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『相手目線での"許容性"の重要さ』~弁護士から学んだ相手の納得を引き出す力

今日一日で、自分にとって2つの大きな出来事がありました。
1つは、学生支援団体の活動の一環でオンラインセミナーを開催したこと。もう1つは、3ヶ月ぶりに現役部員の一部と(オンラインですが)顔を合わせて話をする機会を設けられたこと。

本日はその2つを紐づけて『相手目線での【許容性】の重要さ』について書きたいと思います。

本日のオンラインセミナーは、現在弁護士事務所を運営されている大学の先輩が講師となって『交渉力』をテーマに1.5時間ほど講演いただきました。
その中で、私にとって一番印象深かったところは『交渉は相手に必要性を説くだけでなく、相手の【許容性】を踏まえて納得していただくことが大事』という点です。
ここで言う許容性とは、自分の提案に対して相手がどれくらい受け入れることができるか、また、その度合いのことです。
例えば、政府の自粛要請に対していくつかのお店が営業停止に踏み切れないのは「感染防止のために休業する【必要性】は感じているが、(事業継続や従業員の雇用の観点などから)【許容】することはできない」ということが言えるのではないでしょうか。
そうした中で、相手に行動を促していくためには、いかに許容性、すなわち【その提案を受け入れられるか】という点で納得していただかないといけません。

まさしく今、我々コーチは部活・学生スポーツにおける最前線である部員・メンバーに対して、
・この危機時においても個人・組織の成長を止めてはならないということへの理解(必要性)
・上記を受け入れて行動に移してもらうための【相手軸】での提案・サポート(許容性)

の2つを提供していかなければなりません。

今日久々に学生の顔を見て「たとえインターハイなどの目標が無くなったとしても、部活として何か取り組まなくてはならない」という必要性は感じているものの、インターハイが無くなった中で目標を再設定し、自らを奮い立たせてそれにチャレンジする、というところまでは心が追い付いていない(許容できていない)のを痛感しました。
これまではコーチ内で危機感を共有しながら必要性について中心に議論をしていましたが、やはり学生側の許容性についてもっと目を向けなくてはならない、と強く感じます。

根っこにお互いへの信頼がなければ、相手の提案を許容して受け入れる、ということはなかなか難しいと思います。個人的には(私のポリシーでもありますが)、まずは「本気で関わり続けること」が重要だと考えています。
かけた熱量の分だけ、きっとみんなが応えてくれると信じて、部員・メンバーの声に真摯に耳を傾け、いま私にできることは何でもやっていきたいと思います!!

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