PMとして新しい環境で速攻で信頼を得て結果を出すための3つのコツ

はじめに

Qiitaに書いたものをnoteに移管しています。
ZOZOテクノロジーズその3 Advent Calendar 2018の記事です。
ちょっと他のみんなとは毛色が違いますが、PMとして新しい環境で速攻で信頼を得て結果を出すために実践したコツについて書きます。

今いる環境から動くことが不安 だったり、新規事業は楽しそうだけどいざ自分が担当するとなると怖い、PMとしてユーザーに向き合ってるのにエンジニアに理解してもらえない 、サービスが思ったようにグロースしないということはよくあることだと思います。
そういった状態でも成果を出すために実際に工夫したことをまとめました。テクニカルなことはほとんど書いてないです。周囲に全力で助けてもらいながら、6月に入社して9月にはこういった結果を出すことができました。今も絶賛グロース中です。

​そもそもおまえ誰?

ZOZOテクノロジーズで新規事業のPMをやっているysk_urです。
これまではデータアナリスト、新規事業責任者、新規事業PMみたいなことをやってきました。
ソーシャルゲーム、クラウドソーシング、CtoCとかをやって、ZOZOテクノロジーズにジョインして今はEC、広告をやってます。副業でIoT、ペット、スポーツ、アドテク、投げ銭サービスなどの経験もあるので携わったサービスの領域は広いです。
新しい環境や短期的なプロジェクトに入ることは慣れていたのもあり、いつも意識していたことを紹介します。

新規事業を推進するにあたって特に意識した3つのこと

・知ること
・輪に入ること
・ 減らすこと

知ること

①ドメイン知識

まず急いでファッション業界やEC、広告のことを知ろうとしました。そもそもいろんな課題が複雑に絡み合っているので今回進める新規事業が何を解決するのかをより解像度を上げて理解するように努めました。また、サービスを徹底的に触ることも大事です。ゲーム会社のときはひたすらゲームをしましたし、クラウドソーシング会社のときは発注者、受注者の両方で利用しました。
なぜドメイン知識を知る必要があるのかというと、領域のことを知らない人間が旗を持っても周囲の人は不安になります。初期は教えてもらう必要はもちろんありますが、関係者と前提知識を合わせる必要を最速で合わせることでコミュニケーションがスムーズになります。
ただ、担当領域に関しては一番詳しい必要があるのは間違いないのですが、常に一番素人であるという自覚も必要だなと感じています。マーケットもユーザーもすべてが常に変化しているので、学び続けないといけません。

②関係性
当たり前といえば当たり前なのですが、どういった人に巻き込まれてもらうのか。誰が意思決定者なのか、実働は誰なのか、などです。新しい環境で横串でプロジェクトを進めるといったことはそんなに頻繁に発生することではないとは思いますが、組織の力学を理解することで、助けてもらいやすかったりということがあります。意外と大事です。

輪に入ること

PMとして1番大事なことは、ユーザーと向き合いサービスをグロースさせることなのは言うまでもないと思います。僕個人として2番目に大事だと思っていることは、チームを作ることだと思っています。なぜなら、自分がコードを書けるわけでもないし、お金を出せるわけでもないので、周囲に助けてもらう必要があるため、チームの輪に入ることがとても重要になります。
そもそもZOZOはとても社員同士の仲が良いですし、受け入れてくれる文化はあります。
そうはいっても新人でかつ新しいことを進める人間なんて警戒されるに決まってます。僕が逆の立場でも多少なり警戒します。
グループ会社が複数ある、物理的に勤務地が離れている、といった状態で業務をすることが多いので、輪に入るために初期は積極的に対面で話すことを意識しました。
もちろんリモートでも仕事はできます。考え方としてはチームビルディングに近いですが、立ち上げ期は対面でのコミュニケーションを増やすことは必須だと思います。意味もなく執務室を歩き回ったりもしました。
テキストで伝わるであろうこともあえて口頭で伝えることといったこともしました。コミュニケーション大事!

減らすこと

プロダクト作りの初期段階において最も大事なことはいかに作らないかだと思っています。これは前職で強烈な原体験があるのですが、使われないものは作らない、必要以上に複雑にしないというのを徹底するように気をつけています。
今回のプロダクトでも想定される「あったほうがいい」という機能も含めた機能と仕様をざっと書き出すとめちゃくちゃ多い。本当に多い。
さらに関係者にヒアリングを進めるとどんどん増えていきます。

(ものによりますが)小さく早く試しながら進めるほうが関係者もうまく進んでいる体感を持てますし、ものを見ながら議論ができるのでスムーズです。そのため、一旦広げるだけ広げて思い切って初期の仕様を減らしました。
ただ単に減らすのではなく、減らす過程や、減らす理由は必ず共有します。単純にやらないのではなく時期をずらし、次のバージョンアップで導入することを前提で設計をしてもらったりなどもしました。MVPの考え方だと思います。

最後に

簡単にですが、僕が実践した3つのコツを書かせてもらいました。当たり前のことが多いとは思います。新しいことに取り組むのは不安なことも多いですし、課題が多くあります。そういった思いを持ってる人の少しでも助けられるといいなと思います。
新しいことに挑戦する機会はたくさんあるので、興味持った方はぜひ一度遊びに来てください。

弊社の他のアドベントカレンダーはこちらからどうぞ。良記事たくさん。
ZOZOテクノロジーズのアドベントカレンダーその1
ZOZOテクノロジーズのアドベントカレンダーその2
ZOZOテクノロジーズのアドベントカレンダーその3


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