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サンダージャンクションの新規カードが鱗親和的に豊作だって話(あと最近のモダン事情)

すごい数の悪党が集まってきている!!!

うわあああああああああああああああ(PC書き文字)

ということで、久々のnote記事です。
いよいよ2024/4/19、サンダージャンクションの無法者が発売となるワケですが……。今回のセット、モダンの鱗親和的に期待の新規カードが滅茶苦茶多いです。

余りにも多く、とりあえずフルスポが出たということで、採用前の妄想8割皮算用ではありますが、このカードが凄い! このカードは鱗親和を進化させる! 買えー!!! 100枚買えーー!!!! ……というのを書くことにしました。

それと、最近のモダン事情についてもちょっとだけ書きます。

※本記事の画像は公式のカードギャラリーより画像を引用しました。


SSSランク 期待度特大

あまりにも鱗親和にとって都合の良いオリカ共です。
現時点で4/19以降のメインへ採用はほぼ確定。私は初動でfoilを買います。

失われた十手

ウェスタンファッキンウェポン到来!!

神河が産んだイカれ装備品にして、現モダンの禁止カード。梅澤の十手、もといジャパニーズファッキンウェポンがリメイクされて帰ってきました。

もちろん、猛威を振るった元祖十手そのままの凶悪さというわけにはいかず、現代で許容されるレベル相応になるよう、調整を受けています。

戦闘ダメージを与える際に獲得できる蓄積カウンターの個数は2個から1個へ減少しました。
更に蓄積カウンターを使って発動する効果についても「土地のアンタップ」「クリーチャー1体のブロックを禁止」「装備クリーチャーに+1/+1カウンターを乗せる」へと修正が為されました。
鱗親和的には、継続的にインスタントタイミングで+1/+1カウンターを乗せるという事で、注目している1枚です。
鱗親和にとっての「+1/+1カウンターを1個乗せる」は、実質「+1/+1カウンターを2個以上乗せる」です。《歩行バリスタ》や《搭載歩行機械》をすくすく成長させ、引導火力を叩き込みましょう。構築物トークンや飛行機械トークンに+1/+1カウンターを乗せることで、《アガサの魂の大釜》から《歩行バリスタ》の効果を継承して……など、他カードとのシナジーも多いですね。
また、土地をアンタップするという効果については、蓄積カウンターを1マナに変換……ということで、純粋なマナ加速としても活用が可能です。最近の鱗親和は《一つの指輪》をメイン採用している事が多く、大ぶりなアクションを取るシーンが散見されるので、マナファクトとして活用できるのは便利ですね。そして、《墨蛾の生息地》をはじめとしたミシュラランドを攻守両面で活用可能という事でもあり……こちらについても見逃せません。《ウルザの物語》のトークン生成を連打などしたら、相手は激怒するでしょう。
ブロッカー排除についてはやや地味目な効果かもしれませんが、鱗親和は殴り合うデッキなので、ブロッカー排除も便利です。ブロッカーを排除して殴る事で十手に蓄積カウンターが溜まり、そのカウンターを使って+1/+1カウンターを乗せて……といったルートでの勝利シーンもありそうなので、これまたありがたい効果と言えるでしょう。

何より注目すべき点としては、何故かマナコストが2マナから1マナに減少し、装備コストも2マナから1マナへと減少している事でしょうか。
獲得できる蓄積カウンターの個数が半減したからって、マナコストと装備コストも半減した……つまり、十手じゃなくて五手……ってコト!?

ということでこの装備品、《ウルザの物語》の3章からサーチが可能なうえ、影槍と違って1マナ装備が可能なので、爆発した《ウルザの物語》の出していたマナやら、そのターンに置いた土地のマナで装備が可能です。
ここまで来ると、使い勝手は本家十手とは大いに異なります。
まず、装備にかけるマナコストが小さいということで、アタッカーに装備して攻撃→ブロッカーに持たせて相手の攻撃に備える なんて挙動がやりやすいです。攻守両面で装備がしやすいというのは、やはり強いです。相手からすれば、相応に攻めにくくなるでしょう。

地味ながら蓄積カウンターシナジーが映えるということで、《魔力の導管》……といういぶし銀カードが輝くかもしれません。また、《ゲスの玉座》や《完全化の杖》といった増殖ギミックで蓄積カウンターを直乗せすると凄い事ができるかもしれません。《巻きつき蛇》なんかも面白そうですね?

何より、サーガ3章から引っ張ってこれるのが偉すぎです。
現モダンで《ウルザの物語》を使うデッキといえばハンマータイムやウルザトロン、ジャンドサーガやアスモフード等がありますが、それらの中でも盤面に常にクリーチャーを展開しており、+1/+1カウンターを活用するデッキと言えば、鱗親和一択でしょう。
他のデッキにとっての《失われた十手》が採用を検討できるカードだとすると、鱗親和にとっての《失われた十手》は採用が確定したオリカです。

同じ1マナ装備品ということで《影槍》との比較もされそうですが、私の中ではそもそも役目が異なると思っています。

《影槍》の役目はライフレースを制し、トランプルでブロッカーを無力化し、速やかに対戦相手を撲殺する事です。ライフアドバンテージを獲得し、速やかに相手を殴り倒す為に使われます。
タイトなライフレースを制する・短期決戦を仕掛けるとあれば、《影槍》一択でしょう。一方、装備コストが2マナと重く、デッキの動きがぎこちなくなる事も予想されます。

対する《失われた十手》は、小技が多いです。1~2ターンかけて蓄積カウンターを稼ぎ、その蓄積カウンターをリソース変換することで一気に勝利を狙います。
装備コストが軽いので展開を阻害せず、例えばコンボデッキ対策の妨害置物を設置したターンに装備をするなど、1ターン2アクションを取りたい時にも役立つでしょう。
……とか思っていたんですけど、出たターンに《歩行バリスタ》に装備→アタック→蓄積カウンターを+1/+1カウンターに変換して《歩行バリスタ》全弾発射で〆! とかもありそうですね。ロングレンジだけではなくショートレンジにも対応としているということで、やっぱこの装備品つえーわ。

ということで、これからの鱗親和は《影槍》《失われた十手》の二刀流になるのではないかと思っています。
地味~に、《影槍》のインクの染みで《一つの指輪》だの、究極完全体と化した《ドラコの末裔》だのを除去したシーンも多いので、やはり《影槍》は必須だと思っています。やはり影槍は外せませんね。

ウィザーズへ
オリカをくれてありがとう。


フォモーリの宝物庫


何やこの土地!

アンタップイン可能で無色マナが出せるという必要最小限の性能に加え、自身タップ+3マナ+手札1枚をコストとして、盤面のアーティファクト数依存で性能が向上する謎の能力を有する土地です。

鱗親和の場合、クリーチャーと置物類で概ね戦場に6個前後のアーティファクトが存在しているので、能力解決時のX=5~7程度でしょうか。
つまり、手札に入るのは1枚だけといえ、かの禁止カード《時を越えた探索》に匹敵する効果を有する土地と言えるでしょう。

鱗親和はドロー性能に乏しく、《一つの指輪》のような大振りアクションを除いては、通常ドローでセコセコ頑張っているデッキです。そんなデッキに突然《時を越えた探索》が打てる土地が追加されました。
鱗親和はクリーチャーコンボデッキとしての側面を有しており、例えば「このターンに《歩行バリスタ》が引ければ勝てるんだよなぁ~!」「この《古きものの活性》で《アガサの魂の大釜》が引ければ勝てる……」というシーンが多いです。そんな鱗親和に、突然《時を越えた探索》が打てる土地が追加されました。
この効果はインスタントタイミングで打てるので、相手ターン終了時に起動することで、自分ターンに勝つためのカードを探しに行けます。これって、つまり《時を越えた探索》じゃない?

何よりこんな効果を有しているのがアンタップイン可能な土地なのが偉すぎます。鱗親和は最序盤の緑マナ要求以外は無色マナでも回るので、色マナが出なくても何の問題もありません。

デッキに1枚を確定で採用しつつ、伝説の土地ではないというのも相まって、2枚目の採用も検討するやもしれません。それくらい強いカードです。

要約すると、土地から《時を越えた探索》が打てます!
そんな絶対強いやんけ!!!!!!!レガシー禁止カードやぞ!!!!!!!!

あと地味にですがドローではなく手札に加えるなので、《オークの弓使い》や《黙示録、シェオルドレッド》に引っかからないというのもメリットです。

ウィザーズへ
オリカをくれてありがとう。(2回目)


Aランク 期待度大

前述の2枚と比べるとやや性能は抑え目感がありますが、期待しているカードです。

収集家の檻

秘匿5はオマケの認識でもOK

何やら怪しい「秘匿5」と書かれたアーティファクトカードですね。
秘匿したカードについては、起動効果の解決時に集会相当の条件チェックに合格すれば無料でプレイできます。

こういうカードを見るとアトラクサやエムラクールを踏み倒したくなりますが、鱗親和にとっては秘匿部分は概ねオマケです。

本体は1マナ起動能力。+1/+1カウンターを乗せるという部分でしょうか。
鱗親和において、置物の能力で継続的に+1/+1カウンターをインスタントタイミングで乗せられるというのは、非常にありがたい事です。
《打ち砕かれた尖塔、オゾリス》は起動に緑含む2マナが必要なうえにソーサリータイミング限定であり、《アガサの魂の大釜》はマナ不要なものの墓地からクリーチャーを追放する必要があります。
それらカードと違い、1マナは必要なもののインスタントタイミングで能力が起動できるというのは、物凄く便利ですね。
+1/+1カウンターを置く置物の選択肢が一つ増えるというのは、とてもありがたい事です。

また、オマケ扱いした秘匿5の部分ですが、結構バカにはできなさそうです。

鱗親和はシナジーデッキなので、1マナや2マナの呪文であったとしても、突然戦場にシナジーを構成する何かが着地する一瞬でリーサルまで相手を追い込める可能性があります。
例えば、秘匿していた《微光蜂、ザーバス》や《電結の荒廃者》が着地して接合をはじめ…やら、秘匿していた《古きものの活性》が即死コンボの布石となり……などでしょうか。
また、極まれに、《一つの指輪》がインスタントタイミングで唱えられて相手の計算を大幅に狂わせる……なんて事もありそうですね。

また、秘匿していた土地をプレイしてマナを伸ばすという運用も可能です。この場合、自分ターンにしか土地はプレイできない制約を受けるとの事なので、起動タイミングについては意識が必要ですね。

ついでに言うとこのカード、アーティファクトです。
なので、《電結の荒廃者》で食って+1/+1カウンターを更に稼いで……なんて事も可能です。

こうやってツラツラと書いてみると、やはりオリカですね。

問題は白のカードであるという点でしょうか。
現状の鱗親和は、《微光蜂、ザーバス》の赤能力のため、緑タッチ赤の形を取っています。
《燃え柳の木立ち》や《岩山被りの小道》、《踏み鳴らされる地》などの緑赤ランドを合計5枚程度採用している人が多いのでないでしょうか?

そのため、このカードを採用するためには、大幅な土地基盤の改修が求められます。最低でも、白マナが出る土地を6枚+《バネ葉の太鼓》を1枚の採用は必須ではないかと考えています。
幸いなことにザーバスの効果は《アガサの魂の大釜》で色拘束を無視できるので、土地基盤をタッチ白に寄せたとしても、あまり影響は無いと踏んでいます。

また、タッチ白にすることで《失せろ》《ドロモカの命令》《エメリアのアルコン》などの強力な呪文を採用できるのも魅力的です。

……ということで、現在、緑白型の鱗親和を考えているのでした。
4/19以降の鱗親和のタッチカラーが白に変わるかは不明ですが、この《収集家の檻》というカードについては、タッチカラーを変更してでも採用するだけの価値があると思っています。


没収の強行

ナイスサイドカード
だけどメイン採用もアリ

上記《収集家の檻》と同じく、白の呪文です。
そのため、採用をする上では土地基盤の大幅改修が求められます。

今回追加となった放題メカニズムを有しており、アーティファクト破壊・エンチャント破壊・自軍全クリーチャーへの+1/+1カウンター設置が可能です。
過去の類似カードとしては《集団的努力》が挙げられるでしょうか。あちらはマナコストに白ダブルシンボルを要求しているということで、採用はほぼ不可能でした。

《没収の強行》の強さは、その柔軟性の高さでしょう。

現モダンは《ドラコの末裔》《ギルドパクトの力線》《力線の束縛》パッケージを有するデッキが上位に位置している他、アミュレットタイタンやウルザトロンといったアーティファクト・エンチャントを軸に据えたデッキが多く存在しています。
それらデッキに対し、メインボードから睨みを利かせられるというのは、魅力的です。
最低でも2マナで+1/+1カウンターをばら撒くカードとしての使用が保証されているというのも、鱗親和的にはありがたいですね。

また、全ての効果が一連の処理として解決されるので、相手の《力線の束縛》で奪われた《搭載歩行機械》を救出しつつ、+1/+1カウンターを乗せることでタフネスを0にせず自壊を防止する…という、結構凄い動きも狙えます。
状況起因処理チェックのタフネス0確認前に+1/+1カウンターが乗る
というのは、覚えておきたいですね。

端的に言うなら、メイン採用ができるサイドカードです。

ソーサリーなので唱えるタイミングが限定されますが、それでもメインに1枚仕込んでおくと、結構な頻度で良い働きをするかもしれません。


軍団の成型機械

ダウスィー踏み付けロボだよ

《ダウスィーの虚空歩き》と《溜め込み屋のアウフ》絶対許さねェ!!!!

そんな祈りが届いたのかは不明ですが、着地誘発で2点を飛ばして上記クリーチャーをぶっ飛ばせるサクり台が登場しました。

期待している役目は前述の通り、ダウスィー&アウフの除去です。ついでに忠誠度が2以下になった《大いなる創造者、カーン》も狙えますし、場合によっては相手に2点を打ち込んで引導火力ともなるでしょう。

現鱗親和ではサイドに入っていた《四肢切断》や《稲妻》、《黄鉄の呪文爆弾》の役目をそのまま期待されています。
尤も、呪文爆弾は起動型能力なのでカーンやアウフに弱く、四肢切断はファイマナの支払いが痛い……など短所がありました。

その点、《集団の成型機械》は着地誘発なのでそれら弱点を克服しています。アウフの野郎絶対に許さねぇ。

また、2マナ+アーティファクト生贄で3/3のトークンを生成するという能力についても、地味に役立ちそうです。
鱗親和は生贄シナジーを有するデッキなので、能動的に《搭載歩行機械》を生贄に捧げるなどのアクションは強そうです。
また、相手に除去されそうなクリーチャーを3/3の中型クリーチャーに転生させるというのも便利そうです。

メインに1枚程度入れておくと、赤黒想起が使う《ダウスィーの虚空歩き》をプチっと踏みつぶせる可能性がある。
このアーティファクト、中々やれる気がします。

あえて不満を言うなら、クリーチャーであって欲しかったですね……。そうすれば《アガサの魂の大釜》経由でサクり台能力を他クリーチャーに継承させ……といったアクションも可能でした。

実は原根氏のXアカウントでプレビューが公開されてから1日ほど、なんかイラストがクリーチャーっぽいということで、クリーチャーだと思っていました。素で勘違いしていました。残念。


気性の荒いタンブルワグ

背景左のカメがキュート

3マナの非アーティファクト生物ということで、アーティファクトシナジーは有していません。
その代わり、強烈な+1/+1カウンターシナジーを持った乗騎クリーチャーです。

一つ目の能力は《八百長試合》や《光輝王の野心家》系の能力です。自分戦闘開始時、任意のクリーチャーに+1/+1カウンターを設置できます。
最低でも自分自身に乗せることで3/3クリーチャーとしての性能が保証されており、鱗シナジーを含めれば4/4や5/5のサイズも狙えるかもしれません。

そして本題となる騎乗シナジー効果です。

このクリーチャーに騎乗した上で攻撃をさせると、クリーチャーに乗った+1/+1カウンターの個数が2倍になります。
より正確に書くと、MtGの2倍にする処理は「現在乗っている個数と同数を乗せる処理」なので、鱗シナジーが適用されます。
例えば《硬化した鱗》が1つある状態で+1/+1カウンターが2個乗った歩行バリスタのカウンターを2倍にすると、4/4……ではなく、3個乗って5/5になります。だいたい対戦相手は死にます。

地味ながらありがたい点としては、騎乗に関係なく自動的に+1/+1カウンターを乗せるシステム生物としての役目が持てる&自己成長して殴る役目を持てる事でしょうか。
昨今のモダンでは、ヨーグモス医院や鱗親和を警戒してサイドに《呪われたトーテム像》が採用されるリストが増えました。鱗親和側もそれを見越してサイドに置物破壊を構えますが、サイドカードを引けない時は引けません。とりあえず頑張って盤面のクリーチャーでコンバットをするしかない……というシーンは多々あります。
そんな時、とりあえず起動型能力ではなく誘発型能力で勝手に+1/+1カウンターが乗るというのは嬉しいです。

採用については、メインボードに2枚程度はアリかなあと思っています。
騎乗効果が解決すれば一瞬で勝てるカードなので、リターンが大きいのですね。

アーティファクトではないというデメリットはありますが、単独で完結した+1/+1カウンター絡みのシステム生物であるという点が魅力的です。
また、アーティファクトではないと書きましたが、それは状況次第で強みにもなります。例えば、サイド後に投入されるアーティファクト対策カードを無視して勝手に成長し、そのまま相手を撲殺できる可能性があるというのは強そうです。
同様のアーティファクトではない事がメリットとなるケースを挙げるなら、事前に《アガサの魂の大釜》から《歩行バリスタ》の能力を継承していたとしたら、相手の《大いなる創造者、カーン》を射殺できます。
カーンの野郎絶対許さないからな!!!!!!!!!!!!

そして、地味ながら緑のカードであるというのも見逃せません。
アミュレットタイタンや同型、ドラコ力線パッケージ系を意識してサイドに《活性の力》を採用している場合、デッキ中の緑カウントを何とかして増やしたくなります。そこでこのタンブルワグが緑であるというのが輝きます。


Bランク 採用を検討中…

採用は検討しつつも、ちょっと見劣りするかな~?という枠です。
でも面白そうなので要注目しています&モダンでは不採用でも、パイオニアの鱗親和等では採用するかもしれません。

溶岩拍車のブーツ

十手公開前はAランクでした

《ウルザの物語》3章からサーチ可能な装備品で、プチ《稲妻のすね当て》とでもいうべきカードです。
《ウルザの物語》の3章解決前に出した構築物トークンに速攻を与えることで、そのターンに一気に攻勢に転じる事が可能です。また、護法1も地味に嬉しいですね。

結構な期待株でしたが、《失われた十手》があまりにも強そうなので優先度が落ちてしまいました。このブーツも1マナにしては結構な性能ではありますが、流石に1マナ装備品の3枚目はどうなんだ? と思っています。
どちらかといえば超速攻で相手のライフを削り切るデッキ向けなので、鱗親和よりもハンマータイムの方が…と思ったのですが、あっちはあっちでハンマーが優先されそうですね?

鉄道の喧嘩屋

流石にロマン砲かなぁ~という気持ちもある……

ザ・脳筋!とでもいうべきサイです。
能力は盛りに盛られており、到達とトランプルで攻守ともに役目を持てる上、後続に+1/+1カウンターを雑に乗せる効果を持っています。
このサイがいると、バリスタや歩行機械はエグいマナレシオとなります。

また、本体コストが5と重すぎるのですが、計画経由なら4マナで唱えられるということで……お試し枠としての検討は可能かもしれません。
ただし鱗親和の4マナというのは《一つの指輪》のマナ域なので、それと比較してどうなのか?という気持ちもあります。

前述の《気性の荒いタンブルワグ》が3マナ、かつ着地ターンから仕事をするのに対し、こちらのサイは4マナ+1ターン経過、かつ後続の着地が必須です。

《ドラゴンの怒りの媒介者》や《ドラコの末裔》をキャッチできる可能性はありますが、あまりにもロマン砲に寄り過ぎかなぁ~?という気持ちで見ています。

タンブルワグが現実的なロマン砲なら、こちらのサイはロマンに寄り過ぎたロマン砲という評価です。面白そうだけど……流石に無理がありそう! と、そんな気持ちで見ています。
(《活性機構》とコンボすると面白そうとか、《アガサの魂の大釜》+《飢餓の潮流グリスト》で無限コンボが狙えるとか、クソでけぇ《金属ミミック》みたいな感じもしますね)


ということでサンダージャンクションで期待している鱗親和新顔カード達でした。
十手と宝物庫は採用が確定。初動でFoil買います。
その他のAランクカードもとりあえずFoil買います。
Bランクは……後回しでも良いかな……でもFoil買います。


最近のモダンと鱗親和

最後にちょっとだけ最近のモダン事情を書きます。

カルロフ邸で諜報ランド&ギルドパクトの力線が登場し、その後に《暴力的な突発》が禁止となりました。
突発禁止でカスケード系のコンボデッキが若干勢力を落としつつ、諜報ランドの加入でフェッチを採用するタイプのコンボデッキが強化されました。
今の環境トップに君臨しているのは

  • ドラコ力線パッケージ採用デッキ(トライバルズー、ドラコカスケード等)

  • 諜報ランド活用デッキ(御霊リアニメイト、独創力コンボ、ヨーグモス医院等)

  • 土地コンボ(トロン、アミュレットタイタン)

  • 赤黒想起

  • カウンターモンキー

……あたりかなぁ~と思っています。これらの中では、赤黒想起や御霊リアニメイト辺りに対してメイン《アガサの魂の大釜》が強く出れるので、鱗親和としては当たりたい相手ですね。

で、これらのうち大半にブっ刺さるということで、サイド採用の茶割りスペルが《毒を選べ》に切り替わりました。
《一つの指輪》の破壊不能を無視して消し飛ばせる・巨大なサイズと化した《濁浪の執政》を排除できるというメリットに加えて、ドラコ力線パッケージに対して、ドラコ除去・力線除去の2軸で都合の良い方を選べるという点が評価され、採用されているのだと思います。

で、この《毒を選べ》ですが、鱗親和にはあまり利きません。
どうしてもサイドから茶割りを入れたくてサイドインする人も多いと思うのですが、「《アガサの魂の大釜》を破壊したいのに隣にある《バネ葉の太鼓》が邪魔」「《ウルザの物語》を壊そうとしてるけど《硬化した鱗》があるせいで土地破壊できない」「《毒を選べ》がソーサリーなせいで《ウルザの物語》1章解決を許してしまい、土地破壊としての役目を十全にこなせなかった」……など。相対して撃たれて思うのですが、鱗親和に対して《毒を選べ》を唱えるとしても、微妙に歯痒いシーンが多そうです。
まだ、インスタントである《自然の要求》や《自然のままに》の方が、鱗親和としては撃たれて辛いカードですね。

地味~にですが、ドラコ力線パッケージ(総マナコスト88!)が流行ったせいでライブラリーアウトから《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》の枚数が減少傾向にあり、ライブラリーアウトの相性が若干改善の傾向にもあります。

そんなワケで、最近の鱗親和の立ち位置としては……

  • メインに墓地対策が入っているせいで一部デッキを封殺している

  • ドラコ力線パッケージの隆盛で定番サイドに《毒を選べ》が採用されているせいで密かに得をしている

  • 土地コンボ系は依然として苦手。サイドに《活性の力》を取るのはアミュレットタイタンへの殺意の現れ

  • 突発禁止でインスタントタイミングの《死せる生》が無くなった事もあり、リビングエンド系に対して強く出られるシーンが増えた。今までは《魂標ランタン》の墓地掃除能力を起動した上から《死せる生》が被せられる事もあったが、今はそういうシーンが無くなった。

  • ドラコ力線パッケージでラフター減ってくれてありがとう

……という具合に、何故かちょっとだけ得をしている側になっているなー? と、そんな事を思っています。

ここに追加されるビッグスコア系カード。
即ち、鱗親和にとってのオリカ達。

4/19以降の鱗親和の活躍に、今から期待しています。

まあその2か月後にモダホラ3とかいう核弾頭が降って来るねんけどな!!!!!!!!!!!!!!!!


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