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サウナにおける究極奥義 「立ちロウリュ」ににたどり着いた話

ロウリュ…それはサウナの魂であり、サウナ愛好家が愛して止まない至極の瞬間

サウナストーンに落とされた水の蒸発する音を想像するだけでよだれが出てくる…そんな方も多いのではないでしょうか?

そんなロウリュですがここ日本では堪能できる施設は限られていて、その中でも入浴者自身でセルフロウリュできるサウナ施設は本当に少なく、サウナイキタイに登録されている7807件の施設のうちセルフロウリュできる施設は307件(どちらともキャンプ場とその他のカテゴリを除く)と全体の3%しかセルフロウリュできる施設がありません。(イベントでのみ開催される施設も含まれる)※2020年11月時点

希少なセルフロウリュを体験するとよりサウナの魅力に気づかされ、サウナが楽しくなること待った無しなのですが、実はセルフロウリュにはその先の世界があります…というよりありました。

その名も「立ちロウリュ

想像を絶する気持ち良さだったので語らせていただきたく思い筆を撮らせていただきます。

「立ちロウリュ」とは何か?

立ちロウリュは読んで字のごとく「ロウリュをする側だけでなくロウリュの熱を受ける側も直立し、立ちながら蒸気を受けること」を意味します。

つまり、通常のロウリュをする際に室内にいる人が全員起立している状態をイメージしてもらえれば問題ないです。

サウナ愛好家の方にとっては周知の事実かと思いますが、熱気は上に溜まりやすいので下段より上段の方が熱くなり、サウナ室では階段作りの室内の場合は最上段が最も熱くなります。

つまり、立ちロウリュは「ロウリュの熱気を余すことなく味わうために立ちながら蒸気を受ける」ということになりますが、感の良いサウナーであればこんなことを思わないだろうか。

「いや、それは分かるけどサウナ室で立ちながらロウリュをやっても部屋の広さや構造的に受ける熱が熱くなっても蒸気はそこまで変わらなくない?」

「というかサウナ室で立ちながらロウリュを受けるのは独りよがり過ぎて反感を買いそうなんだけど…」

そう、お察しの通り「立ちロウリュ」は通常のサウナ室ではできず、特定の条件が重なった時でなければ<真の気持ちよさ>を体験することができない限定的な奥義なのである!

その限定的で限られた条件かとは何か…それは以下条件が揃った時になります。

① プライベートなサウナ空間で自由に過ごせること
(例:プライベートサウナ、テントサウナ、貸切サウナ)
② サウナストーンがあり、ロウリュ可能な設備環境
③ 室内の広さは狭く最大4人程度が理想、また天井も低い
④ セルフアウフグース用にうちわを用意してあること

条件その1 プライベートなサウナ空間で自由に過ごせること

そう、立ちロウリュは「プライベート」な空間でなければ行うことができない奥義なのです。

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なぜなら、サウンストーブを囲んで立ちながロウリュをするには少なからず狭い空間であり、かつ誰も不快に思わないことが重要だからです。

これを仮に通常のサウナ室で行ってしまうと独りよがりの自己中心的なサウナーになってしまう。

なので行う時は必ずプライベートに近い空間でやることが絶対条件なのだ!

条件その2 サウナストーンがあり、ロウリュ可能な設備環境

当たり前といえば当たり前なのですが、ロウリュをするのでサウナストーンは必須です。


逆を言えばロウリュできる環境でなければ絶対に行うことができないのが奥義の奥義たる所以です。

ちなみに私はテントサウナ内で薪ストーブで熱したサウナストーンにアロマ水をかけましたが、やはりロウリュは静寂の中響き渡る「音」も醍醐味なので立ちロウリュ出なくとも最高の瞬間であることは疑いようがありません。

ただ、私は次も機会があれば立ちロウリュをするでしょう…ビックリするぐらい最高なので…!!

条件その3 室内の広さは狭く最大4人程度が理想、また天井も低い

広いと蒸気を全て身体に浴びることができません。

そのため室内の広さは狭く、最大でも4人程度が理想です。

また暖かい空気は上に集まりやすいので天井は低めであればあるほど良いです。

立ちロウリュはサウナストーンから熱しられた蒸気が身体に向かって上がってくることで下から上にかけて熱せられる状態なので天井が低いと堪能できる時間も長くなります。

噴き出る汗が最高に気持ち良いです。

条件その4 セルフアウフグース用にうちわを用意してあること

立ちロウリュをより楽しむための秘技「セルフアウフグース」

用意するのはうちわです。

蒸気を内輪で仰ぐことで蒸気が巡回し全身を熱波が襲います。

熱い空気は天井に集まるので空気の循環を肌で感じながら熱が隅から隅へと身体に入っていきます。

その時の気持ち良さはもう言葉では表現できません。

「究極」という言葉が相応しいほど気持ちよくととのえます。

まとめ:立ちロウリュを体感したらもう元には戻れない…ほどに気持ち良い!

いかがでしょう?

立ちロウリュしたくなりましたか?

私はノーラ名栗という施設でテントサウナを借りた時にこの奥義を思いつき実践しました。

偶然生まれたとは言えあまりにも気持ち良すぎるためぜひ他のサウナーにも味わってもらいたいという思いです。

ぜひ最高のロウリュ体験をしてください!

私もまた立ちロウリュをするためにテントサウナへ行きたいと思います。

それでは最高のサウナライフをお過ごしください!


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S.Uto
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