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【第20話】 腰痛はある部分の「よどみ」が原因!?
はじめに
日本人の3分の2近くが生活習慣病で亡くなっています。
現代における生活習慣病は重大な問題です。
生活習慣病は日々の習慣が積み重ねられたことによって引き起こされます。
つまり、毎日の生活習慣を見直し改善することがこうした疾患の予防につながります。
病気を未然に防ぐためにも、
病気になる前の生活習慣の改善が何より大切です。
しかし、ただ見直すだけでは改善に直結しません。
正しい知識に基づいた健康管理が重要となります。>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
『内もも』老廃物のよどみ
普段イスに座って仕事をされている方や、
長時間パソコンの前で調べ物をしている時など、
「あ~腰が痛いな…」
という経験はありませんか?
前回の(第19話)で、
"腰の筋肉痛"が原因の腰痛についてお話しましたが、
今回は体のある部分の「よどみ」に注目したいと思います。
老廃物の流れが悪くなり、
よどんでくると体に不調を感じるようになります。
もちろん「腰痛」というくらいですから、
腰の筋肉が緊張することで痛むことも多いのですが、
体のよどみに着目すると、腰とは別の「ある部分」が
固まってしまうことによって腰痛が起こることが分かります。
そのある部分とは… 脚の『内もも』です。
老廃物がよどみ、内ももの体液の流れが悪くなることで
体が重い・だるいといったことが起きます。
その後、さらによどみが進むことで
腰に痛みを感じるようになるのです。
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内ももは普段ほとんど使われない!?
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内ももの筋肉は、「内転筋」という筋肉で
骨盤と内臓を下から支えてくれています。
脚は歩く時に必ず使うため、普段も使われていると思いがちですが、
実は、内ももは意識をしないと使われる機会がとても少ない部分です。
この筋肉がうまく発達していないと、普段イスに座っている時に
姿勢が悪く背中を丸めてしまったり、
膝の間がだらしなく広がったままになったりします。
そのような方は、普段ほとんど内ももが使われていません。
イスに座っている時は、どんな姿勢ですか?
背中が丸まっていて、膝の間が広がっている方は要注意です!
また、最近はパソコンを使う仕事が多いため
長時間同じ姿勢でいることが増えて、体を動かす機会が減っています。
使われる機会が少ない分、筋力は低下していくので、
体液がスムーズに流れず老廃物がよどみやすくなります。
そして、内ももが固くなっていき、よどんでいることに気付かず、
結果的に腰痛になってしまうのです。
腰が重い・痛いと感じた時、内ももを触ってみてください。
カチカチに固まっていることが多いでしょう。
そのため、内ももの筋肉を
「よどんでいる状態(=固まった状態)」ではなく、
「ゆるめる」「ほぐす」ことが大切です。
まずはご自身の内ももが正しく使われているかを
チェックすることから始めましょう。
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簡単チェック&内ももマッサージ
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タイトルの通り、チェック方法は簡単です。
「片脚で立ち、バランスがとれますか?」
これだけです!
もし、ふらついて上手くバランスをとれない場合は、
内ももを正常に使えていない状態です。
そして、マッサージ法も同じくらい簡単です。
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