221009 10代終盤
代々木駅の寂れた方の改札を出て
人気の無い裏道みたいな舗装路を
トボトボと制服で進んでいた
何度か足を運んだ建物は
とても細くて隣のビルに
寄りかかっちゃいそうだった
見学の時は重く閉ざされていた
分厚い硝子のドアは開放され
右手の守衛室に挨拶をシながら中に入る
筆記と面接、準備は万全だった
先に筆記
初めての小論文は不思議と気負わず出来た
いつもコレなら愉しかったのになぁ
等と思いながらスラスラと
2020のロゴは字を産み出していく
次に面接
ロールプレイも万全
面接も気楽だった
爪を見せてサァ話すぞ
と思いきや志望動機を話し終えた途端
モウケッコウデス
との言葉
アタマの中にクエスチョンマークと
エクスクラメーションが乱舞する
何をシクジったのか?
それとも面接を要求シないレベルの
論文だったのか?
受かったのか或いは落ちたのか
想定より短すぎる面接が
ユトリと自信を奪っていった
試験が終わって直ぐに合格発表が行われた
受かってた
ナンだよ~心配サセやがって~( ´艸`)
と安堵して帰路に就いたのを憶えてる
入学式は明治神宮内の建築で行われた
制服の人が沢山いて
特に自衛隊の略綬フンダンの制服は
観るのも初めてで感動した
アレ一つ一つが勲章と言うのも後で知った
エラいらしい人が代わる代わる
ブラーブラーブラー
何か話して式は終わり
書類を受け取って帰った
フレッシュマンキャンプなるフレーズが
僕の心をザワザワさせた
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