インコグニート
90年代はJ-POPを聴きながらも、
洋楽への関心を深めていった時期。
特に、アシッドジャズといったジャンルのものを、好んで聴いていたんだな、と今となっては思う。
大人になってピアノを再び始め、
教室の発表会ではスティービーワンダーの曲を選ぶことが多かった。
名曲「Don't you worry 'bout a thing」に取り組んだときに、いろんな人のカバーを聴いてみた。
そのなかにロンドン発のジャズファンク、アシッドジャズのバンド「インコグニート」のバージョンもあって、カバーの域を超えていて自分たちの曲として成立している感じで格好良かった。
そこからインコグニートの曲を探るようになり、
「Still a friend of mine」を聴いたときに、
あれ、昔聴いたことがあるかも、ってなった。
ああ、インコグニート、昔から好きだったんだな。
そこからは、定期的にサブスクやYouTubeでインコグニートに触れるように。いつしかライブに行ってみたいな、と思うように。
そして、パンデミックの影響も減り、
このたびインコグニート来日!
私もチケットを取ってブルーノートへ!
昨年ラーシュ・ヤンソン(スウェーデンのジャズピアニスト)のライブに行けたときも、そう感じたのだけど、「カッコよく美しい音が、自分の目の前で当たり前のように奏でられている奇跡」みたいなことを感じて感動。
あと、リーダーのブルーイの愛ある言葉や茶目っ気に魅了される。
そしてそして、大所帯のバンドメンバー全員をフューチャーしていると感じられるライブ構成。
今まで行ったブルーノートのライブの中で、いちばん愛が溢れていました。
そして、心が温かい感じ、今でも続いています。
どうかまた来日してくださいますように。
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