個人事業主として開業するためにやったこと1(ビジネス内容の検討)
私が個人事業主として開業するまでにやったことをシリーズものとして書いていきたいと思います。
私と同じようなスタイルで個人事業主を始めたい方には、きっと参考になることでしょう。
1.現在のビジネススタイル
私は現在、一人で仕事をしています。従業員はいません。
いろんな企業と契約し、ITプロジェクト管理支援、業務プロセス改善サポート、ネットワーク技術支援、トレーニング講師、E-Learningコンテンツ提供といったような仕事をしています。
どこかの派遣会社に登録しているわけではなく、主に準委任契約を交わして企業様の支援を行っています。
私の個人的な能力と経験を武器としてビジネスをしている、どちらかというと「士業」に近いスタイルなのかもしれません。
休みは基本契約しているお客様に合わせることになりますが、基本休みは自分で決めます。実際にはこの日が休み、という意識で休みを取っている日って、すごく少ないですね。
個人事業主になったらわかると思いますが、サラリーマンでいたときよりも、いろんな人とのつながりやちょっとしたことがビジネスになるかも、という目線で見るようになります。
常に新しいビジネスの事や勉強、企画を頭の中で考えている気がします。
2.自分のビジネス内容の検討
最初に自分が考えたことは、
「個人事業主として自分は何をして飯を食っていくのか」
ということでした。
アイデアを考える時には、私の場合、スケッチブックにマインドマップでアイデアを書き連ねていきました。
このころ、ビジネス分野についてはあまり色眼鏡をかけず、いろんな可能性を模索していたように思います。
中には当時これから新しく開始するネットワークビジネスまで候補に入れていました。(これはこれで実に多くの学びがあったのですが、結局ネットワークビジネスは自分には合わないと判断し、やらないことにしましたけどね。この経験は、また別の機会があれば書きたいと思います。)
このビジネスの方向性を決めるまでには結構時間がかかりました。
自分の中では、独立して何かやるなら自分は新しいビジネスをやらなきゃ、という何か強迫観念というか、義務感のようなものを感じてビジネスプランを考えていました。
10人以下規模の企業を対象としたあるサブスクリプションサービスを思いつき、いろんな経営者の先輩方に自分のプランを診てもらいます。
すると、
・金額設定が高い。月額払ってくれる企業はそうそうない。
・自分が病気で倒れたときのバックアップが全く設定されていない
・私はサービスにバリューがあると思っていても、実際良いと思ってくれる人はそんなにいない
・最終的には何でも屋にされて、自分がつらくなる
などなど、実に鋭く厳しいご指摘を受け、自分の考えが甘かったことを痛感しました。
それによく調べてみると既にそのサービスを行っている企業が複数存在していることが判明。
プランは練り直しになりました。
3.目からうろこのアドバイス、ビジネスプランの決定
いろいろ煮詰まっていた時、いつもいろいろと相談させていただいている方からこんなコメントをいただいたのです。
「たかはまさんがやることはこれまでと一緒でいいんです。変わるのは立ち位置だけです。」
これは目からうろこでした。
これまで自分が積み重ねてきた経験やノウハウが多くの企業で貢献できるなら、こんなにうれしいことはありません。
また、案件をいかに受注するかの営業方法ですが、まずは仕事を紹介してくれるいろいろな会社に登録し、派遣契約ではない形で仕事を紹介してもらえるように依頼することとしました。
(これについては、結局過去のつながりで仕事の依頼が来るようになり、今のところ営業活動をしなくてもよいというありがたい状態です)
そういうことで、1.で書いた今のビジネススタイルで開業することとしました。
本当に当時いろんな方から厳しくも暖かいアドバイスをたくさんいただけたこと、本当に感謝しています。
4.今回のまとめ
まずは何をやりたいか、自分の中で決めることが大事だと思います。
何をやるかは全く自由です。自分の経験したことない全く新しいビジネスを始めるというのもいいでしょう。ただ、それに伴う負担やリスクは大きいし、必要な準備も多くなる事でしょう。
何をやっていいか悩んでいるならば、まずは
「自分が積み上げてきたことの延長線でビジネスをする」
というのが一番良いのではないかと思います。
これだけで少なくとも全く新しいことに挑戦しなければならない、というようなプレッシャーや不安からは解放されます。
少なくとも外から見たら、私のやっていることはサラリーマン時代とやってそれほど変わりません。(意識はガラっと変わりましたけどね。)
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m