと個人事業主の年金の仕組みはどう違うのか

こうやっていろいろ年金と向き合わないといけなくなったので、あらためて年金について調べてみました。

国として運営している年金制度としては、まずその人の働き方によって、3つのタイプに分類されています。

第1号被保険者:個人事業主、アルバイト、パート、無職などの人
第2号被保険者
:会社員や公務員
第3号被保険者
:第2号被保険者の配偶者。ただし年収130万未満の方です。(専業主婦に当たる方が第3号に分類されるのですね。)

年金は2種類あります。

ひとつは国民年金。これはどのタイプに関係なく積み立てるものになります。積立金額は一律で決まっており、年間約20万円です。
積立期間は20歳から60歳まで。途切れることなく積み立てたら、満額の年金が支給されます。

もうひとつは厚生年金。これは、第2号被保険者が積み立てることのできる年金です。厚生年金は年収に応じて積み立てる金額が変動します。
また、会社が厚生年金の半分を負担してくれます。
積立期間は、会社に入社してから退社するまでの期間になります。

会社員や公務員は、国民年金に加えて厚生年金があるため、「2階建て」と言われるのです。

年金の2階建て-1

4.個人事業主で年金を積み増しする方法:国民年金基金

サラリーマンや公務員には厚生年金が用意されていますが、個人事業主には国民年金しかありません。

個人事業主でも2階部分の年金を確保したい場合、公的な個人年金として国民年金基金を活用することができます。

それぞれの収入に応じて、ある程度自由にプランを組み立てることができますし、支払額もプランを決めたら定額で確定します。

また、この年金は、終身タイプなので、生涯支給されます。

さらに、確定申告時、国民年金基金で積み立てている分は控除対象となります。

メリットも多い国民年金基金ですが、あえてデメリットを言うならば、一度加入すると、任意脱退はできません。

私は迷わず国民年金基金に加入しました。

これで、2階部分を確保!

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5.個人事業主で年金を積み増しする方法:個人型確定拠出年金

サラリーマン時代に恩恵を受けている厚生年金ですが、もしも会社が企業型確定拠出年金を採用していた場合、会社を退職した後でも個人型の確定拠出年金(iDeCo)に移行することで運用し続けることができます。

ただし、要は個人年金なので、掛け金は全額個人で負担する必要があります。

これによって、これまでと同様年金を運用できます。

もしも、企業型確定拠出年金をiDeCoに移行しなかった場合は、自動的に国民年金基金連合会に移管される。

ただし、これはお勧めできません。なぜかというと、60歳になるまでその年金分は塩漬けにされます。しかも、管理手数料を払わないといけません。

なにもできない資金に手数料を払い続けるなんて、無駄のなにものでもありません。

結局、企業型確定拠出年金で運用している会社を辞める時には、iDeCoに移行するのは必須だと思って良いと思います。

ちなみにiDeCoは誰でも新規で契約することもできます。

iDeCoに限らず、生命保険会社などが出している個人年金商品を契約すれば、個人事業主ではあっても、3階建てにすることも可能なのです!

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6.今回のまとめ

個人事業主になると、年金部分でサラリーマンよりも不利だと言われますが、厚生年金の部分を見ると確かにその通りだと思います。

しかしながら、国民年金基金や個人年金を考えることで、将来に備えることはできます。

自分達の将来を見据えて年金を積み立てていくということは、とても大事なことです。

ただし、積立を増やせば増やすほど、当然ながらその分月々の支払い額が増えます。

将来のためといいながら今の生活がカツカツになってしまうのもそれはそれでどうかと思います。

それぞれの収入と将来の生活プランを見据えて、検討をされたほうが良いと思います。

それではまた!

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日々感謝 m(_ _)m






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