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【セルフリノベーション】
セルフリノベーションを体験をしてきました。
ある空き家の和室を気持ちよ~く破壊し、再生していくプログラムです。
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セルフリノベーションとはいえ、素人ではできない電気工事や、切ってはいけない柱なども多いため、専門家の方と相談をしながら、作業できる工程を決めていきます。
①天井はがし
天井板をバールでたたきながら破壊して撤去しました。
細い板も撤去しました。
屋根に使っている土が、経年劣化でポロポロと剥がれ落ちていて天井裏をたたくとバサッと落ちてきて、髪の毛や服は真っ白砂まみれ!
目や気管にも砂ぼこりが入ってきます。
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②床の間の土壁を壊して撤去
床の間の土壁もバールでこそげ落としながら破壊しています。
埃まみれになりますが楽しい作業です。
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③畳をはがして撤去
畳を撤去した状態です。
この古家の畳は昔ながらの畳で、裏をひっくり返すと持ち手がついていたり、しっかりと編み込まれた土台になっていて立派でした。
写真の空いている床の部分ですが、覗くとすぐに1階の天井裏になっているました。隙間風が通りやすいので気密性が低く、住宅が寒くなる原因になっています。
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④気密性を向上するために床板にガムテープで目張り
板と板の隙間をガムテープを張って埋めていきます。
ちょっとしたことですが、手間とコストを掛けなくても気密性が格段に向上するそうです。
セルフリノベーションであれば、こうした工夫で工事費を削減することができますね。
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⑤根太板を設置するための計算と墨付け(印付け)
根太(ねだ)は、主に木造建築で使われる部材で、支えの役割を持っています。今回はこの根太と根太の間に断熱材を固定していきます。
設置する部屋のサイズを建築の規定サイズに沿って測り、根太の長さと間隔を計算して床に墨付け(印付け)をつけていきます。
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うっすらと床に青い直線が入っているのがわかりますか?
この線を基準に根太板を設置していきます。
⑥気密性を向上するために残った土壁の隙間をコーキング材で埋めていく作業
外壁に面した壁と柱の間には小さな隙間があります。コーキング材で埋めて隙間をふさいできます。気密性を高めて断熱効果を向上させます。
今回の古家は、壁材の中に綿が練り込まれていて、ほろほろはがれてきたり、コーキング材が上手く密着しなかったりと、少しの事ですがなかなか骨の折れる作業でした。
⑦断熱材を敷いていくための根太となる材木を”まるのこ”を使ってカットしていく作業
丸のこを使って根太板となる4Mの板をカットしていきます。
根太板作りの工程は、ホームセンターでお願いすれば簡単にカットしてくれる工程なので、お願いした方が良いのですが、今回は丸のこの使い方をマスターするためにカット作業を取り入れたそうです。
丸のこの扱いは重いのと、大ケガに繋がるので細心の注意と扱いが必要で、当初ビビりながらの作業でした。
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⑧断熱材をカット
断熱材もカットしました。
断熱材は、根太板と根太板の間のサイズに調整しながらカッターでカットしていきます。
20ミリの厚さがあり、一度でカットできないので、真っ直ぐにカットするのが難しかったです。
⑨根太材をビスで固定しながら断熱材を敷く作業
根太板と断熱材を交互に設置しながらビスで固定していきます。
思っていた以上にビスを大量に打ち込みます。
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⑩コンパネ(ベニヤ板)を敷いてビスで固定
コンパネ材(ベニヤ板)を設置し、日暮れになったので一旦終了しました。
次回は最後の仕上げのフローリングを敷いていく予定です。
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④~⑩の工程を行うことによって、気密性が増し断熱が向上するそうです。最後にフローリングを敷いて床は完成となりますが、時間切れとなり、次回に持ち越しです。
今回の気づき
ビス(ネジ)は、固定する材質によって利用するビスがちがうことを始めて知りました。そして、想像以上に大量にビスを使って固定することにも驚きました。ホームセンターで箱で販売していることにも納得です。
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今回、参加者8名で取り組みました。あれこれ助けてもらいながらですが、どの工程も私にはとても楽しい作業でした。
特に、天井をはがしたり土壁を破壊する作業は埃まみれになりますが、日頃のストレス発散になり、スカッとします。
全ての工程は、ちょっとしたコツや工夫で仕上がりが全然違ってくるし、根太材を設置する前の精密な計算が大変で、建築は奥が深いなと実感しました。