AFC公式サイトのACLのスタッツを見ていたら面白かった件
マリノスのACLでの戦いが始まりました。全北現代との試合を見ての感想はこちらに書いてありますので、お暇でしたら読んでいただけるとうれしいです。
今日はたまたまAFCの公式サイトを見ていたらこの試合のスタッツが公開されており、Jリーグには無いデータばかりだなぁと興味深く面白かったのでお恥ずかしながら私が思ったことをつらつらとnoteに書いてみることにしました。
戦術分析をしている方々からすれば、こんなの別に普通じゃん?とか思われるかもしれませんが。
※Statsのタブをクリックして見てくださいね。
1、ヒートマップ
とくに私が見ていて面白いなと思ったのはヒートマップです。ヒートマップとはググると「選手やボールがその領域に居た時間を示す図」ということらしいです。
公式サイトではチーム全体のヒートマップはもちろんのこと、各選手ごとのヒートマップも見れました。
ちなみにトップ画に設定したのは全北現代戦でのマリノス全体のヒートマップです。
ということで、各選手別に見てみましょう。
(ちなみにこんなヒートマップをまともに見たのは初めてに近いので、見方がよくわかってない可能性があるので間違ってたらごめんなさい。)
梶川の場合
赤くなっているところがとくにいた時間が長いエリア。ほぼペナルティエリア内にいることが多いのですが、上の方にポツンとぼんやり青くなっている部分が。ここまで上がってきたということですね。一般的なGKよりかは高い位置を取っているときもあるということがわかりますね。
ケニー(=松原健)の場合
右SBなので右側に偏るのは当然ですが、やはり偽SBというのを採用しているマリノスですので、結構内側に入ってきているなというのがわかります。
ティーラトンの場合
ブンちゃんは左SBなので、左側にいることが多いのは当然ですが、先程のケニーと比較するとケニーほど前後(この図でいうと左右)にはあまり動かず、狭いエリアにいたことがわかります。ケニーのほうが若干内側に入るエリアが広いのかなという気がします。
畠中の場合
CBの割には幅広いエリアにいるように思います。赤くなっているところが長く滞在していたことになるので、結構センターサークル付近にいることが多かったということになりますかね。
チアゴの場合
えっ、同じCBの槙之輔(=畠中)より広いエリアにいたことに。まぁ、ドリブルで前に上がっていったシーンもあったので、その分広くなっているわけですが、それにしてもチアゴのカバーエリアが広いんだなということですかね。
喜田さんの場合
喜田さんはハーフウェイラインより前目にいることが多いですね。
タカ(=扇原)の場合
喜田さんと比較すると、喜田さんは左右(この図だと上下)に広く、タカは前後(この図だと左右)に広くいたことになりますかね。同じボランチでもこうも違うんだなと思いました。タカの方がもしかすると走行距離が長いかもしれません。
マルコスの場合
マルコスっていつも縦横無尽に走っているイメージがありますが、こうして見ると意外と左サイド側に寄ってることが多いんですね。でも、薄らぼんやりしているところも含めると広い範囲にいたことになります。
テル(=仲川輝人)の場合
テルは右WGなのでやはり高い位置にいることが多いですね。
渓太(=遠藤渓太)の場合
渓太は右WGなのでやはり高い位置どりをしていますが、逆サイドのテルと比べるとカットインなど内側に入っていくことが少ないのかなということかと思いました。
オナイウの場合
オナイウはここに集中的にいたという箇所が少なく、黄緑色になっているエリアの数が少ないところを見ると、あまり動いていないことになるのでしょうか?
2、平均ポジション
ヒートマップの次に面白いなと思ったのは平均ポジションの図。
キックオフ時はこんな感じ
黄色が全北現代、青がマリノスです。
全北は4-1-4-1、アンカーをおいている形。
マリノスは4-2-3-1となってますが、実際は4-2-1-3ですかね。
それが、試合中に平均的にいたポジションを図にしたのがこんな感じ(番号は背番号です)
真ん中に集まっているところを見ると、比較的両チームともコンパクトだったのかなという感じがします。ただ、黄色の92番の選手はずいぶん低い位置取りをしていたんですね。
マリノスはチアゴと槙之輔の位置取りの高いこと。マリノスがハイラインなんだなというのが改めてわかります。
またマリノスの選手が密集しているところを見ると、近い位置にみんながいることでパスを回していたということになるのでしょうか。
最後に
スタッツを見ているといろんな発見があるものだなと気づいた次第です。
この他にも誰がどの選手とパスのやり取りをしたのかとか色んな発見があるので見てみると面白いですよ。オススメです!
(そういえば、走行距離やスプリント数といったJリーグではおなじみのスタッツが逆に見つからなかったような…見落としていたかな?)