2022年4月24日 アラフォーのおじさんが話題の白井球審から学んだこと

今日は夕方から仕事だったので、それまでDAZNでオリックスvsロッテの試合をTV観戦。自分はオリックスファンなのだが「またパーフェクト食らってしまうかも...」と令和の怪物に怯えながら、この1週間を過ごしていた。

だが、そんな不安も初回先頭打者の一球目で払拭され「今日はイケるぞ!」と、観戦に対するモチベーションが俄然上がる。結局、終盤に粘りは見せたものの残念ながら敗戦。まぁとりあえず前回手も足もでなかった相手を嫌な感じで降板させれたことは好材料だと思う。今後に希望を残す一戦だったのは間違いないだろう。

あの完全試合以来、日本プロ野球界は佐々木郎希投手を中心に回っている。急遽地上波放送が組まれたり、まさかの途中降板を巡り野球界の枠を超え様々な著名人が議論したり、今日の試合はチケットの売れ行きが10倍になって今季最多の観客動員を記録したらしい。

そんな朗希フィーバーが巻き起こる中、今日の試合の話題を掻っ攫ったのは、まさかの白井球審だった。

佐々木投手が何をしたのか、はっきりとは分からないが白井球審的には侮辱されたと感じたのだろう。おじさんが20歳にブチ切れて、18歳に宥められるという構図が非常に可笑しくて、各所でバズっている。

もしかしたら今日戦った両チームの誰よりも白井球審が興奮状態にあったのかもしれない。佐々木投手はここ2戦フォアボールさえ出してなかったので、際どいコースのジャッジなど、そのプレッシャーはかなりのものだったと推測できる。

また、これが所謂〝普通の投手〟なら、白井球審がこれほどまでに腹を立てることはなかったのかもしれない。バッテリーが自分の人生の半分も生きていない〝若造〟だったことは無関係ではないように思う。

自分もアラフォーになって、20歳前後の若者に多少たりともコンプレックスを抱くようになった。それが〝今〟を謳歌しているキラキラとした若者なら尚更だ。

SNS上では白井球審の謎のブチ切れを茶化すような投稿が多々見られるが、最近になって急激に自身のおじさん化を感じる身としては、他人事だとは思えないし、白井球審に共感できる部分もある。

自分が中年になって感じるのは、歳をとればとるほど、若くて勢いのある者に対して、無駄に張り合ってしまうし、時にはその眩しさから目を背けたくなるということ。

でも若者からすれば、知ったこっちゃないだろう。自分が若い時を思い返しても、おじさんに対し、別に優越感を抱くようなことはなかった。なんとも思ってなかったと言った方が正しいか。

なので、時にはその存在が大きく見えてしまう若者を前にしても、常に平常心でいるように心がけたいものだ。いつも何気なく観ているプロ野球だが、今日の試合を通して自分を省みることができ、学びのある一戦となった。

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