個人事業主として開業してからの経験を書いておく36(どこまでリモートワークでやっていけるのかについて)
私のように、プロジェクトマネジメント支援やトレーニング支援といった業務をメインとしたとき、リモートワークだけで仕事は成り立つのでしょうか。
そんなことについて書いてみたいと思います。
1.リモートワークが当たり前の環境だった前職時代
2002年からお世話になった前職のシスコシステムズは、入社した時点で既にリモートワークの環境がインフラ・制度とも既に整っていました。
もともとインターネット通信に深く関わる通信機器を製造している会社でもあったし、常に新しい働き方を世に提案していたような気がします。
今思えばとんでもない先取りをしていた会社なんだなぁ、と改めて思います。
リモートワークを実現するには、インフラ面の整備もさることながら人事面での整備も必要です。
自分達の契約形態が裁量労働制だったということもあって、何時から何時まで勤務したかということを問われませんでした。
リモートワークの時には、当日朝メールでリモートワーク開始・終了を宣言することと、メール・電話・チャットで連絡がとれる状態にしておくようにすることが条件でした。
あとはマネージャの方針によって日報か週報を提示するということくらいでしたね。
さすがに毎日リモートワークということはしませんでしたが、週1回か2回はリモートで対応していたと思います。
とまあ、前職のときからリモートワークというスタイルは体に染みついていたのですね。
2.開業してからリモート不可だった案件は1件だけ
そんな私が開業してからいただいた案件ですが、絶対にオンサイトでないとだめという案件は1件だけでした。
これは実機を使った技術トレーニングで、直接講義形式で教えることが前提だったので当然ですね。
他の案件は、お客様先にオンサイトしつつもリモート対応が認められるという具合のお客様が多かったです。
中には完全にリモートで対応するという案件もありました。
案件のオファーが来た時に、基本リモートワークを前提で交渉するので結果こうなるのは当たりあえっちゃ当たり前か(笑)
3.コロナ禍によってリモートワークのスタイルが後押しされた
昨年からのコロナ禍が収束しないこの状況の中で、オンサイトの案件はなくなってしまいました。
それによってオフィスへの出社は制限され、今は完全リモートワーク「のみ」の案件を対応しています。
一見オンサイトしないと難しい場面があるのでは、と思えるプロジェクト管理やトレーニングもWeb会議をフル活用することでリモート対応が成り立っています。
これは、お客様のインフラ環境が整備されていることに加え、大きいのはペーパレスが徹底していることもあるかなと思います。
コロナ禍であってもなかなかリモートワークスタイルは浸透していないようですが、物理的に難しい業務もあると思いますが、意識を変えることで対応できる業務はまだまだあるように思います。
4.ワーケーションはありか?
リモートワークから一歩進んだ「ワーケーション」。リゾート地などに長期滞在してリモートワークを行うというスタイルのことを言います。
このスタイルは、私のような個人事業主で成り立つでしょうか。
私の場合は、ワーケーションまで割り切ったスタイルで働くことはちょっと難しいかなぁと思っています。
心がついていかないかなぁ。
リゾート地まで行って仕事に追われてもリフレッシュにならない気がするんですよね。
お客様に合わせて終日仕事をしていたら、リゾート地を満喫することは結局できないように思います。
5.今回のまとめ
リモートワークというスタイルは、私からすると既に20年近くにわたって親しんできた業務スタイルです。
なので、リモートワークで働くことにはなんの抵抗もありませんし、集中したい時にはもってこいのスタイルです。
かといって、そればかりしたいというのではなく、お客様と直接会って仕事をすることも嫌いではないんですよね。
なので、バランスが大事だと思っています。
はやくコロナ禍が収束し、どちらの選択もできるという状況に早く戻ってもらいたいものです。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m