読書 尾崎世界観さん「私語と」
久しぶりに読書のお話。
音楽バンド「クリープハイプ」のヴォーカル
尾崎世界観さんの「私語と」を読んでみました。
「私語と」と書いて「しごと」です。
芥川賞候補にもなるくらいの小説作品を生み出す
尾崎世界観さんですが、この本は歌詞集になります。
本自体は以前から出ていたわけですが、
文庫本サイズになって登場しています。
歌詞集なので所属するクリープハイプの曲のメロディーが
読んでいるうちに思い浮かぶような内容です。
自分はクリープハイプの曲をすべて知っているわけでは
ないのですが、表現方法が多彩な尾崎世界観さんだけに
読み物としてとても面白いです。
そして、自分はラジオに関わるお仕事をしていますが、
すごくラジオ向きな方だと思うんですね。
というのも、ラジオは「想像」のメディアと呼ばれるように
例えば、パソコンを見て「あれ」「これ」では伝わりません。
大きいのか小さいのか、色はどうなのか、形はどうかなど
想像が出来るように表現をする意識をしないと
何を言っているのかがわからないんです。
そういう部分が尾崎世界観さんは非常に優れていて、
曲でも歌詞集でも浮かんでくるのが素敵ですね。
たくさんの人を引き付ける一端が見えたような気がしました。
本を読んでからクリープハイプの曲を聴くのも良し、
クリープハイプの曲を聴いてから本を読むのも良し、
どちらでも楽しめる一冊でした!
ーーーおまけーーー
Spotifyで個人的な好きなクリープハイプの曲を
15曲選んでみましたので
是非曲も聞いてみてください。
私語とに入っている曲も一部あります!