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印象派

ある晴れた平日の午後
東京都美術館で現在開催中の
印象派展に出かけました。

モネの作品をたくさん見られるのかな、
とあまり下調べをせずに出かけたら…

フランスなどに印象派のスキルを学びに行ったアメリカ、日本などの画家たちが、自国でどう印象派を膨らませて、オリジナリティを出していったか、という展示内容でした。

もちろん当初の思惑通り、
モネやルノワールの作品も鑑賞して満たされました。
モネの「睡蓮」は、ずーっと観ていられる美しさでした。

でも今回印象に残ったのは、
アメリカ印象派の作品や、
黒田清輝や久米桂一郎らの明治期から大正期の作品でした。

海を渡って学び、自国に戻ってさらに極める。
そこにロマンや、
並みならぬ苦労もあったのだろうという感慨深さ
みたいなものを感じました。

音楽やほかの芸術、学問でも、
海外留学は昔からよくある動きだと思います。
でも今みたいに簡単に海外に行ける時代でもなく、覚悟が半端なかったであろうと思ってしまいました。同時に希望に満ちあふれていたのでしょうね。

おみやげももちろん購入。
あのポストカードも買えばよかったーと
帰宅後後悔したり(美術館あるある)。

最近マティスやホックニーなど
ひとりの画家にフォーカスを当てた展示しか見ていなかったので、今回は鑑賞しているときの自分の熱量がいつもより低めだったかも?と思ってしまったけど、あとからじわじわ、いい展示だったなと余韻に浸っています。

印象派 モネからアメリカへ - ウスター美術館所蔵 -
東京都美術館にて
~ 4 / 7(日)



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