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讃美歌

生きていたらいいことがあるなんて言葉、いつから誰かがついた優しい嘘だと思うようになってしまったのだろう。 死ぬことが怖かった子供のときにみていたこの世界ってきっと願っていなくても神様が隣にいて、四六時中毛布にくるまれているような温かさを感じていた気がする。その温かさは人を信じることを疑わなかった素直さと純粋さの恩恵として受けていたものなのか、何かの見返りなんかではなく子供のときにだけ無条件に与えられる愛情だったのかわからないけれど。 生きるのが怖くなってしまったのはいつから

    • 考えないで誰かを傷つけるよりは、自分が病んででも考えすぎた方がいいじゃんね!

      • 幸福恐怖症?

        2024.9.24 ☁️ 言葉がうまく出てこない時って一体どうしたらいいの。わたしの口から出ていかなかった言葉で体がいっぱいいっぱいになってしまって最終的には涙という形で溢れ出してくる。ネガティブ思考にならないように、小さな小さな幸せを探して生きてきたけれど、小さな幸せさえもうわたしの人生には存在しないの? きっとうまくいく!ってお気楽に思っている方が上手くいくっていうけれど、それで失敗した時にもっとちゃんとしておけばよかったのにって言われるのが怖い。後悔するのが嫌なんじゃ

        • 夏の終わりと憂鬱な日々と

          2024/9/9  🌧️ 他人の日記やエッセイを読んでいると、ああなんて綺麗で軽やかで晴れやかな言葉を紡げるのだろうという人に出会う。そして嫉妬する。息ができないくらいに。羨ましくて羨ましくて堪らない。なのに、感情とは裏腹にそれを読む手がとまらんとまらん! 誰かの感情を揺さぶることができることへの憧れと、わたしにはそれができない悔しさ、そしてそんな人がこの世に生きているという世界への希望に頭が上がらない。貴方が絶望だと思っている世界で、貴方だけが唯一輝いているよ!貴方だけがこ

          のんびり休日に万歳

          2024/9/7 ☀️ 今日からまた日記を再開しようかと。私生活が忙しく少し離れていたけど、ようやく落ち着き、その分また空想の世界に浸ることも増えたから。最近、というのも仕事を始めてから、休日は自分の好きなことをするというよりも、週明け話題にできることをするようになってしまっている。積読本からではなく、書店にポップアップ付きで売られている本を手に取ってみたり、Netflixを閉じて連ドラを観てみたり、リバイバル上映の映画ではなく最近公開されたあの映画を気になってみたり、家で

          のんびり休日に万歳

          イマジナリーフレンズ

          頭の中がうるさいという話をした。 いつの頃からか、延々と頭の中で会話が繰り広げられている。主に自分が話していて、その話し相手は基本的に頭の中にしか存在しない、いわゆるイマジナリーフレンズ。「フレンズ」というのがポイントで、相手は複数いる。何人かに話していることもあるし、たった一人の相手に話していることもある。 その相手は、稀に実在する人物であることもある。イマジナリーフレンズの場合、彼らもかなり喋るしそれぞれ自我をもっていてわたしの話に意見をしてくることもあるが、さすが実際

          イマジナリーフレンズ

          『MIU404』を今更

          いまさら、『MIU404』を観た。 そしてどハマりしている。 1週間で2周し、いよいよ3周目に差し掛かろうとしている。睡眠時間を削って、仕事の時間を生活にかかる時間を削ってとにかくこのドラマに費やしている。 ここ最近止まっていたわたしの人生が動き出すと同時に身体中に感情が滾って溢れ出て止まらない。 どうしてこんなにハマっているのか自分でもよくわからない。バディもの、刑事ドラマ、ヒューマンドラマ、社会派、キャストの豪華さ、主題歌の良さ、安定の脚本家さん、きっとその全てが。

          『MIU404』を今更

          丁寧に、繊細に、踊るように

          7/16 ☀️ アマプラで『ジャズシンガー』をレンタルしたまま、最後まで見終わらずに寝てしまいそうだ。視聴期限がきれるまであと14時間、映画が終わるまであと1時間と少し、明日が休日だったら十分に時間があるのに悔しい。働いていると自分の人生を生きている瞬間があまりにも少なくてどうにかなってしまいそうになる。だからわたしは映画を観て、本を読んで、音楽を聴いて、文を書いて、考えて、悩むことで、自分を取り戻す作業をしているのだと思う。 7/18 ☀️ 朝から日記を書いている。昨日は

          丁寧に、繊細に、踊るように

          言葉が溢れてとまらない夜もある

          7/7 熱が下がった。頭痛も治った。ようやく自分の力で生きていることを実感している。 知らない間に七夕になってた。織姫様と彦星様は会えたのかな。織姫様と彦星様、彦星様と織姫様、順番ひとつでああだこうだ言われる時代。生き辛いな。でも逆に生きやすくなったのかも。それだけ気を遣ってくれる人が増えたのだもの。生きやすくなってくれていないと困る。 7/8 今日もそんなにうまく生きれなかった。一気に返したLINEはありきたりの言葉ばかり並べてしまったし、せっかく朝から声をかけてもらった

          言葉が溢れてとまらない夜もある

          人に恵まれる才能だけは優れている。自分だけ素敵な環境を手にしてるのに、周りには与えられない。むしろ迷惑。気を遣わせてしまう。いない方がいいんだ私なんかって、ずっと思ってるのに、私は私であることをやめられない。生きるのがすごくすごく難しい。

          人に恵まれる才能だけは優れている。自分だけ素敵な環境を手にしてるのに、周りには与えられない。むしろ迷惑。気を遣わせてしまう。いない方がいいんだ私なんかって、ずっと思ってるのに、私は私であることをやめられない。生きるのがすごくすごく難しい。

          わたしと仕事と人生と

          とにかく仕事に行きたくない 昔から学校に行くのが苦痛だった、嫌だった とにかくしんどかった 休日最終日の夜は絶対に泣いていたし 明日も学校に行かないと、仕事に行かないとって 思うと涙が止まらなくなる ほら今だって 仕事が嫌なわけではない 会社の人間関係が嫌なわけではない どちらかというと好きな仕事をしていて 希望していたところに近い部署に配属されて こんなにもいい人たちがこの世にいるのかというくらい 素敵で優しい人たちと働いている 恵まれた環境で働かされている だからこ

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          わたしのおまもり

          社会人2年目、4月。 ここ最近文章が書けなかった。学生時代はあんなにもつらつら、つらつらと頭の中で永遠に止まらない独り言を吐き出すかのように文章を書き続けていたのに。 それはきっと当たり前ではあるけれど、「生活」を中心に生きることを始めたからで、「娯楽」を中心に生きていた時とは程遠い思考の巡らせ方をしているからだと思う。 時間だけは有り余るほどあって、好きなものにだけ囲まれて、嫌なことからは一瞬にして距離を置くことができたあの頃。なのになぜかずっと満たされていなかったあの

          わたしのおまもり